2024年6月21日
日立運動公園
タイミングベルト折損
メンテナンス不足…自らの不徳のいたすところ。ビンちゃんごめん。
千葉から常磐道で日立中央インターまで順調に飛ばし、下道も至って快調。
日立運動公園の桜アリーナ前駐車場で駐車場の空きを探しました。当日はイベントらしく、1番奥の角の身障者用スペースが1つ空いているだけでした。
待っていれば直に空くだろうと思い駐車場をゆっくり徐行して周回していました。
その時に起きました。
急にエンジンがストールしエンジン停止、クランキングで一旦かかるも息つき状態。わずか100メーターほど走って先程の唯一空いている身障者用スペースの前の角を曲がったところで彼は息を絶えました。
緊急事態で仕方がないので、唯一空いている身障者用スペースに、まっすぐ10mほど押してバックさせ車を収めました。
公園の管理事務所に理由説明のうえ駐車の許しをもらい、その日の訪問目的を終えました。
当初は、また暑い暑い病かな?冷えればエンジンかかるんじゃないかな?なんて呑気に考えてました。
帰りがけ、イグニッションを回してもセルが回るだけでクランキングされません。バッテリーも劣化しているものの機能しているようです。
今まで経験した事ない症状なので、つくばのKさんに電話で相談しました。
彼は症状を聞いて、原因をいっぱつで言い当てました。
5本のネジを外しタイミングベルトカバーを外すと、タイミングベルトの山が何箇所か欠損していました。
86の場合、厄介なことに発展しやすいタイミングベルト切れです。
観念しユニックを呼びました。
一夜明け
ユニックの上で一夜を過ごし、明けた6月23日の日曜日、つくばのkモータースに、超過密を無視して半ば強引に押し付けてしまったとも言える状況で引き受けて貰い、車が無事に届いたことを確認しました。
申し訳ない。そして感謝です。
まずはベルト交換をしてみて、動かなければ次のアクションと深掘りをしていくことを提案いただき、先方様の過密スケジュールを考慮し、提案に了解しました。
ビンちゃんのエンジンは、N….や、R..のD車を作っている長野のチューナーで手掛けられた昔のGr.Aエンジンの街用デチューンエンジンです。作った当初、希望としては100,000キロ、保証できるのは60,000キロとして作られたエンジンですので、80,000キロ保ってくれたのは、上々と感じてます。
損傷理由がオーナーのメンテナンス不足であったというのが1番の心残りです。
ナポレックスのビックバルブ、ヘッド面研、TRDカパーガスケット、輸出用ピストンほか、クリアランスがシビアな作りのため、残念ながらご賢察の通り、相当の大ダメージが予想されます。
9月から収入がなくなる分際ではありますが、3桁の修理予算を覚悟しました。
少しでも安く上がってくれることを願います。
申し遅れましたが、私本人は特急がなくなり、仕方なく各駅停車の電車を乗り継ぎ最後は深夜タクシーを使って朝方帰宅しました。
久しぶりの電車の長旅も結構いいものだと負け惜しみを言ってみます。
何よりも、止まった車を見て押してくれた通りがかりのお父さんとか、クランキングしてもエンジンのかからない様子を見て駆けつけてくれたトヨタの元メカニックさんとか、深夜で足のない私を見て近くの駅まで送ってくれることを申し出てくれた、数々の初対面の方々のご厚意と、たくさんの人々を動かしてくれたビンちゃんの人柄に厚く感謝します。
エッ⁉️
お騒がせしました。結果出ました。
覚悟していたエンジンオーバーホールは不要だったようです。
タイミングベルトと定期交換部品の交換だけで済んでしまいました。
超うれしい誤算です。
早めに取りに行き、慣らし走行からゆるゆると走り始めます。
後日
早朝、大きな声で目が覚めました。
「ビンちゃんはいつも●●さんの角のところにいて出かける時も帰る時も、居るかなぁって見てるんだから、いないとビンちゃん悲しむ」
わけのわからない日本語です。どうやら家族は夢を見て大きな声で寝言を言ったようです。
その日、仕事午前中で終え、延々と電車を乗り継ぎ愛車を連れ戻しに行きました。
まずは低回転からゆっくりと、徐々に回転をあげ慣し走行しながら、自分の古巣に戻りました。
Posted at 2024/06/23 11:44:10 | |
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