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2025年09月01日 イイね!

【文科省推奨図書】みんなで感想文を書いてみよう!

わたしは家の中でもわりとちゃんとした格好をしている。
少なくとも、一人だからといって下着だけでうろうろしてることなんかない。なのに・・・。

いや、それがたとえばお風呂場とかならわかるんだよ。
けれど、夜中に喉が渇いて麦茶を飲もうと冷蔵庫を開けると、なぜか冷蔵庫の棚にはかなくインモ~が1本あったりするんだよ。
びっくりして尻もちついちゃった。

みんなも経験あるよね。
それにしても意味がわからない。
なんでこんなところに。
だってそのときもちゃんとTシャツとショートパンツだった。
その日1日を振り返っても、こんなことが起こるはずはないんだ。

再びベッドに戻って寝ようとすると、おや?どこからともなくかすかに賑やかな歌が聞こえてきたのだ。

♪空にきらきらお星さま (チャチャチャ)
理沙がすやすや眠る頃
みんなでパンツを飛び出して
踊るインモ~ ちゃっちゃっちゃ

(みんないっしょに~!)

インモ~ ちゃちゃちゃ
インモ~ ちゃちゃちゃ

(もっと大きな声で!アリーナ!2階席、3階席もっ)

ちゃちゃちゃ インモ~ ちゃっちゃっちゃっ

・・そうか。
そういうことだったのか。

宇宙がビッグバンによって誕生したのがわかったのはじつはつい最近のことである。
それまで宇宙は静的なものと考えられていたので、たくさんの星から受ける光によって地球では目が開けられないくらいに眩しく、そして受ける熱によって地表温度は6000℃に達するという、事実とは異なる計算を誰もが否定することができなかった。
でも現実にはたったひとつの太陽が昇るか沈むかだけで地球は明るくなったり暗くなったりしている。
しかしもしも、と誰かが思いつく。
そのたくさんの星から放たれる光の速度よりも、さらに高速で星たちが地球から離れていってるとしたら?
そうやって宇宙は静的なんかではなく、常に膨張し続けていて、その膨張のエネルギーになるビッグバンがあったのだとされた。

わたしたち人類は勝手にインモ~が静的なもので意志を持たないと勝手に決めつけてこの何千年も生き続けてきたのではないだろか。

もしインモ〜が独自に運動することがないとしたら、夜中の冷蔵庫にいるはずがない。

すがすがしい朝に履こうとした買ったばかりのパンプスの中にいるわけがない。だって昨日買ったんだよ?

おしゃれなカフェでカッコよく脚を組んだストッキングの中に、たった1本なのに驚くほどの存在感でいるわけがないのだ。

インモ~には意志があった。そしてインモ~は動的だ。
人間はまだそのことに気づいていないのだ。

ある晩わたしはわざとらしく大きないびきをかいて寝たふりをしていた。
もちろんインモ~たちを油断させるためだ。
すると脚に1本のインモ~がそっと抜け出していくのが感触でわかった。
(やっぱりそうか)
仮説に確信を得たわたしが、より一層大きくいびきをか着ながら片目を開けて見ていると、残りのインモ~たちも一斉にわたしのパンツからゾロゾロ出てきた。
ある集団は互いに絡まり合って1mくらいの高さになった後、先端がくにゃっと曲がり、ドアノブを回して扉を少し開け、残りのインモ~たちはわずかな隙間からゾロゾロと寝室を出て行った。

わたしはそっと起き上がりインモ~たちの跡を追った。
玄関ドアを開けて出ていくインモ~たちと、キッチンの冷蔵庫から飲み物や食べ物を持ち出すインモ~もいた。
先に出たインモ~がうっかり冷蔵庫のドアを閉めて外へ行っちゃったので、わたしは中に閉じ込められてしまった1本をつまんで逃げられないよう手のひらにセロテープで貼り付けた。

「あ!理沙ちゃん!お願いだ!僕をカミソリで切り刻まないで!」
「そんなことしないわよ。それよりみんなはどこへ行ったの?」
「・・・・・」
「案内して!切り刻むわよ」
「わ、わかったよ」

捕虜にしたインモ~の言うとおりに歩いていくと、住宅街の中の公園に着いた。
小高い丘があって、その上に屋根とベンチがあり、そこからまたあの歌が聞こえてきた。

♪インモ~ ちゃちゃちゃ
♪インモ~ ちゃちゃちゃ

手のひらのインモ~がわたしに叫んだ。
「理沙ちゃん!逃げて!見つかったらたいへんだよ!」
「てゆーか、このインモ~ってぜんぶわたしの?なんかものすごい数なんだけど」
「いいからあの木の上に登って!早く!」

しかし足を滑らせて見つかってしまった。

「おい!人間がいるぞ!」
「えええっ 人間? あ、ほんとだ!理沙だ!」
「あの女を引っ張ってこい!」

わたしはベンチの上に立たされ、手足はインモ~で縛り付けられ、絡まり合ったインモ〜たちは一瞬にして周囲から見えないよう壁をつくり上げ、インモ~たちに囲まれしまった。

(えええ わたしのインモ~ってこんなにたくさんいたっけ?)

しかし人間がインモ~ごときに支配されてどうする。
ここはインモ~の惑星なのか?
そこでわたしはインモ~たちに大きな声で訴えた。

「あなたたちは人間の体の一部なのに、なぜ人間を目の敵にして共生しようとしないの?」

すると1本のインモ~将軍が前に出てわたしに言った。

「共生だと?じゃあ聞くが、なぜおまえは俺たちを簡単にカミソリで剃ったり切ったりするのだ?同じ毛でも髪の毛にそんなことはしたことないだろう!この人毛差別主義者が!」

「髪の毛だって切ってるわよ!」

「切ってるだけだろ!毛根はだいじに残してるだろう!俺たちのことは容赦なく根こそぎ抜いたりするだろう。レーザーで毛根まで焼き切るし!」

するとドレスを着ていた若いインモ~ちゃんが「信じられない!毛根ごとレーザーだなんて!」と気を失い、周囲からは「きゃー」という悲鳴も上がった。

「でも、だって、そもそも君たちってなんのためにいるの?」

「ほんとに俺たちのことを知らないようだな。俺たちは体温調節をして、色素沈着を守り、過剰なフェロモン分泌の飛散も抑えてるんだ。
そこへいくと髪の毛なんか見た目だけでなんの役にも立っていない。
俺たちは髪の毛みたいに見た目はよくないかもしれないけど、見た目のことを言うなら、一度でも俺たちにコンディショナーやヘアパックをしてくれたことがあるのか?!

そもそも洗い方だって髪の毛のようにやさしく洗ってはもらえない。
あの雑な洗い方はなんだ!
俺たちは泡立て器じゃないんだぞ!」

「そ、それは、、確かに」

すると今度はわたしの髪の毛が静かに語り出した。

「髪は女の命なんていって確かにだいじにはしてくれるけど、一度抜けて床に落ちようものならまるで汚いものでもみるかのような顔で、素手じゃなくてティッシュでつまんでゴミ箱行きよ。冷たいものよね」

返すことばがなかった。

「まあ、、そう言われてみれば・・ごめん。これからはもっと髪の毛もインモ~もたいせつにするわ。なんかもういっそ頭からインモ〜でもいい気がしてきたわ!」

その瞬間、わたしの手足を縛っていたインモ~はハラリと落ち、何千何万というインモ~たちは歓声を上げて一斉にわたしに抱きついてきた!

よーし!みんなで歌うぞ!

インモ~ ちゃちゃちゃ
インモ~ ちゃちゃちゃ

わたしも泣きながら、そして舌についたインモ~を指でつまんで出しながら、一緒にお歌を歌った。


後日ご近所の奥さんにこのお話をしたところ、むかし水たまりに落ちていたインモ~を拾って、車のボンネットに乗せて乾かしてあげたら、翌日の深夜インターホンが鳴り、出てみるととても美しい女性が立っており、「わたしは昨日あなたにたすけていただいたインモ~でございます。恩返しにどうかインモ~で編んだふかふかのコートをつくらせてはいただけないでしょうか」と言われた話をしてくれた。そして心温まるお話に、その奥さんと2人で泣いた。

空気を抱き込んでとても暖かいコートで、ダウンジャケットなんかには戻れないそうである。
カラバリも豊富で、黒や茶はもちろん、材料集めに時間はかかるものの真っ白なおしゃれなコートも編んでくれるそうだ。

みんなでインモ~をたいせつにしよう。
人毛の上に人毛をつくってはいけない。
髪の毛もインモ~も同じ自分の体毛なのだ。
永久脱毛なんて、人間の誤った美的感覚とマッドサイエンスがつくり出したものなのだ。

♪空にさよならお星さま(チャチャチャ)
窓におひさま照らす頃
みんなで帰る あのパンツ
そして眠るよ ちゃっちゃっちゃっ

ちゃっ! ちゃっ! ちゃ〜〜〜


小さなお子さまのいらっしゃるみん友さんは、このお話を読み聞かせに使ってもらってもけっこうです。


体毛というのは進化の過程で、全身体毛に覆われていたうちの一部だけが残ったとされる。
しかしわたしはそもそも進化論を支持していない。
高校生の頃、氷河期の後に再び現れた種は、徐々にではなくそこで劇的な進化をしていて、それを断絶平衡というのだと知ったが、わたしはそれを進化とするのはあまりに無理があるという考えが当時から今も変わっていない。
進化論はずっと常識として世界中で教育されているけれど、わたしと同じく、この進化論を当時から否定していたのは、誰あろうダーウィンその人である。
ダーウィンは自分の進化論について重大な誤りを見つけ、進化論は間違っていたと自ら否定したが、既に進化論は教科書にも載るほど急速に広く深く浸透していて、ダーウィンによってすらもうひっくり返すことはできなかったのだという。

わたしたちの祖先は、わたしたちと変わらない姿で、ピテカントロプスでもシナントロプスですらない。
全身を毛で覆われた姿の猿人は、わたしたちとは分断された種であると、わたしはずっと思っている。
つまり全身が毛で覆われていたのが今は一部だけが残ったのではなく、最初から体毛というのはそれぞれに役割を持って存在しているのだ。

ビッグバンもそうだが、ある状態にパラドックスが産まれて新しい理論が完成して広まると、ものを考えない人たちによってそれはすぐに常識となりカルチャーになる。
そして頭のいい人の失敗を、頭のわるい人たちは許さないのだ。
今なおインモ〜はパンツの中でおとなしくしていると信じ込んでいて、それ以上自分で考えることはできないからだ。

冷蔵庫の棚にインモ〜を見つけたら、そこに人間の愚かさを知ろう。
Posted at 2025/09/01 18:54:25 | コメント(7) | トラックバック(0) | 日記
2025年08月31日 イイね!

ボディーカラーをまた黒にした理由

CX-5を検討してる段階では、都市型SUVで、スマートなスタイリングという印象でしたが、自分の車になってそばに寄ってみると、意外とデカくてゴツい。

みなさんもスーパーの駐車場とかでCX-5があったらぜひ近づいて見てください。
いやいや近くで見ることくらいどうってことはありません。
先端が薄く尖った印象のようですが、実際にはグリルは直角に切り立っていて面積もかなり大きくてゴツいでしょ。

もしもそのCX-5に鍵がかかっていなければドアを開けてみてください。
いやいやドアを開けるだけならどうってことはありません。
非常に落ち着いていて質感のあるインテリアということがおわかりいただけると思います。

じゃあ座ってみましょうか。
いやいやちょっと座るくらいどうってことありません。
シートはバケットのように自然と姿勢をまっすぐに整えてくれて、硬さもあり、ちゃんとしてるんだけどラクっていうのを実感できると思います。

ちょっとだけ走ってみる?
いやいや走るっていっても5kmくらいですよ。他人のクルマなんですから当たり前でしょ。
5kmくらいなら1リッターも使いませんからどうってことありません。
スタートボタンは左側にあります。
走ってみると、わたしがレビューに書いてる「堅いんだけど当たりが柔らか」という不思議な感覚をご理解いただけると思います。

初めて運転する車で喉が渇きましたか?
アームレストの中を開けてみてください。
小銭入れがあるんじゃないでしょうか?
スタバとかはダメですよ、さすがに。
もういい加減いい歳なんだから少し謙虚になれませんか?
自販機の缶コーヒーで我慢してください。

では車を元に戻しておきましょう。
スーパーからその車のオーナーが戻られたらちゃんとご挨拶はしましょう。
そういう礼儀はたいせつです。
あなたがCX-5に乗ってどう感じたとしても必ず褒めるのが礼儀です。

「ちょっとこの辺一周しましたけど、いやあいい車ですねえ」

いやいや、最悪の場合でも懲役は10年以内なのでどうってことはありません。

そしてあなたが再び社会に戻ってきたときには、おやおや?CX-5がモデルチェンジしてスーパーの駐車場に。
え?近づいてみたい?
うーん、まあ近づくくらいはいいんじゃないですかね。
え?ロックがかかってない?
開け・・て・みる?

ところで、わたしのCX-5には半径100m以上は近づかないでください。



CX-5のボディカラーをなぜブラックにしたのか。
前の車のWISHは、ディーラーのメカニックさんがブラックに乗ってらっしゃって、それを見て一目惚れでした。
しかしCX-5は素敵な色が揃っていてほんとに迷いました。

当初考えてたのは特別色のマシーングレープレミアムメタリック。
金属的な質感を持つダーグレーのメタリックです。



しかし買おうと決断した頃に、新色のプラチナクオーツメタリックが追加されました。
この色はすれ違ったCX-8で見て、とても上品で高級感のある雰囲気に目を奪われたものですが、その時点ではCX-5にはなかった色です。
白金というのか、ゴールドに寄ったシルバーで光が当たる角度によってその色合いが変化します。



でも2つともやめたのは、やっぱり洗車好きならではの理由です。
どちらの色もしっかりと映り込みを表現できないのです。
シルバーっぽいプラチナクオーツはもちろん、ダークカラーのマシーングレーも映り込みのエッヂはカチッと立たないんですよ。
結局それはブラックにしかできないことで、CX-5だとジェットブラックマイカです。



グリル周りもホイールもブラックのグレードですが、わたしはブラックのホイールってあんまり好きじゃないんですよ。
巷ではCX-5のホイールはかっこいいといわれ、ブラックのホイールは人気なようですけど、なんかピンとこないんですね。
でもホイールがかっこいいとかよりも全身が黒一色なら、その塊感はかっこいいような気がしました。

でもほんとはマイカの入っていないソリッドなブラックのほうが映り込みはより美しいんですけどね。

WISHのとき、白いWISHを見るとわたしのよりワンサイズ大きく見えました。
なので膨張色はいいなあと思ってたんですけど、とても不思議なことにCX-5の黒って大きく見えるんですよね。
おそらく「全身黒」という塊感がそう見せてるのだと思います。



これはわたしのクルマですが、上のカタログ写真と比べてもなんか大きくてゴツく見えませんか?

え?同じに見える?

えええっ

ではあなた、どちらの矢印が長く見えますか?



それにしても夏に納車されると洗車ができません。
でも春は春で、花粉や黄砂でコーティングできません。
新車は、ちょうど今くらいの時期に契約して、秋に納車というのが理想ですね。
Posted at 2025/08/31 09:41:49 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記
2025年08月16日 イイね!

「大人になる」ということ

わたしはもう充分すぎるほどに大人の女である。
年齢的にはもういいわけができないほどに大人である。
とくにお仕事では大人でいなければならない立場になってしまっているのでなおさらだ。

だからいつも落ち着きのある大人でいる。
隙がない顔と言われる。

でもひとりの家の中では子どもの頃から何も変わっていない。
最近もお風呂上がりに鏡の前で化粧水つけてたら鼻水を出そうになり、そこにティッシュもあったけど、鼻はかまずに鏡の前で口を開けて「あー垂れる垂れる!」なんて一人でやってる。
鏡の前ではどこまで垂れるか新記録の樹立にいつも挑戦している。
そしてふと我にかえり「一人で何をやってるんだ 熟れた女体で」と凹む。

わたしは酒豪のような顔をしてるとよく言われるが、じつはお酒は一滴も飲めないし、好きなはずのコーヒーだってブラックでは飲めない。

しかしもっともわたしが「大人の女」になれていないのは「出産と子育て」を経験していないことだろう。

聞けば出産の痛みは大型ダンプと正面衝突したときと同じ衝撃があるらしい。

最近、仲のいいご近所の20代後半の奥さんに赤ちゃんが産まれたので、お祝いを持ってご挨拶に伺った。
旦那さまも笑顔で出てこられ赤ちゃんとも対面したのだけど、そのときのご夫婦の会話にわたしは驚愕した。

「この子が女の子だったので、旦那が次は男の子がいいなっていうんですよ。わたしももう1人はほしいんですよね」

「もう1人どころかボクとしては9人産んでもらって野球チームを作りたいんですよね!」

「あら、そんな経済力、うちにあるのかしら」

「それを言われるとつらい!わっはっは」

わたしは本当にびっくりした。
お金の問題とかじゃないだろう。
ふつう大型ダンプと正面衝突したら、もう二度とそんなのゴメンだと思うのが人間ではないだろうか?
しかしもしも経済力さえそれを許すのなら、あと8回は自ら大型ダンプにぶつかりに行くと言うのだ。
おい、頭だいじょうぶか? 半熟女体。

そこへ、もう完熟しきって表面が少し腐食しかかってるお隣の女体さまが通りかかり、「あら、赤ちゃんかわいいわねえ」と近づいてこられた。
そしてわたしにも「まあ理沙ちゃん。今日もお綺麗ね」。
わたしは赤ちゃんと同列の扱いかよ。バブバブ。

そして、その腐食進行女体が「あら、最近の乳母車ってかわいいのね」と言い、「やだ奥さま、今どきはベビーカーっていうんですよ」と熟れた女体のわたしが言うと、半熟女体が「えっと、、最近はバギーっていうみたいです」と言ったので、長期熟成の2体は険しい顔で解散したのだ。

よくドラマでお姑さんがお嫁さんに「早く孫の顔が見たいわ。まだなの?」と言って、お嫁さんが「すみません。頑張ってるんですけどねえ」なんていう会話があるけど、あれもびっくりだ。
そんな会話って現実にあるんだろうか?

だってそれって「あなた、ちゃんとうちの息子とえっちしてるの?」「はい。めっちゃやりまくってるんですけどねえ」ってことでしょ?
「お母さん!もちろんゴムとかつけずにですよ!」ってわけでしょ?

そんなこと、好きな男性のお母さんとの会話じゃないでしょ。
わたしなんか、そんなの誰にも言えない秘密だと思うんだけど。
拷問を受けてもプラトニックだと言い通す。
そこが子どもなんかなあ。

半熟女体のお宅へ伺ったときも、「赤ちゃんがかわいい」というのもさることながら、「この旦那としたの?信じられん」っていうのが先に立ったのも精神年齢が中学生なのかなあ。

女性は熟成が進むと、手に持っていたコーヒーをうっかり洋服にこぼしてしまったときとかに、ものすごい早口で「あらやだどうしましょ」って言う。

男性でもあるよね。
若い頃は「やべー 今日あっちいねえ」ってみんなTシャツをパタパタしてたのに、ある時から急に「いやあ 今日は蒸しますなあ」なんて言うようになるよね。
それは男性が、GAPとかDKNYとか、大きなロゴが胸にバンバンバンと描かれているパーカーを着るとかえってみっともなく見えるようになる時期とちょうど重なる。

でもこういうのは自然にそうなったとは思えない。
たとえば喫煙者の人でも最初からタバコがおいしかったわけではないでしょう。
最初はむせたりして体が拒否したはず。
ジャズが好きな人でも、いちばん最初の高校生とか大学生の頃は「こんなの何がいいんだ」と思いながら聴いたはずだ。
でも、タバコ吸ってたらかっこいいとか、女の子が部屋に来たときアイドルの歌じゃなくジャズをかけてたらちょっと好きになってもらえるかもみたいなことで、それが板につくまではおいしくも楽しくもないのに背伸びし続けたはずだ。
高校生の頃、男の子の家に行くとやたらとジャズを聴かされた。
「理沙にこのよさがわかるかなあ」なんて、アルトサックスとテナーサックスも聴き分けられない男の子に言われたものだ。

そうやって大人も、さらに大人になるために、最初はおばさんくさい、おっさんくさくてカッコわるいと思っても、なんか貫禄がつくんじゃないかみたいなことで無理を重ねただけではないだろうか。

みんな「おじさんやおばさんみたいになりたくない」と思う一方で、じつは常にもっと大人らしく振る舞いたいと願っているんだ。
大人っぽく振る舞いたいというのは、もう18歳くらいの感覚であり、18歳の大人っぽさほどカッコわるいものはない。
つまりわたしよりも、まるでホームドラマのお父さんのような振る舞いをしている君たちのほうがよっぽど子どもなのだよ。


「世の中、こんなものさ」とか「それが社会っていうものだよ」なんて、努力もしない人が額に指を当て、悲しく笑うことが大人ってもんかい。

そんなのまるで、勇気のない時代の川柳みたいじゃないか。
そんなことが大人なら、わたしはまっぴらだ。


君も今日から鼻水が出そうになったら、ティッシュに手を伸ばさず、どこまで垂れたかを鏡の前で定規で測ってみろ。
ちなみにわたしの記録は7cmだ。
大人だっていうんならまずこの記録を超えてみろ。話はそれからだ。




注・先回りして言っておくけど、この記録はそう簡単には破れない。コメントで15cmでした、なんて簡単に書かないでもらえるかな。7cmの壁の険しさはわたしはよく知っているのだよ。もしほんとなら自分のブログにちゃんと証拠写真を載せないとダメだからね。
Posted at 2025/08/16 14:46:59 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2025年08月12日 イイね!

田舎の少年

田舎の少年前にも出したことがあるけど、夏になると、なんだかこの詩を上げたくなる。
自分でつくった詩なんだけど、わたしはこの詩が大好きなのです。
まあみんカラの人って他人のブログは3行以上読めないので、何度出しても新鮮でしょう。
詩の後に、今回新しく書き加えてるので読んでください。

***************************

田舎の少年


遠い夏の日
ぼくは あの人を見た

誰かのお父さんがタンスに隠してたヌード写真や
遠くの親戚から送られた珍しい牛乳瓶の蓋や
川に浮かべた葉っぱの競争にみんなが夢中になっていたけど ぼくははずっとあの人を見ていた

その人はもうずっと大人で 遠い街から来たという

「オオカミが里まで下りてきたよ」
「群れをつくって人を襲うらしいよ」
「東京も大阪も もうそれで全滅したらしいよ」

そんな大ニュースはなぜだか子どもたちだけが知っていて
腰や背中に棒きれを挿し みんなでオオカミ退治に山へ分け入ったとき
橋のたもとで またあの人を見た
人に美しさを はじめて見つけた横顔だった
けれどもとても悲しい その横顔だった

源公からほおじろの子をもらってきたら バス停に着物姿であの人がいた
もうきっと真っ赤な顔でぼくははじめて話しかけてみたのだよ

「どこかへお出かけですか?」
「帰るのよ 東京へ」
「東京はオオカミで全滅したんじゃないんですか?」
「さあ 東京には山がないからねえ」

オオカミがいなければ それならぼくは
何と闘えばあなたを悲しみから救えますか
遠ざかるバスの後ろ姿に
ひとりつぶやいた 夏休み最後の日

遠い昔の笑い話さ
だけど今のぼくなら
たった一本だけど心に握った棒きれで
君を襲う悲しみから君を守ることができるだろう
どんなにたくさんの悲しみが山から下りてきても
君の前に立って 動かずいられることだろう

それでも人は きっと人を悲しみから救うことなんてできないのだけれど
でもなお人は 深い悲しみの底でうつむく人に手を伸ばしたい

「また明日」
手を降りバスに乗り込む君は ほんとは遠い夏のあの人だろうか
動き出した窓を 夕焼けが遠いふるさとの色に染めた 東京の街 【理沙】

********************************

君もこの夏は、あのふるさとへ帰るのだろうか。
なつかしい友だちに会ってバカ騒ぎするのもいいけど、君にだってあるはずの君だけが知る君だけの場所へ一人で行ってみてほしい。
そこへ奥さんや子どもを連れて行っちゃいけない。
君一人だけで行け。

そしてあの頃のようにそこに腰掛けてふるさとの空を眺めてみよう。
東京で偉くなっても、中古の自転車しか買ってもらえなかったのに今は新車の輸入車を買えるようになっても、いじめられてたあの子が今は人からぺこぺこしてもらえるようになっても、そんなことはあの風景には通用しない。

その風景には、ひとりぼっちだった頃の君の弱さをみんな知られてしまっている。
君なんかね。
君なんか、あの頃と何ひとつ変わらない泣き虫のガキなんだよ。
だから。
抱いてもらいなさい。もう一度。
あのときのように、その景色に。

そして橋のたもとで美しい横顔だったrisaSpecを思い出してみよう。
(じゃあ わたしはいったい今いくつなんだよ)


Posted at 2025/08/12 20:39:26 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記
2025年08月01日 イイね!

新婚のふたり

新婚家庭とかによくある光景なんだろうけどさ、旦那さまがつらい一日を終えてクタクタで家に帰ってきて、「ただいまあ。今日ご飯なに?」って言ったときにさ。

玄関まで勢いよくザーッと廊下すべって来たミクちゃんがさ、

「おかえりー!・・・今日はあ、うふふ、野菜ゴロゴロ森のキノコたちのおしゃべりハンバーグでござるよっ」

・・・

もうどっと疲れるよね。
わかるわかる。

こういう女の子ってほんとに疲れるな。
どうにかならんのかな。友だちになりたくないな。


さて、今日はわたしはお休みで、思いつきで、ちょっと変わった朝食をつくってみた。

え?何をつくったかって?
いや、まあメニューの名前とかどうでもいいんだけどさ。
でもまあ書かなきゃわからないか。

「りさ姫特製!気分もウキウキ!わがままハートのパリふわフレンチトースト」だよ。

え?いや、これ以上は簡単にならん。どう考えても。



この「りさ姫特製!気分もウキウキ!わがままハートのパリふわフレンチトースト」は、まずフライパンでフレンチトーストを焼く。
それをいったん引き上げて、改めてフライパンにバターを入れて溶かしたところに砂糖を入れる。
煮詰まって焦げちゃう前にフレンチトーストをフライパンに戻して、フレンチトーストでフライパンのシュガーバターを拭き取るような感じでぐりぐりする。
そうしてお皿に移して1分くらい冷ますと、表面のシュガーバターがカリカリパリパリになってくる。
もちろんフレンチトースト自体はふんわりしっとり。

どお?手が込んでるわりに「りさ姫特製!気分もウキウキ!わがままハートのパリふわフレンチトースト」なんてじつにシンプルなネーミングにまとまってるでしょ。

初めてつくってみたけどこれはおいしい。
外がザクザクしてて中が柔らかい食感って大好き。
朝食っていうより、これにアイスクリームのせたらもうスイーツだ。


夕食はどうしようかなあ、あんまり食欲がない。
それで久しぶりに串カツをつくってみることにした。



その名も・・てゆーか串カツは串カツでしょ。
何言ってんだよ。
でも串カツといっても串は刺してないので、「りさ姫特製!串なしの白い花 おまえのような花だった串カツ」。まあ強いて言えばだよ。

ウインナーの下にあるのはちくわの穴にチーズを詰め込んだもの。
このちくわは、「りさ姫特製!ただのちくわじゃございません この世は老いも若きも穴の空いたちくわばかり そんなちくわの穴をチーズでおうめいたします いいええお金は一銭もいただきません お客様がイイねをくれたらそれが何よりの報酬でございます オーホッホちくわ」っていうけど。

ちょっと長いか。
「CX-5 エクスクルーシブモード」くらいに長いな。

そして串カツといえばキャベツ。
以前はソースもつくってたけど、今は「ダイコク なにわ名物 串かつソース」
このキャベツだけでもさ、わたしはお酒飲めないのでピルクルだけど、冷たいビールにいい気がするのだよ。

わたしってさあ、もういつでもお嫁に行けるよな。

「ただいまー あー疲れたあ りさちゃん、今日のご飯なに?」

ああ、言いたい!言いたい!!言いたい!!!

やっぱり言いたい!どーしても!!

森のきのこのにぎやかハンバーグ」って!
サーっと廊下を滑って最後はトリプルアクセルで!



わたしは若い頃の結婚はするべきではないと思ってきた。
現代の20代なんかお金もないし、男も女もただの子どもである。

しかし最近、やっぱり結婚は若いときにするべきかもと思う。
ある程度年齢を重ねると男も女もそこそこお金を持っている。
そうではなくて、夫婦のスタートは貧乏で始まるべきだと思うようになった。

ZEHの家で冬でも20℃が保たれてるのに「寒い」とエアコンをつけ、ベッドで互いの体が触れ合うと「ちょっと暑いから!」と離れるパワーカップルよりも、外気温とそう変わらないアパートで電気代を節約し、たった1枚の毛布にくるまって、手のひらで互いの顔を包み込み、その冷たさに「凍ってる?」と笑い合う夫婦が好きだ。

わたしは寒い地方が好きで、北海道、信州、北陸に好んで行く。
北海道も札幌から富良野へ向かう列車の窓には大きな三角屋根の住宅ばかりだ。
「屋上ガーデンって素敵ね」なんていうふざけた夫婦を北海道の自然は許さないのだ。
旅先では夜中まで1人で歩き回るんだけど、寒い地方はナンパもとても礼儀正しかった。
東京みたいに「あれ?前会ったことあるよね?」なんていう知能指数の低いナンパではない。
すすきのの若い男性は「東京からいらっしゃったんですか?よろしければ札幌の街を案内させてください。いいええお金は一銭もいただきません。あなたが喜んでくれたらそれが何よりの報酬でございます。おーほっほ」という礼儀正しいナンパだったので、わたしも歩道できちんと正座して「ふつつかではございますがどうぞよろしくお願いします」と言ったのだ。
名古屋の栄では一言「あ?」って言っただけのわたしがだよ!

寒い地域の人は礼儀正しい。
それは自然の厳しさが、せめて人と人が助け合い、つながり合うことの温もりや幸せを教えるからだろう。

同じように物質的に恵まれていると、不満ばかりが出てくる。
もっとこうしたい、こうなればいいのに、と。

お金のない2人はお休みの日もどこにも行けない。
手をつないで、お弁当を持って、近くの公園に行くのが精一杯だ。
途中に大きな家があっても見向きもしない。
「この家は坪単価150万円くらいかなあ」なんて思わない。
2DKのアパートに引っ越すのが夢な2人なのだ。

こういう2人を包む毛布は、薄っぺらいけど、その中に2人の世界をつくる。
ミサイルが飛んできて、隣の耐震等級3の長期優良住宅が粉々になっても、その薄い毛布は2人を守るだろう。

若いとき家もなく車もなく、タクシーに乗るお金もない生活の中で微笑みを忘れなかった二人だから、その先の幸せが約束される。
「結婚したんだから家でも建てたらどうだ。1000万円なら贈与も特例があるから援助してやる」・・・こんな親が子どもを骨抜きにする。

もしもハンバーグに、塩や胡椒や七味をパラパラかけて、そのぶつかり合いを「おしゃべりハンバーグ」と称した精一杯考えたおしゃれメニューだったとしたら、わたしはこの夫婦を抱きしめたい。
Posted at 2025/08/01 19:56:35 | コメント(8) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「【文科省推奨図書】みんなで感想文を書いてみよう! http://cvw.jp/b/2273104/48631908/
何シテル?   09/01 18:54
身長 / 168センチ 体重 / 52kg  スリーサイズ / B:貧乳  W:ふつう  H:ふつう  年齢:そこらへんによくある ごくふつうの年齢
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