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risaSpecのブログ一覧

2026年04月03日 イイね!

次の街へ 次の街へ

今日はわたしにとって、ちょっと懐かしい話をします。


若い頃、音響エンジニアだった頃に、テレビ局やコンサート会場でわたしが使ってたミキシングコンソールをご紹介します。

アナログコンソールのPM5000。これで横幅は2mちょっとあったと思う。



こっちは、すぐに時代が変わって出てきたフルデジタルコンソールのPM5D。




コンサートの本番は何度やっても緊張した。
顔や口では、満席の会場を見て、「今日のお客さんはラッキーだよ。わたしの素晴らしい音を聴かせてあげる」とか言ってたけれど、本当の本音は毎回こわくてそのまま家に帰って毛布にもぐりたかった。
とくにライヴ収録なんかあると、回線は別だけど、わたしのミスがそのままCDに残ってしまう。

客席の中に設置したミキシングコンソールの前に座って、最終チェックをしているとインカムのコールが光るので、ヘッドセットをかぶる。

舞台監督からだ。

「PA(音響)さん、照明さん、センター(ピンスポット)さん、とれますか?」

「はい。音響です」

「定刻スタートです。まもなく1ベル(開演5分前の予ベル)入ります。2ベルはなしで音響さんのSEからスタートです。CUE出します。メンバーは全員下手(しもて)から入って、1曲目イントロ途中で本人(メインのアーティスト)迫りで上がってきます。センターさんピンフォローよろしくです」

あと5分でわたしが叩くCDからコンサートが始まる。
極度に緊張が高まる。
あれ?CDちゃんと入れてたかな?
CDプレイヤーをOPENして、もう一度頭出ししてスタンバイ状態にする。

・・・ちょっと待て。
音響チーム専用のインカムをかぶって、ステージ側のスタッフに連絡する。

「あのさ山﨑、リハのときマルチの6チャンネルを15番に挿し替えたよね。送り側もちゃんと挿し替えてあるよね?」

「あのとき確認しましたよ」

「もう一回見て!早く!30秒で!」

そしてステージマンにも。

「田川。スネアの57(SHURE SM57っていうマイク)曲がってない?」

「ああ、食らっちゃってますね(誰かに当てられて曲がってる)」

「ばか!よく見とけ!走れー!」

「山﨑です。理沙さん、回線再チェックしました。15chからマルチAの6番で送ってます!だいじょうぶです」

「念のため今からオーディションかけて確認する。マイク、ガリって!(マイクを爪で引っ掻いて)」

「理沙さん、スネアの57直してきました!」

「おまえ!ぼーっとしてんなよ!ステージから目を離すな!」

「はい!すいません!」

よし、OKだ。
共通のインカムから舞台監督が喋ってくる。

「音響さん!トラブルですか?」

「いいえ、何も。わたしがトラブル起こしたことなんて今まであった?」

「了解です。まもなくSE入ります。5秒前・・・」

あれ?CDってPLAYボタン押したら回るよね?ちゃんと。
でもほんと?
だってあんな円盤にどうやって音が記録されてるの?
音なんか出るわけないじゃない。
わたしがPLAYボタン押したってきっと音は出ない。

音がビット信号に変換されて・・・

1/1000ミリで記録して・・・

そこに・・レーザーが当たって・・・

「3・2・1・・・SE、どうぞ・・」

PLAYボタンを叩く。
サブウーファの重低音が会場を揺るがす。

会場に拍手と歓声が起こり、メンバーが登場する。

SEがフェードアウトすると、ドラムのカウントが始まって音の塊が飛んでくる。
ここから8小節が一番緊張する。
口から心臓が飛び出しそうなんだけど、全部の音を大急ぎで目と耳と頭で解析する。

もちろんリハーサルで全部バランスはとってる。
でも空調が入った会場の温度はリハーサルとは違う。
1秒間の音速は331.5に0.6に温度を乗じたものを加える。
温度が上がると音速は増すんだ。
そしてリハーサルではいなかった満席のお客さんの人体と洋服で音は吸われ反射は小さくなる。
そしてもうスタンディングされちゃってるからコンサートホールの容積が小さくなってる。

すべてが音に影響する環境変化なんだ。

ベースがやけに大きい。

「田川!スタンディングでステージわからない。ベースはプレベ(プレシジョンベース)だよね?」

「あれ?理沙さん、急に変えてる。MUSICMANです!」

「おまえどこ見てんの!もう帰れ!」

パッシブじゃなくアクティブベースだからでかいんだ。
フェーダーを下げて行って、PADを入れた瞬間フェーダーを突き上げて誰にも音量変化がわからないよう一瞬でやる。1秒以内で。

そして本人が歌い始める。

音量は?(周波数は)どこ持ち上がってる?ダイナミクスは?

なんかHi-Midが厳しい。
2,5kHz? もうちょっと上か?
何千個のつまみの中からVocalのたった一個のEQを探して、周波数を3kHzのちょっと下にして2mmGAINを下げて3dBくらいカットする。
これに3秒かかったらもうプロは失格だ。

Vocalは整った。よし、綺麗な音だ。

Kick(バスドラム)は?
Sn(スネア)は?
パーカス(パーカッション)は?
ギターは?
キーボードは?
ピアノは?

いいんじゃない? いいんじゃない?
いいんじゃないの?!

「山﨑。ナカ音(ステージ側のモニターの音)上がってない?なんか位相ぶつかってる感じだけど」

「次の曲で整理します」

「この曲終わるまでにやって!」

こんなのが最初の8小節の間のできごとだ。
3曲目になってもまだごちゃごちゃいじってる人は、わたしはヘタだと思う。

そこから先は、MC(おしゃべり)の間にVocalのディレイやリバーブを切って、他の楽器にMUTEかけて演奏に入る直前にすべて戻すっていうことに気をつけてればなんとかいく。

しかし最後の問題はアンコールだ。
客席のボルテージは最高潮に達する。
また総立ちになるので音がまっすぐ来ないから、いけないんだけどわたしも立ち上がる。

「田川!アンプのVU読んで!」

「ほぼ0VUまで振れてます!」

「上げてくよ!CLIPよく見てて!」

「えええ?スピーカー吹っ飛んじゃいますよ!」

「この客席のボルテージにPAが負けててどうする!VUよく見とけ!」

家庭用の民生オーディオなら出力突っ込んでもスピーカーが飛ぶことはない。
スピーカーの許容入力がアンプの最大出力を上回るから。
でもプロフェッショナルオーディオは違う。
スピーカーの許容入力をはるかに上回る出力のパワーアンプを組み合わせる。
それでスピーカーが飛ぶぎぎりぎりのとこでコーンをドライブさせて鳴らし切る。そこがいちばんいい音なんだ。
どうやって、スピーカーが飛ぶ限界点を知るかというと、それは耳だ。
メーターではどこにも出てこない。
極限の状態で、ただ自分の耳を信じるしかない。

「理沙さん!クリップ入りました!音、下げてください!」

「歪んでない!田川!最後はメーターじゃなく自分の耳で判断しろ!」

アンコールの曲が終わり、本人が客席に叫ぶ。
ーーーーー どうもありがとう!Thank you!バイバイ!

そして音が止まる。
すべてのチャンネルをMUTEして「追い出し(終演後のBGM)」をかける。

舞台監督が、照明チーフが、ピンチーフが、そして音響チーフのわたしが。
やっと穏やかな声で、それぞれの戦場で闘い抜いた同志たちをねぎらい合う。

「終了です。これ以上のアンコールはありません。おつかれさまでした」
「おつかれさまでした」
「おつかれでしたー」

「おつかれさまー・で・し・た」

そう言ってフェーダーをぜんぶハラって、客ハケ(お客さんが出て行くこと)を待つ。

お客さんたちの喧騒の中、音響専用のインカムをゆっくりかぶる。

「山﨑、お疲れー」
「理沙さん、お疲れさまでした」
「田川、おまえもう保険のセールスに転職しろ」
「すいませんでした!お疲れさまでした!」

お客さんたちがハケたら音を出し、すべてのスピーカーが傷んでないかをチェックして、積み上げたスピーカーをバラし、何十本のマイクとスタンドをバラし、何百本ものケーブルを八の字に巻いて収納して、現地のバイトくんたちに手伝ってもらって客席からコンソールやエフェクターラックをステージに運んで、ぜんぶ11tトラックに積み込み、ラッシングベルトをかけて、機材車を送り出してから、わたしたちは23時に会場を出て車で高速に乗って、また次の街へと走る。

深夜のサービスエリアではもう、うどんとかおそばしか食べられない。
でもリハーサルでトラブったりするとこれが18時間ぶりの食事だったりすることもある。

「理沙さん、コンビニでおにぎり買ってきます!昆布でしたよね」
「ねえ、あのアンプ、あんな程度でCLIP入るの?歪んでないのに?」
「入りっぱなしでした」
「倉庫に1200Wあったよね。会社に連絡してチャーター便走らせて、2つ先の会場で差し替えて。あんなんあかんわ」
「わかりました」



このお仕事を辞めるとき。
わたしはもう次の夢に向かって進んでた。

最後のコンサートで。
アンコールも終わって、いつもはザーッとハラってしまうフェーダーを1本1本ていねいにおろした。

もう二度とミキシングコンソールの前に座ることはないだろう。
そしてコンソールに、トラブルもあったけど、少なくとも本番中はノートラブルで、「今までどうもありがとう」とお礼を言った。

胃が痛くなるとかいうけど、そんな痛さにすら気づかない緊張の連続の毎日だった。

プロも失敗はする。
けれどプロはそのミスを秒速でなかったことにしなきゃいけない。
だからミスには誰一人気づかないけど、心が壊れそうになるくらい自分に自分で失敗を責める。
自分からの厳しい説教に、いったい何度泣かされたことか。
そうやって、少しずつ上手くなっていく。

山崎くんも田川くんも、今は大きくなって、ここに書けばみんながびっくりするようなアーティストやイベントのお仕事をしてる。
もう立派に会社を背負って立つサウンドエンジニアだ。

そんな彼らと最近喫茶店で会った。
わたしがお店に入った途端、二人は同時に立ち上がり、大きな声で「おはようございます!」と言う。
わたしはあわてて近づき「ちょっとやめてよ、そういうの。わたしもうカタギなんだから」

音の話なんかしない。
ただ「あそこの桜、咲いたねー」「みんな歳とったねー」みたいな話。

別れ際に山崎くんが、「音はメーターじゃなくて、出音を自分の耳で確認しろ!って、今俺はスタッフたちによく言ってるんですよ」と笑う。

「わたしそんなこと言ってたっけ?」と憶えているのに笑ってとぼけると、田川くんが「自分は理沙さんから1万回言われました」と、あの懐かしい笑顔で言った。


どんな仕事でも。
自分が壊れる寸前まで自分を追い込んでみようか。
それはまるでスピーカーが飛ぶ寸前にまでパワーを突っ込むように。
そこがね、いちばんスピーカーもよく鳴るピンポイントのゾーンなんだ。

闘いの果ての、そのずっとずっと先に、穏やかな笑顔で仲間と見つめ合える春が来るんだ。

あと少しだ。
みんな、がんばろうね。



あの頃移動の車の中で、わたしがよく口ずさんだ曲です。


Posted at 2026/04/03 19:55:32 | コメント(10) | トラックバック(0) | 日記
2026年03月28日 イイね!

中東情勢のブログについて

中東情勢についてのブログは削除しました。
これはこのシリーズの最初に「わたしのブログとしては異例のテーマなので、一定期間を経過した後に削除します」と予めお断りしていたとおりの理由です。
その他の理由によるものではありません。
Posted at 2026/03/28 10:09:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2026年03月09日 イイね!

東 京 remix

ランチでおそば屋さんに行ったんだけど、混んでてカウンター席に座った。
すこし遅れてすぐ隣に初老の男と青年の2人が座った。

「さっき見た部屋のほうが新しいけど、収納は少ないよね。その前の古いアパートでいいかな」
「がんばって東京の大学に入れたんだ。お金のことなら気にしなくていいんだぞ?」

みんなは東北訛りのこの会話で、2人の関係や今の状況がわかるだろうか。
わたしくらいになるとこれだけの会話でも、この2人のすべてがおそろしいほどにわかってしまうのだ。

父の名は権蔵。
青森の工業高校を卒業し、大きな工場に就職。
ずっとがんばって働いてきたのだが、子どもが産まれてまもなくリーマンショックで工場が倒産。
それでも小さな町工場に転職し、より一層仕事に励む権蔵であった。
しかし妻の涼子は、そういう地道な権蔵とのくらしに不満を抱き、週末には仙台のホストクラブに通い権蔵のお金を使い果たした挙句、若い男と夜逃げしてしまったのだ。

息子の竜也はそんな権蔵を尊敬しており、グレたり反抗することもなく、中学の頃、権三に自分が設計した家をプレゼントするために建築家になりたいという夢を持ち、そしてこの春、晴れて東京の大学の建築学部に合格したのであった。

権蔵が席を立ち、トイレに行って戻ってきたとき、わたしの座っている椅子にすこし体を当ててしまい、あわててわたしに「すみませんすみません」とぺこぺこおじぎをしてそのせいで今度は自分のお茶をひっくりかえしてしまう。

わたしは彼に「そんなそんな」と言いながら、立ち上がってすばやくカウンターにあったティッシュでこぼれたお茶を拭き、「だいじょうぶですか?」と衣服にお茶がかかっていないか気遣うと、親子はとても驚いた顔でわたしを見た。

「東京にもこんなにやさしい女性がいるんだねえ」と父親は息子を振り返り、
「今も東京の地下鉄で、ほんとにきれいな女性ばかりで驚いてましたが、心の中まできれいに見える女性は1人もいなかったです」と言うのだった。

いやいや。そんな勘違いをされてしまっては東京の女たちもかわいそうなので、わたしはちゃんと言ったよ。

「いえいえ。東京にはいろんな女性がたくさんいるのですよ。でも東京でやさしい女性って、じつはわたし1人なのです」

「そうでしょうねえ。私たちは田舎者なんで、どうも東京の女性は冷たいという思い込みがあるんですが、やっぱりそうなんですね。ただきれいな女性は確かに多い」

いやいや。この誤解も解いておかなければならない。

「東京には芸能人もたくさん住んでいます。モデルさんも女優さんもアイドルも。でもじつはほんとうにきれいな女性は・・」

すると息子のほうがすかさず「おねえさんだけなんですよね!」と口をはさんだ。

そこでわたしが「いやあこれは一本とられましたな。わっはっは」と笑うと、周囲のお客さん達もみんなが「ちげーねーや」と笑い、厨房からは蕎麦屋の大将が「そばの湯気が目に入って泣けてきちまったじゃねーか。ええい、3人ともニシンもつけちゃうよ」

食事を終えてお店を出ようとすると、お父さんはわざわざ立ち上がってわたしにおじぎをされたので、わたしはその肩にそっと手をおき、やさしくお父さんに言った。

「これからいろいろたいへんでしょうけど、がんばってください。権蔵さん」

「え? ど、どうして私の名を・・」



東京に、また春が来た。
スマホのMAPを片手にきょろきょろしている若い子を見ると、わたしもかつて初めて東京に来た日のことを思い出す。

胸に抱いていた夢はいつか東京の道路の脇に紙くずと一緒に吹き溜まり、いつかこの青年も父親の「元気でやってるのか?」というLINEを既読スルーで、寒い東京の街をポケットに手を突っ込んで急ぎ足で歩くのだろう。

田舎ではミスなんちゃら高校と言われ、「おまえはキレイなんだから東京の男には気をつけろ」とみんなに見送られ、初めての渋谷に思いきりおしゃれをして行った女の子は、さっそくかっこいい男の子に声をかけられて笑顔で振り返ると「田園都市線ってどこから降りるんですか?」「わたしも東京来たばっかりでわからないです。ごめんなさい」「なんだよ知らねーのかよ」と立ち去られたミニスカートの膝が悲しい。

人に傷つけられ、人を傷つけ、そしてそのどちらにももがき苦しみながら、いつか新宿の横断歩道を人にぶつからないよう、自分でいやになるくらいじょうずに渡っていく。

ちがうんだよ。
都会の生きかたとか、東京ではこうするんだとか、社会ってこうだとか、そういうこと考えたり言ったりしてるヤツこそがもっとも東京に呑み込まれた負け犬なんだ。

わたしは東京に来た頃、あと1人しか乗れなさそうな満員電車にむりやり乗ろうとしたときサラリーマンに突き飛ばされて横取りされた。
だからわたしを押しのけかろうじて電車に乗ったその男の襟をつかんで、ドアが閉まる寸前に再びホームに引きずり出したんだ。

思い出せ。
君を送り出してくれた父ちゃんの口を結んだままのさびしい顔を。
「これ電車で食べなさい」と母ちゃんがくれたチョコレートを新幹線で一粒食べたら涙が溢れてきたことを。
そして、残してきた恋人の顔を。

勝って故郷に錦を飾るために花の都へ来たんだろ?
こんなとこでもう、まるで上履きを隠されてしまった少女のような顔でうつむいてどうするんだ。
今日も満員の山手線に10メートルの助走をつけて肩から切り込む角度で飛び込んでくわたしの勇姿を見ろ。乗った後も周囲の7、8人とメンチ切り合ってるしな。

よろしいか。愛すべき田舎者ども。

都会のカルチャーに合わせて顔色伺いながら生きるんじゃない。
18年も田舎で築き上げてきた「自分」をもっと信じるんだ。
東京に、自分のカルチャーを押し込むんだよ。


Posted at 2026/03/09 02:44:18 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記
2026年03月05日 イイね!

CX-5を購入するとき 考えたクルマたち

WISHの次のクルマを考えるとき、決めていたのはレクサスNX



「次のクルマ、どうしようかなあ」とクルマ好きの部下の人たちと話してたとき「もういよいよレクサスでしょう」と持ち上げられ、わたしのライバルである長谷川京子さんと同じVOLVOにも惹かれていましたが、XC-60もかなり高いクルマになってしまっていたので、「じゃあNX買おうか」と決めてました。

そのNXをなぜやめたかというと、メンバー限定のお料理ブログの後半に書いた「将来の老後設計を考えたらそんなことやってる場合ではないだろう。それじゃあまるでアリとキリギリスになっちゃう」というところです。
今レクサスに乗っても将来少なくともまだあと2台は乗り継ぎます。
ここでNXを買ってしまうとその後の2台はフェローMAXとフロンテです。

家を購入するとき500万円の値引きをしてもらって、それを車の購入資金にと考えてたけど、NXなら350h version Lを考えていて、それだとオプションを含めたら200万円以上の持ち出しになるのです。
でも持ち出しが100万円くらいなら買ってたかもしれません。

そこで次に考えたのはプジョー308SW



これはほんとに美しいクルマだと今も思います。
SUVの3008とか、308でもハッチバックではなく、ステーションワゴンのSW
スタイリングや内装だけでなくパッケージとしてもわたしの理想だし、プラグインハイブリッドで600万円なら許せます。
輸入車ではずっとVOLVOが好きでしたが、わたしにとってそれを上回るクルマでした。
プジョーに乗ってる人もいるので具体は書きませんが、プジョーのオーナーの人からいろんな話を聞いてやめました。

でも日本で、プジョーのデザインはもっと評価されていいと思うんですよね。


その次に考えたのはMAZDA6WAGON



現在は生産完了になったけど、検討してた当時はまだありました。
308SWと同じようなラインです。
しかし「6」は設計が旧く、新世代のMAZDA車に比べて大きく劣り、たとえばマツコネは精度も解像度も低いし、ディスプレイも小さく、年次改良が入った最終モデルでもそこは変わらなかった。
それにMAZDA6WAGONは、うちの駐車スペースに収まるのは収まるんだけど接道道路ギリギリになっちゃうのがちょっといやで、庭の一部を壊して駐車スペースを拡大する必要がありましたが、せっかくつくってきた庭を一部でも壊すなんて一挙に庭のデザインが崩れるのでやりたくなかったこともあります。


そしてかなり本気になったのがMAZDA CX-60



レクサスにも負けないコンフォートな室内に一目惚れでした。
このCX-60よりさらに格上のCX-80にみん友のトシゾーが乗ってることがわたしはほんとうに不思議でなりません。
「ネスコの恐竜」「広島県北のヒバゴン」「トシゾーのCX-80」だけは「ほんと?」と思っちゃうんですよ。
どれも共通してネットにも写真がたった1枚か2枚しかないですしね。



でもご存じのとおりCX-60は、発売当初はリコールが多く、リセールも落ち、そもそもゆったりとしたクルーザーでなければならないはずのクルマなのに足回りに問題があって乗り心地がよくない。(現在は改良されたそうです)

そして今日話したいのは、ここからなんですが、じつはこんな変わったクルマも考えてたのです。


MITSUOKA Ryugi



現在はグレードが整理されてなくなってますが、わたしが考えてたときにはHEVモデルもありました。
文句なくステキ。
ただ、インパネを見るとベース車両のカローラフィールダー丸出し。
この外と内のチグハグ感なんですよね。。

まるで、お金持ちそうな立派な容姿の紳士に一目惚れしてお家におじゃましたら昭和の6畳一間のアパートだった、みたいな。

「ま、遠慮なく好きなとこテキトーに座りたまえ」
あたりまえだっ てゆーか座るとこないだろ、掃除しろ!みたいな。

「今日からここを自分の家だと思っていいから」
思えるかっ

でもRyugiが公道で走ってるの見たことないんだよね。
ぜひ見てみたい。
高速のパーキングエリアとかに停まってたら、きっとわたしから声かけちゃうと思う。(わたしはけっこうかんたんに知らない人に話しかけます)

「そんなにこの車が好きなら運転席に座ってみるかい?」
座れるかっ

いえいえ。座らせてもらいたいです。
汚さないようちゃんと手袋します。
てゆーか、このクルマ、洗車させてもらいたいです。


トヨタモビリティ神奈川 キャンパーアルトピアーノ




これはね。。
これは、かなりグッときました。
今でもまだくすぶってるものがあります。
いろんなビルダーさんがある中で、トヨタの一ディーラーが開発したエポックなキャンピングカー。

新車は、神奈川県・東京都・千葉県・埼玉県・山梨県・静岡県に住んでる人にしか販売されないので知らない人も多いと思いますが、ほんとうによくできたキャンピングカーです。
まず外装は、このテのキャンピングカーはバンクベッドでもなければ貧相になりがちですが、ツートーンカラーになっていて、そのカラーも4色から選べますがどれもおしゃれです。

ハイエースベースのバンコンっていうのはたくさんあるけど、WISHでの車中泊を何度もしてきたわたしとしては、ムダなものがたくさんあるのです。
わたしの場合は、ですが、車中泊は高速のSAでしかしません。
治安のこともあるし、きれいなトイレがあるからです。
もしも車内にトイレがあっても使いたくない。
それに車内で料理をするのもニオイがつくからイヤ。
するとダブルサイズのエアーベッドが展開できるWISHで充分なわけですが、それでもキャンピングカーにあこがれたのはダイニングスペースです。
大きなテーブルに座って食事ができる、というところです。
それがこのダイニングモード。



また、リアウインドウに向かってコの字に配置されたカウンターテーブルでは、好きな風景を見ながらコーヒーを淹れてMacBookを開く・・なんて、どんなにステキでしょう。
このカウンターテーブルのサイドには冷凍冷蔵庫かシンクかを選んで装備できます。

ダイニングテーブルを外して収納スペースに格納し、2列目の座面をスライドすればベッドにするのもすごくカンタンです。

特筆すべきは価格です。
上級グレードのGLでも2WDなら、なんと3,342,500円
4WDは3,787,677円で、かなり価格差がありますが、4WDモデルは寒冷地仕様にもなっているからです。

ベースの最新型のタウンエースに装備されてるので、もちろん安全運転支援は最低限ついてる。ヘッドライトもLEDです。

これは安すぎる!

乗車定員は5人。就寝定員は2人だけど、ルーフに、オプションのルーフトップテントを展開すればたぶん全員寝られます。

キャブコンでは入っていけないような道もふつうに行けるし、サスとかスタビライザーをいじらなくても、高速走行も安定しています。だってボディはタウンエースですからね。

大型のキャンピングカーにはできないこと、そして軽キャンピングカーで不安な動力性能、そしてキャンピングカーが一様に持つ高速道での横風や足回りの不安を全て解消しているクルマだといえます。
こういうのは今までハイエースベースのバンコンでしかなかったはずですが、そこから徹底的にスリム化して価格が抑えられてます。

そして大きさですが、ハイエースでもあれだけ長くなると運転に自信がありません。
でもアルトピーノって、全長4,065mm×全幅1,665mm×全高1,930mmで、長さも幅もWISHより小さいから驚きです。

さらに嬉しすぎる特典で、八ヶ岳のアルトピアーノ蓼科に年2回無料で宿泊できるのです!

このクルマの問題としては「4ナンバーなので2年後からは毎年車検」、そしてこれはわたしが勝手に心配してるだけかもしれないけど、シートの下にエンジンがあるので、そのための騒音や振動です。
タウンエースなら普段使いもできるんだけど、やっぱりこれは別にメインの車があってこそだよね。
アルトピアーノでナンパしても、ホイホイ乗ってくる女性って、たぶんわたしだけだろうしね。

まあこういうところを迂回して、前からかっこいいと思ってたCX-5を改めて考えました。

(わたしのCX-5実車)


MAZDA6やCX-60を考えたのに、そのときなぜCX-5を考えなかったのかというと、外から見てとても車中泊ができる車には思えなかったからです。
WISHに乗ってからというもの、わたしがクルマに求めるのは「走る・曲がる・止まる・寝る」なのです。

CX-5を見て車中泊ができると思う人っていないと思います。
CX-5とWISHの全長はほぼ同じで(WISHより15mm長い)、でもWISHは1.5BOXみたいなスタイルなのに対して、CX-5は異様にボンネットが長いので、そのぶん車室は圧迫されます。車中泊はまず無理なはずです。

でもネットで見るとCX-5で車中泊をやってる人もいて、MAZDAのディーラーへ行って実車を測らせてもらいました。
シートはかなりフラットにはなるけどWISHのように2列目がフォールドダウンするわけではないので水平にするのに工夫は必要です。
でも車室の後端から、1列目を前にスライドすると実測で確実に2mとれました。
これで物理的には可能。あとは工夫次第だということがわかりました。

車中泊が可能となったことでさらにCX-5について調べると、とにかく装備がすごいというのが最初の印象。
安全運転支援はぜんぶついてるし、ヘッドアップディスプレイ、ステアリングヒーター、シートヒーター(シートベンチレーションはパンチングでないシートカバーを付けるわたしにとっては不要)、電動シートはもちろん、驚いたのはどのクルマでもオプションの足元のイルミネーションまでが標準装備。
そしてMAZDAがトータルでは圧倒的に他社より安くなるのはディスプレイオーディオが標準装備になってるとこです。
たとえばこれもいいなあと思ってたホンダヴェゼルは、CX-5よりもずいぶん価格は安いのですが、CX-5では標準の装備をヴェゼルにオプションで加えていくと価格はCX-5を上回ってきます。
ヴェゼルも好きなんですよ。
白のヴェゼルは女性が乗るとほんとに美しい。
でもわたしはもう単体で美しいのでヴェゼルは見送りました。
(うそうそ。やっぱり車中泊には狭いんですよ。本当にフラットになるのはいいんですけど)

CX-5は商品改良を重ねる過程で、値上げするかわりに当初はオプションだったものをどんどん標準装備にしてきたから、結果コストパフォーマンスが高いのです。
CX-5にオプションでつけるものって、バイザーとかフロアマット、ドラレコ、ETC、アルミペダルとかそういうあたりまえのものばかりです。

そしてCX-5なら、見事に家の購入で値引きしたぶんの500万円に収まり、それどころか大好きなヤマザキの肉まんを1万個近く買える余裕が生まれたのでした。
1万個もあれば老後も安心です。

現行CX-5だって、調べると登場したときはとんでもないトラブルがあったようです。
今のCX-5は年次改良を重ねてそこを改善し、SUVにしても堅すぎるといわれた乗り心地も2022年の改良で、足回りからシートの素材や形状までをワンパッケージでつくり直してるし、白線に寄りすぎるといわれていたCTS(ステアリング支援つきオートクルーズ)もちゃんと中央を走るようになったし、細かなことでは使いものにならなかったスマホの「置くだけ充電」も常時機能するようになりました。(遅いけどね)
本来装備のなかったものまで次々標準装備され、またディーゼルモデルが次のモデルではなくなるせいもあるけど、もうFMCモデルの全貌がバレてるにもかかわらず、CX-5は駆け込み需要によってSUV部門では先月もまだ第8位をキープしています。


でも、もしもわたしがクルマに、運転してるときのコンフォート感を求めなかったとしたら、おすすめできるのはアルトピアーノかもしれないです。
Posted at 2026/03/05 13:42:43 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2026年03月01日 イイね!

蛍の光 2026 (risaSpecバージョン)

子どもの頃って歌詞の意味もわからないまま学校でお歌をおぼえさせられていたじゃない?
「野バラ」とかさ。
みんなあんなの意味わかってた?

♪アカズナガム クレナイニオウ・・

わたしあれって小学生の頃、「ねえねえ赤砂くん、噛んでるガムくれない?」って頼んで、そのぐちゃぐちゃのガムのニオイを嗅いでる子の歌かと思ってたよ。

3月になるといろんなところから聴こえてくる「蛍の光」。
この歌もよく知ってはいても、言葉が古くて意味なんかわからないでしょ?

そこで今日は天才risaSpecが、その古い日本の歌を現代風にアレンジして書き起こしてみます。

これが THE「蛍の光」です。






蛍の光 2026 (risaSpecバージョン)


夏は蛍がまるで星のようで


あの冬の日は 涙が止まるまで やさしく雪は降りつづいた


たくさんの景色を見せてくれたこの窓にみんなが並んで


今 桜舞う最後の風景を見てる



恋をして 騒いで ケンカして

肩を抱き合って泣いたりしたけれど


なんだかぜんぶが遠いできごとのような 今日は別れの日



ここに立ち止まることも

ここから一歩を踏み出すことも


もう誰にも相談できないし


君の力になることもできない



できることといえばただ

「幸せになれよ」ってがんばってつくった笑顔で肩をたたき合うだけ




東へ西へ

もう明日からは離れ離れで でもまた旅はつづくよ

いつかわたしたちも大人になれば


この友たちを忘れてしまうのだろうか


思い出すことさえしなくなってしまうのだろうか


今日までの日々を

ただ「若い頃の他愛のない日々」と小さく笑ってすませちゃうようになるんだろうか


ねえ だったらせめて


せめて今は

いっしょに過ごしてきた日々のために


この窓に並んで最後にみんなで手をつなごうよ

will we ever be unable to even remember these friends

そして わたしたちは 【理沙】



卒業式って、わたしなぜか中学のときのことしか記憶にないんだよね。

下級生の女の子たちに「センパイ、ボタンください」とまとわりつかれたり、男の子たちからの「高校生になる前に一回みんなで遊ぼうよ」とかっていう誘いをうわのそらで聞きながら、わたしはずっと初恋の人を目で探していた。

2年生のとき「両想い」になれたのに、デートなんてしたことなかった。
それどころか2年間でその人と交わした言葉は「あ、ごめん」と「じゃバイバイ」のたった二言だけ。

雑踏の中でやっと見つけたその人は、学校のゲートからわたしをじっと見ていたのに、それでもわたしは駆け寄ることがやっぱりできなくて、うつむいてしまった胸に制服のリボンがたよりない春の風に悲しく揺れてたんだ。


ねえ。

みんなはどうだい。

あの教室の窓を、君はまだ憶えてるかい。



<「蛍の光」(原曲歌詞:稲垣千穎)>

蛍の光 窓の雪
ふみよむ月日 重ねつつ
いつしか年をすぎの戸を
あけてぞ 今朝は 別れゆく

止まるも行くも限りとて
かたみに思うちよろずの
心のはしを ひとことに
さきくとばかり歌うなり

筑紫のきわみ 陸の奥
海山遠く 隔つとも
その真心は隔てなく
ひとえに尽くせ 国のため

(つい小さな声で歌っちゃっただろ 笑)
Posted at 2026/03/01 20:11:19 | コメント(8) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「クリーンディーゼル車向けの「DH-2」「DL-1」のエンジンオイルが供給懸念。交換時期が迫ってる人は急いでください。」
何シテル?   04/16 13:02
身長 / 168センチ 体重 / 52kg  スリーサイズ / B:貧乳  W:ふつう  H:ふつう  年齢:そこらへんによくある ごくふつうの年齢
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