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2025年10月13日 イイね!

2026年のSUV市場の激戦

おそらくあと2ヶ月以内に、国内でも新型CX-5の発表となります。



でもわたしは本来、CX-60がポストCX-5だったのだと思います。
現行型CX-5はハリアーと競合する顧客が多かったです。
どちらも都市型SUVで、ラグジュアリー感を演出しているところも共通します。

そこに登場したCX-60はまたしても都市型SUVで、コンセプトもCX-5と被ります。
じっさいCX-60かCX-5かで悩む人も多く、これは企業としては社内で食い合いしてるみたいなものです。
そしてCX-60の度重なるリコールで、CX-60はCX-5にずっと負けてきました。



わたしがMAZDAの社長なら、次期型CX-5のコンセプトは明らかです。
都市型SUVはCX-60に任せてハリアーと闘わせ、CX-5はアウトドア感を強め、ライバルはハリアーではなくRAV4に絞るべきでした。
これならCX-5とCX-60が自社の顧客を食い合うこともなく、価格レンジとしてもそうすることが的確です。
そしてそういうSUVは既に北米で展開するCX-50がMAZDAにはあります。



次期型CX-5は、このCX-50をベースに開発するべきでした。
ところが、実際には次期型はまたもや都市型SUVとなり、外感的にはキープコンセプトどころかマイナーチェンジといった仕上がりです。

これはひとえにポストCX-5の重責をCX-60が果たせなかったことに起因するでしょう。
これでまたRAV4の対抗は不在のまま、2台で食い合いながらハリアーに対抗することになります。

そうしたジレンマの中、本来次期型CX-5が相手にするべきだったRAV4がフルモデルチェンジします。



このデザインはたいへんうまい。
フロントマスクはレクサスRXやクラウンを彷彿とさせる品位を持たせた上で、直線的な全体のシルエットは、ハリアーとは異なり、アウトドア感があり、オフロードを走破しそうな力強さを視覚的に兼ね備えます。

次期型CX-5には初の自社製ストロングハイブリッドが搭載されますが、もうこけることは許されません。
トランプ関税の中、日本の自動車メーカーはもう1車種すら失敗は許されないのです。
Posted at 2025/10/13 16:23:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年10月03日 イイね!

秋は田舎へ行こう

秋の田園風景の中を走ってみたくて北関東をドライブしました。

朝からコーヒーをボトルに入れて出発。
秋の始まりの穏やかな空気の中、ボサノバジャズを流しながらのんびり走ります。

10月になったとはいえ、気温は29℃。
まだまだ夏の景色です。

むかし旅先で知り合ったクルマに乗ってる若い女の子から、「東京だと夜景が綺麗な深夜の首都高を流すなんてできるからいいですね。うらやましいです」と言われたことがあります。
しかし首都高があるとこに暮らしてると、走ってみたいのは明るい田舎の風景なのです。

草原のように青々とした夏の田んぼ。アンバーな秋の田んぼ。雪の間から刈り取った後の稲の切り口が顔を出す冬の田んぼ。
田んぼや畑のあるとこで育ったわけではないけれど、そして人生の半分以上を東京で暮らしても、田んぼがつくる季節の風情はなぜか懐かしく安らぐ。
減反政策というのはコメの自給率だけではなく、日本人から原風景をも奪っていくものでした。

37もの都道府県を旅していると、東京や大阪みたいな大都市って、日本のほんのわずかな部分に過ぎないことに気づきます。

何年も前だけど、中国山脈の真っ只中を走っていて、田んぼから老夫婦が道を渡った先にある家へと入られてゆく場面に出会いました。
おそらく80代と思われるこの2人は何十年、来る日も来る日も朝と夕に、いったい何度この道を渡ったことでしょう。
この狭いエリアだけがお2人の人生の、そして世界のすべてです。

都会の華やかなスリルや楽しみはないけれど、だから都会の享楽に溺れてしまうこともない。
分不相応な夢を思い描くことはない。でも足ることを知ればそれは幸せです。

そうして一生を終えていけるのだとすれば、それはなんて素敵でありましょうか。
「どこまでもあきらめず夢を追いかけるんだ」なんて熱く語るわたしたちは鼻でわらわれてしまいそうな気もします。
「いったいなんのためにそんな遠くへ行くの」と。
遠くへ行かなきゃ幸せが見つけられないというあなたたちって「幸せの青い鳥」に描かれるチルチルミチルじゃないの?と。

美しく広がる田んぼの傍にクルマを停め、外へ降りて眺めます。
ぬかるんだあぜ道には農家の人たちがつけた足跡があちこちにたくさん刻まれていました。

わたしたちだって毎日頑張って仕事をしてます。
そこだけはわたしも負けない。

だけどね。

確かにそこにあるはずの足跡がない。振り向いたそのアスファルトの道には。
Posted at 2025/10/03 22:20:18 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記
2025年09月04日 イイね!

スポーツウーマン!risaSpec

君たちはちゃんと運動してますか?
健全な精神は健全な肉体に宿ります。

わたしは9月1日からウォーキングを始めましたよ。

どうですか?

「俺もやろうとは思ってるんだよなー」なんて口で言ってるだけの君なんか一生無理だよ。

お家のブログでとても景色がいいところに家を買ったって書きましたが、引っ越したら毎日この景色の中をウォーキングできるぞ!いやむしろすごくしたい!と思ってました。

そして引っ越してすぐに有言実行のわたしはウォーキングを始めたのです。
Tシャツを決めて、アシックスの、ラインがキレイに見えるヨガパンツを買って、ナイキのランニングシューズも買いました。
でも2回やっただけでいやになってきました。

なぜいやになるのかを考えました。
ウォーキングするときにはこれを着て、このシューズを履いて、何km歩くなんて決め事をするから億劫になるのです。
気負わず、ふだん着で、お散歩気分で歩けば毎日できるはずです。
いい思いつきでしょ?
それもそのはず。ウォーキングを2日でやめてから、どうすればいいかを5年間も考え抜いてきた結論なのです。

そうしていよいよ記念すべき9月1日。
ここから5年ぶりにわたしの新たなるウォーキングライフのスタートです。
ふだん着のまま歩きました。
途中、ウォーキングしてる人、、というか、もうウォーキング仲間と言っていいわけですが、おじさんとすれ違い、挨拶しました。
「毎日ウォーキングされてるんですか?」
「まだ始めて5年ですが、1日も欠かさず歩いてますよ」
わたしはおじさんに「そんないかにもな格好ではなく、わたしみたいなふだん着で歩くのが長続きのコツですよ」とアドバイスしてあげました。

それにしても暑い。
胸元に汗が流れます。
ふと時計を見ると、家を出てからなんともう20分も経ってました。
つい張り切りすぎてしまいました。
これが初心者のわるいところです。
オーバーワークになってはいけないので、お家に戻りました。

さて、9月2日。
この日はウォーキングしませんでした。
ちがうちがう。サボったんじゃないよ。
わたしそんな意志の弱い女ではありません。
サボったんじゃなくて忘れてたのです。
夜、ベッドに入ってから思い出しました。

9月3日。
もちろん今日は歩くと心に決めて目覚めました。
ベッドから起き上がったときにそう思ってました。
歩くのは夕方なんですが、帰りの電車の中で天気予報を見るとこれから雨になるかもしれない、というのです。
これは困ったぞ、と思いながらお家に帰って窓からずっと空を見ていました。
ぜんぜん降ってこない。
じゃあもう行こうか、と思うのですが、こういうときに限っていざ出てみるといきなり雨ってよくあるじゃないですか。
それで、はやる気持ちを抑えてテレビを観ていたらもう外は暗くなってしまいました。
けっきょく雨は降らず、まんまと気象庁に騙されてしまいました。

ウォーキングは毎日続けることに意味があるのです。
君たちみたいに思いついたらちょっと歩いて、またずーっとサボって、、という繰り返しは、もう人間としてダメです。

そこでわたしはもう2日も歩かなかったので9月は潔く諦めて、来たる10月1日から改めて始めることにしました。
毎日やらないと意味がないからです。
わたしは君たちみたいな堕落した人間にはなりたくないのです。

わたしは運動はニガテではありません。
走るのは今でもめっちゃ速いです。
なんかいかにも走れなさそうな顔つきと言われますが、わたしが走るとみんなびっくりします。
ものすごく速いのです。

中学のときはテニス部でした。
当時ものすごくモテてました。
テニスがうまかったのかどうかは覚えてないですが、テニス部に在籍していてモテていたというのは、わたしのテニスがみんなから評価されていた証拠だと思います。

30歳くらいのとき、わたしはゴルフの素振りにハマってました。
ちゃんと右手の小指を殺して、真上からまっすぐ降り下ろす姿は、職場でゴルフをやってる人たちからもフォームが美しいと大絶賛されました。
そこでわたしはいきなりゴルフセットを買ったのです。
まず練習場にゴルフのうまい人と行ったのですが、ボールが全部左に曲がっていくのです。
でも右にスライスするよりフックするほうがいいらしく、筋がいいと褒められました。

そして次からは1人で練習場に行きましたが、やっぱり左に曲がります。
そこで、じゃあ右に向かって打てばまっすぐ行くんじゃないかと右に向いて打ったら、これはなぜだかまっすぐ飛んで、隣で打ってたおじさんがびっくりしてました。

どんなスポーツでも「腰がだいじ」とか「肩の力を抜いて」と言われることを思い出し、力を抜いてかる〜く打ったところ、なんとまっすぐ綺麗に飛んだのです。
「これか!」とついにわたしは目覚めました。
その後何打打っても真っ直ぐにしか飛びません。
もっと力を抜いて打ってみたところ、手からすっぽ抜けてクラブが飛んで行ってしまい、その日でゴルフはやめることにしました。

こうして本来は運動神経が良く、根気強い性格のわたしなのに、いろんな不運にさいなまれて、今なおその真価を発揮できていません。
浅田真央さんがオリンピックに出ていた頃、度重なる練習の結果、わたしもトリプルアクセルができるようになり、テレビの前で一緒に回転していたのですが、スケートはできないのでこれを披露する場がありません。これがいちばん残念でなりません。


「健全な精神」は「健全な肉体」に宿る、と言われる。
高校生の頃、わたしはこれは逆ではないかと考えていた。
精神が病むと健全な肉体も病んでいくことがあるからだ。
ともあれ、「精神」と「肉体」を二元論化していたことに変わりはない。
そして20代の頃は、「精神」と「肉体」は一元的に捉えるべきではないかと考えるようになった。
これは説明すると長くなるので割愛するが、いずれにしても「精神」と「肉体」とが相互に深く関連していることはみんなが疑わないところだろうと思う。

でも最近はこう思う。
やはりわたしたちはどこかで精神という自己をもっとも優先的に考えていて、肉体はその精神が支配する、つまり自己の延長として考えているのではないかと。
家にも、そして車にも、その自己を延長する。
みんなもたいせつな車を蹴られるくらいなら、自分の脚を蹴られる方がマシだと思いはしないだろうか?
それを車への愛情だというけど、それはちがう。
それはただ車というものに自己を延長した姿に過ぎない。

わたしは子どもはいないからあんまり言えないことだけど。
過保護な親は、果たしてそれは子どもへの愛だろうか。
過保護に育てた子どもは反抗的になるというが、それは甘やかした結果ではなく、自分に入り込んでくる親の自己延長を、一人の人格として断ち切ろうとしている姿なのだとすれば、むしろ当然のことだろう。

頑張ってローンを完済した家も、車も、自分に所有権はあるものの、考えてみたらひとときだけの借りものだ。
木造住宅も30〜40年、車も10〜20年の間の話で、肉体も80〜100年の間、借りているだけに過ぎない。
この間に、「自分のものだ」という執着を持たなかったとすれば、人間は精神と肉体を切り離すことができるだろう。
心が体に左右されることはなくなり、もしかすると死への恐怖もなくなるのかもしれない。
Posted at 2025/09/04 17:30:04 | コメント(10) | トラックバック(0) | 日記
2025年08月31日 イイね!

ボディーカラーをまた黒にした理由

CX-5を検討してる段階では、都市型SUVで、スマートなスタイリングという印象でしたが、自分の車になってそばに寄ってみると、意外とデカくてゴツい。

みなさんもスーパーの駐車場とかでCX-5があったらぜひ近づいて見てください。
いやいや近くで見ることくらいどうってことはありません。
先端が薄く尖った印象のようですが、実際にはグリルは直角に切り立っていて面積もかなり大きくてゴツいでしょ。

もしもそのCX-5に鍵がかかっていなければドアを開けてみてください。
いやいやドアを開けるだけならどうってことはありません。
非常に落ち着いていて質感のあるインテリアということがおわかりいただけると思います。

じゃあ座ってみましょうか。
いやいやちょっと座るくらいどうってことありません。
シートはバケットのように自然と姿勢をまっすぐに整えてくれて、硬さもあり、ちゃんとしてるんだけどラクっていうのを実感できると思います。

ちょっとだけ走ってみる?
いやいや走るっていっても5kmくらいですよ。他人のクルマなんですから当たり前でしょ。
5kmくらいなら1リッターも使いませんからどうってことありません。
スタートボタンは左側にあります。
走ってみると、わたしがレビューに書いてる「堅いんだけど当たりが柔らか」という不思議な感覚をご理解いただけると思います。

初めて運転する車で喉が渇きましたか?
アームレストの中を開けてみてください。
小銭入れがあるんじゃないでしょうか?
スタバとかはダメですよ、さすがに。
もういい加減いい歳なんだから少し謙虚になれませんか?
自販機の缶コーヒーで我慢してください。

では車を元に戻しておきましょう。
スーパーからその車のオーナーが戻られたらちゃんとご挨拶はしましょう。
そういう礼儀はたいせつです。
あなたがCX-5に乗ってどう感じたとしても必ず褒めるのが礼儀です。

「ちょっとこの辺一周しましたけど、いやあいい車ですねえ」

いやいや、最悪の場合でも懲役は10年以内なのでどうってことはありません。

そしてあなたが再び社会に戻ってきたときには、おやおや?CX-5がモデルチェンジしてスーパーの駐車場に。
え?近づいてみたい?
うーん、まあ近づくくらいはいいんじゃないですかね。
え?ロックがかかってない?
開け・・て・みる?

ところで、わたしのCX-5には半径100m以上は近づかないでください。



CX-5のボディカラーをなぜブラックにしたのか。
前の車のWISHは、ディーラーのメカニックさんがブラックに乗ってらっしゃって、それを見て一目惚れでした。
しかしCX-5は素敵な色が揃っていてほんとに迷いました。

当初考えてたのは特別色のマシーングレープレミアムメタリック。
金属的な質感を持つダーグレーのメタリックです。



しかし買おうと決断した頃に、新色のプラチナクオーツメタリックが追加されました。
この色はすれ違ったCX-8で見て、とても上品で高級感のある雰囲気に目を奪われたものですが、その時点ではCX-5にはなかった色です。
白金というのか、ゴールドに寄ったシルバーで光が当たる角度によってその色合いが変化します。



でも2つともやめたのは、やっぱり洗車好きならではの理由です。
どちらの色もしっかりと映り込みを表現できないのです。
シルバーっぽいプラチナクオーツはもちろん、ダークカラーのマシーングレーも映り込みのエッヂはカチッと立たないんですよ。
結局それはブラックにしかできないことで、CX-5だとジェットブラックマイカです。



グリル周りもホイールもブラックのグレードですが、わたしはブラックのホイールってあんまり好きじゃないんですよ。
巷ではCX-5のホイールはかっこいいといわれ、ブラックのホイールは人気なようですけど、なんかピンとこないんですね。
でもホイールがかっこいいとかよりも全身が黒一色なら、その塊感はかっこいいような気がしました。

でもほんとはマイカの入っていないソリッドなブラックのほうが映り込みはより美しいんですけどね。

WISHのとき、白いWISHを見るとわたしのよりワンサイズ大きく見えました。
なので膨張色はいいなあと思ってたんですけど、とても不思議なことにCX-5の黒って大きく見えるんですよね。
おそらく「全身黒」という塊感がそう見せてるのだと思います。



これはわたしのクルマですが、上のカタログ写真と比べてもなんか大きくてゴツく見えませんか?

え?同じに見える?

えええっ

ではあなた、どちらの矢印が長く見えますか?



それにしても夏に納車されると洗車ができません。
でも春は春で、花粉や黄砂でコーティングできません。
新車は、ちょうど今くらいの時期に契約して、秋に納車というのが理想ですね。
Posted at 2025/08/31 09:41:49 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記
2025年08月16日 イイね!

「大人になる」ということ

わたしはもう充分すぎるほどに大人の女である。
年齢的にはもういいわけができないほどに大人である。
とくにお仕事では大人でいなければならない立場になってしまっているのでなおさらだ。

だからいつも落ち着きのある大人でいる。
隙がない顔と言われる。

でもひとりの家の中では子どもの頃から何も変わっていない。
最近もお風呂上がりに鏡の前で化粧水つけてたら鼻水を出そうになり、そこにティッシュもあったけど、鼻はかまずに鏡の前で口を開けて「あー垂れる垂れる!」なんて一人でやってる。
鏡の前ではどこまで垂れるか新記録の樹立にいつも挑戦している。
そしてふと我にかえり「一人で何をやってるんだ 熟れた女体で」と凹む。

わたしは酒豪のような顔をしてるとよく言われるが、じつはお酒は一滴も飲めないし、好きなはずのコーヒーだってブラックでは飲めない。

しかしもっともわたしが「大人の女」になれていないのは「出産と子育て」を経験していないことだろう。

聞けば出産の痛みは大型ダンプと正面衝突したときと同じ衝撃があるらしい。

最近、仲のいいご近所の20代後半の奥さんに赤ちゃんが産まれたので、お祝いを持ってご挨拶に伺った。
旦那さまも笑顔で出てこられ赤ちゃんとも対面したのだけど、そのときのご夫婦の会話にわたしは驚愕した。

「この子が女の子だったので、旦那が次は男の子がいいなっていうんですよ。わたしももう1人はほしいんですよね」

「もう1人どころかボクとしては9人産んでもらって野球チームを作りたいんですよね!」

「あら、そんな経済力、うちにあるのかしら」

「それを言われるとつらい!わっはっは」

わたしは本当にびっくりした。
お金の問題とかじゃないだろう。
ふつう大型ダンプと正面衝突したら、もう二度とそんなのゴメンだと思うのが人間ではないだろうか?
しかしもしも経済力さえそれを許すのなら、あと8回は自ら大型ダンプにぶつかりに行くと言うのだ。
おい、頭だいじょうぶか? 半熟女体。

そこへ、もう完熟しきって表面が少し腐食しかかってるお隣の女体さまが通りかかり、「あら、赤ちゃんかわいいわねえ」と近づいてこられた。
そしてわたしにも「まあ理沙ちゃん。今日もお綺麗ね」。
わたしは赤ちゃんと同列の扱いかよ。バブバブ。

そして、その腐食進行女体が「あら、最近の乳母車ってかわいいのね」と言い、「やだ奥さま、今どきはベビーカーっていうんですよ」と熟れた女体のわたしが言うと、半熟女体が「えっと、、最近はバギーっていうみたいです」と言ったので、長期熟成の2体は険しい顔で解散したのだ。

よくドラマでお姑さんがお嫁さんに「早く孫の顔が見たいわ。まだなの?」と言って、お嫁さんが「すみません。頑張ってるんですけどねえ」なんていう会話があるけど、あれもびっくりだ。
そんな会話って現実にあるんだろうか?

だってそれって「あなた、ちゃんとうちの息子とえっちしてるの?」「はい。めっちゃやりまくってるんですけどねえ」ってことでしょ?
「お母さん!もちろんゴムとかつけずにですよ!」ってわけでしょ?

そんなこと、好きな男性のお母さんとの会話じゃないでしょ。
わたしなんか、そんなの誰にも言えない秘密だと思うんだけど。
拷問を受けてもプラトニックだと言い通す。
そこが子どもなんかなあ。

半熟女体のお宅へ伺ったときも、「赤ちゃんがかわいい」というのもさることながら、「この旦那としたの?信じられん」っていうのが先に立ったのも精神年齢が中学生なのかなあ。

女性は熟成が進むと、手に持っていたコーヒーをうっかり洋服にこぼしてしまったときとかに、ものすごい早口で「あらやだどうしましょ」って言う。

男性でもあるよね。
若い頃は「やべー 今日あっちいねえ」ってみんなTシャツをパタパタしてたのに、ある時から急に「いやあ 今日は蒸しますなあ」なんて言うようになるよね。
それは男性が、GAPとかDKNYとか、大きなロゴが胸にバンバンバンと描かれているパーカーを着るとかえってみっともなく見えるようになる時期とちょうど重なる。

でもこういうのは自然にそうなったとは思えない。
たとえば喫煙者の人でも最初からタバコがおいしかったわけではないでしょう。
最初はむせたりして体が拒否したはず。
ジャズが好きな人でも、いちばん最初の高校生とか大学生の頃は「こんなの何がいいんだ」と思いながら聴いたはずだ。
でも、タバコ吸ってたらかっこいいとか、女の子が部屋に来たときアイドルの歌じゃなくジャズをかけてたらちょっと好きになってもらえるかもみたいなことで、それが板につくまではおいしくも楽しくもないのに背伸びし続けたはずだ。
高校生の頃、男の子の家に行くとやたらとジャズを聴かされた。
「理沙にこのよさがわかるかなあ」なんて、アルトサックスとテナーサックスも聴き分けられない男の子に言われたものだ。

そうやって大人も、さらに大人になるために、最初はおばさんくさい、おっさんくさくてカッコわるいと思っても、なんか貫禄がつくんじゃないかみたいなことで無理を重ねただけではないだろうか。

みんな「おじさんやおばさんみたいになりたくない」と思う一方で、じつは常にもっと大人らしく振る舞いたいと願っているんだ。
大人っぽく振る舞いたいというのは、もう18歳くらいの感覚であり、18歳の大人っぽさほどカッコわるいものはない。
つまりわたしよりも、まるでホームドラマのお父さんのような振る舞いをしている君たちのほうがよっぽど子どもなのだよ。


「世の中、こんなものさ」とか「それが社会っていうものだよ」なんて、努力もしない人が額に指を当て、悲しく笑うことが大人ってもんかい。

そんなのまるで、勇気のない時代の川柳みたいじゃないか。
そんなことが大人なら、わたしはまっぴらだ。


君も今日から鼻水が出そうになったら、ティッシュに手を伸ばさず、どこまで垂れたかを鏡の前で定規で測ってみろ。
ちなみにわたしの記録は7cmだ。
大人だっていうんならまずこの記録を超えてみろ。話はそれからだ。




注・先回りして言っておくけど、この記録はそう簡単には破れない。コメントで15cmでした、なんて簡単に書かないでもらえるかな。7cmの壁の険しさはわたしはよく知っているのだよ。もしほんとなら自分のブログにちゃんと証拠写真を載せないとダメだからね。
Posted at 2025/08/16 14:46:59 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「2026年のSUV市場の激戦 http://cvw.jp/b/2273104/48709492/
何シテル?   10/13 16:23
身長 / 168センチ 体重 / 52kg  スリーサイズ / B:貧乳  W:ふつう  H:ふつう  年齢:そこらへんによくある ごくふつうの年齢
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