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risaSpecのブログ一覧

2025年06月29日 イイね!

この道を、誰もが、最後にはひとりぼっちで。

朝の通勤はターミナル駅で1回乗り換えます。
長いコンコースを歩いてると、たくさんの人たちの列とすれ違います。
誰も他人を見ずに無表情で歩いてるのですが、すれ違う全員が、わたしの前を歩く大きな男性を見て、ひきつったような顔で避けるように左右に膨らみます。

わたしも追い抜いたときにその男性をチラッと見て驚きました。
年齢は60過ぎでしょう。
くたびれたポロシャツで、その胸にはフランス人形を大事に抱えて、歩きながらその人形の頭を撫でています。
しかもわたしが横目で見たとき、そのフランス人形がくるっとわたしのほう向いて目が合っちゃったんです。

ひえええ

この駅からは10分で職場に着くのですが、毎日この駅で必ずコーヒーを飲んでます。
そしてiPadで今日の予定を確認してると、さっきのフランス人形おじさんが入ってきてわたしの前の席に座ったのです!

フランス人形の口にアイスコーヒーのストローをあてて笑顔でまた頭を撫でています。

この人は一体なんだろう。
わたしは考え、頭の中である仮説を立てました。

もしかすると、この人には愛する奥さまがいて、先立たれてしまったのではないだろうか。
そのショックのあまり、奥さまがたいせつにしていたフランス人形を奥さまだと思い込むようになり、ずっと一緒にいるんじゃないだろうか。

わたしはそんな想像をしながら両手で顔を隠しました。
バカみたいだけど朝のカフェで涙が溢れてきたのです。
人前で泣かないわたしなのに。

この男性はきっと、若い日、一度だけ浮気をしてしまったのです。
そのことを最後の最後まで彼は謝ることができないまま夫婦は年老いていきました。
奥さまの誕生日に、大好きな鯛焼きを買って帰ったら、奥さまがどこにもいない。

「あれ?」と思って寝室へ行くと、奥さまは静かに寝ていらっしゃいました。
でもいつもと様子が違い、触れることもなく男は一瞬で何が起こったのかを知りました。

病弱だった奥さまの安らかな寝顔の、その横には、、
彼女が最後の力を振り絞り弱々しい文字で綴られた1枚の手紙がありました。

ごめんなさい
たぶん明日からご不便かけることと思います
今日はキッチンのおにぎり、温めて食べてください・・・


もうダメです。
わたしは両手で顔を隠してもう声を震わせて泣いてしまいました。

そういうことに違いありません。
いや、そうでしかありません。

テーブルに置いたスマホが振動し、横目で見ると、部下の人からのショートメールです。

「どうかなさいましたか?我々で朝礼始めてしまってよろしいでしょうか?」

朝礼だ?
そんなもの!今、どうでもいい!
こいつには人間の心ってものがないのかっ

でもそうもいかないので、わたしは席を立った。
そのとき思いついてカバンの中を探すとグミがあったので、近づいてそれをフランス人形の前に置き、おじさんに言いました。
「食べさせてあげて。お腹空いてるでしょう?」

おじさんは静かな目で、涙でぐしょぐしょになったわたしの顔をじっと見て、こう言った。

「これ人形だよ? あんた病院行ったほうがいいんじゃないの?」


人は誰もが1人で生まれてきた。
そしてどうしても誰かを求めて2人になり、そしてその2人は子どもを産み、やがてその子もまた孫を産む。
そうやって人は人生の中で「たいせつな人」を1人ずつ増やし、幸せを増やす。
しかしその大きくなってゆく幸せの数と同じだけ、いつか必ず別れる悲しみも増える。
もしも1人だったら、そのつらい別れに悲しむことはなかった。
それがわかっているのに、なのにそれでも人は、どうしてかどうしても、懸命に誰かと結びつき合おうとするものだ。

ずいぶん昔にわたしがつくった、こんな詩がある。


<この道を、誰もが、最後にはひとりぼっちで。>

幼い足で一人で歩いた道

ランドセルを降ろしてカバンに持ち変えると間もなく

背の高い男の人がわたしの隣を歩いた



二人の靴はスニーカーとローファーから
いつのまにか
紳士靴とパンプスに変わって また道を歩いた


やがてその二人の間には小さな足が加わり 3人でそして4人で
 手を繋ぎ仲良く道を歩いた
 
それから長い長い時が流れて

子どもたちは愛する誰かと
別の道を歩き始めて

低くなったヒールと くたびれた靴は
 また二人きりになって道を歩いた



秋の枯葉が舞う階段で
 もう足取りもゆっくりになって
杖をつき
ときどき転びそうになりながら
それでもふたりは助け合いながら道を歩いた



ある日からとつぜん


わたしはひとりで歩いていた

あの 遠い幼い日のように

一歩一歩を足元に確かめるように

また わたしはひとりで道を歩いていた



恋とか愛とか 笑顔とか涙とか
あなたたちが大きな声でいう幸せとか不幸とか

そういうことの 少し先へと(理沙)


寄り添う愛は美しいけれど、寄り添い合わなきゃ信じられない愛は、どんなに愛し合っても肉体が朽ちることに勝てない。

わたしたちって、学生時代からどんなに愛の議論を重ねても、どうしてかどうしても、愛の、その指先にすらさわれなかった。

けっきょく、愛に終わりを告げる肉体の死に恐怖するからだ。
残されたその先の孤独に耐えきれそうにない。


わたしたちは死を超えるために生まれてきたんじゃなかったのか。
そして愛は、そんな小さなことの、もっとずっとずっと先にあるんじゃないだろうか。

わたしたちって論点をさいしょから最後までまちがえてきてるんじゃないだろうか。



どんなことがあっても。
どんなに悲しくても。つらくても。
たとえ孤独になっても。そしていつか死んでも。
その道を歩こう。

道の先にある、その愛を最後まであきらめるな。





前回のブログの雪辱戦です。
なお、前半の話は、じつはすべて実話です。
画像はCX-5ではなく、WISHの車内です。
Posted at 2025/06/29 16:59:09 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2025年06月24日 イイね!

risaSpec お台場へ行く






今日はお休み。

朝ごはんは「だし茶漬け」をつくりました。



海苔に隠れてるけど、その下には昨夜つくった甘辛い煮魚。
今までいろんなお魚でやってみたけど、だし茶漬けにはアブラカレイがもっとも気に入ってます。
それを昨夜の残ったご飯にのせて、海苔、ねぎ、ゴマをかけ、わさびをのせて、熱いお出汁をかけます。(糸唐辛子をのせてみたけど合うわけがない!)
お出汁は白だし薄めただけですが、「にんべんの白だしGOLD」であることにはこだわってます。

朝食を食べたあとは、今日は気温が35度を超えるというので急いでお庭の植物に水やりです。
地植えの植物の他にも鉢飢えがたくさんあって、この間数えてみたら小さなものも含めて鉢だけで77もありました。
いろんな種類の紫陽花が咲きほこり、真っ赤なサンパラソルも咲き始めました。
夏の間は泊まりがけのドライブがちょっとできそうにありません。

どお?

こういうスターの何気ないリアルな日常ブログって。
今日は、もう作り話なしの全編ノンフィクションでブログをお届けします。
素顔のrisaSpecの休日です。
そのかわりおもしろくはないよ。
だってノンフィクションだからね。
いつもいつもわたしがふざけて生きてると思うなよ?
ミミズだってオケラだって貧乳だって、みんなみんな生きているんだ、ともだちなんだよブラザー。

愛車紹介に載せるCX-5の写真を撮らなければならないので、とりあえずカメラを持ってまずは事前のロケハンに出かけました。

CX-5にはCTSというステアリングアシスト付きの前車追従型レーダークルーズがついていて、前の車と一定の車間を保ちながらステアリングも切って自動で追いかけてくれます。

前のトラックを認識すると、そのトラックが左へカーブすればCX-5も自動的にステアリングを左に切り、一定の車間を保ちながら同じ速度でずっと後ろをついて行くのです。
わたしの意思とは無関係に。

バックミラーを見るとわたしの後ろにも車間をとりながらついてくる車がいます。
その車も同じような追従型のクルーズコントロールでわたしを追尾してるのでしょう。
そして首都高の大きなカーブのときに気が付いたんですが、その車のまた後ろにも、そのまた後ろにもみんなが同じように追従してきています。
トラックを先頭にいつの間にか10台の隊列ができていて、みんなが一定の速度で同じ方向に進んで行きます。

トラックが首都高を降りると、CX-5も首都高を降ります。
そんなとこで降りるつもりないのに。
その後もトラックに続くわたしたち9台は右や左に曲がりながら、一度も来たことがない知らない道をどんどん進んで行きます。
ずいぶん遠くまで走り、だんだん不安になってきたとき、いきなり前のトラックが停止し、続いてわたしの車も自動で停まり、後ろの車も、そのまた後ろも次々停まりました。

窓の外を見ると東京湾のようです。
急いで車を降りると、同じようにトラックにおびきよせられたほかの車からもみんな降りてきました。
なぜか全員小学校低学年くらいの子どもです。

トラックのドアがゆっくりと開き、痩せた男がピョンって飛び降りてきました。
まるでおとぎ話の絵本に出てくるような三角の帽子を被っています。

あれ?遠い昔にどこかで見た姿だぞ?

もしかして、、と思いましたが、遠い記憶なのでいまいち自信がなく、勇気を出して聞いてみました。

「おまえは誰だっ」

「理沙ちゃん。久しぶりだね。お察しのとおり、ボクはハーメルンの笛吹きだよっ」




「やっぱりそうだったか!」

「ここまで少子高齢化にするのに700年もかかっちゃった。最近はみんな外でも音楽を聴いてるから、もう笛吹きじゃなくてオートクルーズで誘き寄せてるんだ」

「だけど、どうして大人のわたしまで?」

「それは君が子どものように純粋な心を持っているからだよ」

「いやいやいや、たしかに今日はありのままのブログにするとは言ったけど、そうまともにいわれちゃうとさすがにテレちゃうよ」

「でも作り話じゃないんだから仕方がないじゃないか」

まあ、それもそうだ。
今日はノンフィクションのブログを書くとわたしが自分で言ったのだ。

そうしてわたしは巨大な胸を左右に振り回しながら車に戻ってドアを閉めました。

「いってててて」

また右のおっぱいをドアで挟んじゃったよ。

「理沙さん。今日のブログは雑ですね?」って思うでしょ?
そりゃそうだよ。だって作り話する時みたいに計算してないもん。
リアルって雑なんですよ。

ドアから右のおっぱいがはみ出たまま走っていると、CX-5のディスプレイに「安全なところに停めてパーキングブレーキをかけおっぱいを引き抜いてください」とマツダが世界に先駆けて開発したおっぱいアラートが出てしまいました。

車を寄せて停めると、何やら大勢の人が集まっています。
工事かな?と思ったけど、よく見ると鬼です。
たくさんの鬼が宴会を開いているのでした。
ゲートブリッジを渡ったところだったかな。
鬼たちはわたしをひきづりおろして「踊れ」というので踊ったらたいそう気に入られ、じゃまなおっぱいをとってくれました。
やった!
こうしてわたしは、憧れの貧乳になれたのです。
それを知ったいじわるなおじいさんが「私のコブもとってください」と言って踊ったのですがわたしのように上手に踊れず、鬼たちは怒り出してわたしからとった巨乳をいじわるじいさんに投げつけると、おじいさんはコブがなくならないばかりか反対のほっぺにわたしの巨乳がくっついてしまったのです。

こんなこともあるんだなあ。
まさに「事実」は小説より奇なり。

心優しいわたしはそっと、泣いてるおじいさんに近づき、「まあコブと巨乳になっちゃったけど、生きてればきっといいこともあるよ」と肩を叩くと、「ありがとう理沙さん。わたしの背中に乗ってください」というのです。
言われるままに背中にまたがると、おじいさんはいきなり東京湾に飛び込み、竜宮城へと向かいました。
しかし相模湾に入ったところでわたしは息が続かなくなり、海面に出ました。

どお?
めっちゃリアリティあるでしょ?
作り話ならそのまま竜宮城まで行くとこだけど、現実には人間がそんなに息がつづくわけないじゃん。

泳いでやっと陸に辿り着きましたが、おかげで服がびしょ濡れです。
お台場公園で服を脱いで乾くまで砂浜で寝転んでました。
CX-5はゲートブリッジを渡った先にあり、とても歩いて行ける距離ではありません。
「どうしたものかなあ」と考えていると、とつぜんお台場公園の若者たちがけたたましい悲鳴をあげて全速力で走って砂浜に上がってきました。
見るとたくさんのサメの大群が湾に入ってきています。
そこでわたしはいいことを考えました。
1匹のサメに「わたしたち人間と、君たちサメとどっちが数が多いか数えっこしよう」というと、サメはゲートブリッジまでずらっと並び、わたしはサメの背中をぴょんぴょん飛びながら海を渡って行きました。

作り話ならそれでめでたしめでたしなんだけど、さすがにリアルともなると違います。
サメに乗せてもらってるのではなく、たくさんのサメの背中を歩いてるので結局徒歩と変わりません。
すっかり疲れたわたしはつい「サメを騙したりしなきゃよかった。タクシー呼んだらラクだったなあ」と言ってしまったことからサメたちを怒らせてしまい、赤裸にされてしまいました。

「痛いよう 痛いよう」とわたしがしゃがんで泣いていると、そこに通りかかったおじさんが「どうした!」とわたしの肩を揺すります。
頭がぐらんぐらんしてしまいます。わたしちゃんは首が弱いのです。リアルです。

おじさんが「海に入って体を洗い、山に登って風に吹かれなさい。そうすれば、よくなるだろう」と言ってきました。

おじさんおじさん、そんなことしたらもっと体が痛くなるでしょう。
作り話のブログならネタのために騙されたフリをするところですが、そうはいきません。
無視して車に戻ります。
すぐそばに桃も流れてきているようでしたが、相手にするとややこしくなるだけなのでスルーして車に乗り込みました。

よくある何気ない1日を終えて帰路につきます。

すっかり暗くなりましたが、夜のCX-5の室内は、とても綺麗。
小さな車で笑われるかも知れないけど、わたしにとっては高級車に乗ってる感があってピアノジャズがとても似合う。
BOSEシステムのサラウンドは2つ上げただけで、もう音像は後ろに引っ張られていくけど+1でピアノを聴くと、とても心地いいのです。
ピアノでは気持ちがわるく、でもいないと「あれ?」っていう250〜300Hzの制御もよくできています。

しばらくすると曲が変わりピッコロの曲になりました。
どこかで聴いたことのある懐かしいメロディーです。
その笛の音にうっとりしているといきなり歩行者が前に飛び出してきました。
ブレーキをかけて「誰だ!おまえは」と叫びました。

「だからボクは今流れてる笛吹きだよ」


ああ、だめだ。。
すまん。今日はほんとにすまん。
話も落ちない。
断筆だ。
でもこのつまらなさがわたしのリアルなのだ。
Posted at 2025/06/24 02:34:27 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2025年06月13日 イイね!

少し前を歩く娘へ

わたしには子どもがいません。
だから親が子を想う気持ちはいまいちよくわかっていません。

でも、お嬢さまがいらっしゃる、そしてその娘が大好きな、あるみん友さんのために父と娘の詩を書いてプレゼントしたことがあります。

母親になったこともないのに父親の気持ちなんかわかるわけないんですが、わたしほどの天才になると、ホンモノの父親のあなたたちより、その想いがじょうずに伝えることができるのです。


*************************

すこし前を歩く娘へ。


前を歩く娘が 振り返りながら
また年寄り扱いのネタで私を笑う

すっかり大人の女性になったはずだけど
その背中にランドセルがないのが不思議なくらい
遠いあの頃の そのままの歩き方だ

母さんに聞いた
恋が壊れてしまったこと

どんなに明るく笑って上手にごまかしてても
泣きはらしたあとの目は
運動会でビリになった夜に「がんばったで賞」をあげたあのときとおんなじだ

だけど今はもう

鈍感で
時代遅れで
恋とか愛とか似合わぬ老人の顔で
君の後ろをとぼけて歩くよ

娘よ
ふるさとの空は小さく見えるかい
私のことも今はもう小さく見えるかい

でも空よ あの子に伝えてほしい

世界を敵に回しても 
それで倒れることがあったとしても
私は君の前で両手を広げたまま動かずいられるんだよと(理沙)


*************************


この詩を送ったみん友さんから、その夜さっそくメールが来ました。
もう涙でディスプレイの文字が読めない、とかそういう内容なのはみなさんにもおわかりでしょう。
最後に、そのみん友さんからの感動のメールを原文のまま載せておきます。

理沙さん こんばんは
送ってもらった詩を読みました。
まーそれはそれとして、理沙さんってSかMか、どっちかって言ったらどっちですか? ちなみにボクはMです!




・・・・・みなさん。


これは、、、

どう思いますか?

Posted at 2025/06/13 15:18:34 | コメント(11) | トラックバック(0) | 日記
2025年06月12日 イイね!

CX-5の初洗車(フルコース1回戦)

今回のブログに、お笑いや感動はありません。

CX-5の初洗車です。
気合を入れた洗車です。
ひさびさにケルヒャーを出してきました。



水をかけるとボディ全体が撥水してます。
ディーラーさんには簡易コーティングみたいなことはいっさいしないで、と言ってたので、油脂成分だとは思います。
そこで超強力な洗剤(それでいて塗装にも人体にもやさしいアメリカの業務用洗剤)「フォーミュラG-510」で洗ってみたところ、それでもまだ弱く撥水しています。フォーミュラで洗うと親水してくれるんですけどね。。



とりあえず新しく導入したブロワーで水を飛ばして拭き上げ、しばらく考えてから、新車だけど磨きを入れちゃおうと決心しました。
溶剤系は個人的に極力使いたくないんですが、コーティングの前の油脂成分は徹底的に排除しておきたいです。

リョービのRSE-1250を出してきてウレタンバフをつけてルーフとボンネットを磨きました。



コンパウンドは3Mの5985(ハード2-L)と5949(ウルトラフィーナ)。



軽く、と思ってましたが、気づけばけっこうきっちり磨き込んでました。
そして更にウルトラフィーナをもう一度同じようにかけていきます。



3Mのコンパウンドは切れがいいはずなのになかなか切れません。
それもそのはず気温は30℃。
わたしの汗が・・、17歳の夏のテニスの大会の後の、あの頃の汗とは明らかに違う熟れた女の汗が、ポタポタ落ちるのです。

コンパウンドに少しでも水分が入るともう磨けないので、中断して休憩しながら熟れた女体からしたたりおちた悲しい汗の乾燥を待ちます。

こういうとき、もしお仕事でやってる人なら乾燥するまで次のパネルに移るんでしょうけど、そういう効率性を優先するとどこまでやったのかわからなくなってしまいます。
確実にミスなく仕上げていくには効率のわるさってじつはだいじなのです。
素人は素人らしく無駄な時間を過ごしたほうがよいのです。

磨ききったところで、再びフォーミュラG-510で洗います。
そしてまたブロワーで水を飛ばしますが、向きを間違えてわたしが5m飛びました。
(今日はこういうのいらないんだけど、ちょこちょこ入れないと君たちって長文読まないからね)

最後にWISHで愛用していたコーティング剤「317」を施工していきます。
半湿式で施工していくので水分はブロワーで飛ばしただけで充分です。

今はコーティング剤も進化してきていて、Keeperさんも一般にコーティング剤を販売しているし、シラザン50なんかもいいなあとは思うのですが、わたしはどうしても非硬化型のコーティング剤にこだわりたいのです。
DIYでのコーティングを何度もやってる人にならわかると思います。

最後にコーティングを拭き上げて終了なんですけど、、もうね、3時間50分ですよ。気温30℃の中。
わたし汗ってあんまり出ないんだけど、もうだらだら。地面にポタポタ落ちるの。
しかも3時間50分かけて、ルーフとボンネットだけ。
ランダムアクションポリッシャーの振動で右腕は痺れっぱなし。

けっこう洗車は業者さん並みのことができてると思ってますが、体力的に厳しいですね。
そうそう、熟れてるからね。

これだけの機材を使ってると、もう駐車スペースは高圧ホースや電源ケーブルがぐちゃぐちゃに絡まりがちですが、わたしは音響エンジニア時代からの癖でケーブル類は作業中も全部綺麗に8の字巻きにしています。

こういうの女性らしいと言われるかもしれませんが、そういうことよりもエンジニアってそういうものなのです。
料理人もそうかな。
常に整理整頓しながら作業を進めていくことが事故と失敗を回避する方法です。
ケーブルとケーブルが絡まって、「あー!もう!」とか力づくで引っ張ってる人を見ると、その人の過去の恋愛が映像で浮かんでくるようです。
こういう人は港が見えるホテルでロマンチックな夜を過ごせません。
こういう人は場末のラブホです。
「僕」と「わたし」ではなく、「あんたとあたい」の世界線です。
近寄りたくありません。

キンキンにエアコンで冷やしておいた家の中に入って、すぐにシャワー。
でもTシャツが汗で張り付いて脱げない。
リビングで半裸で飛び跳ねながら叫び回る。
「あー!もう!」

2、3日後に、またフロント、サイド、リア、ホイールをコーティングしていきますが、ちょっともう磨きはやめておきます。
Posted at 2025/06/12 17:12:23 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記
2025年06月11日 イイね!

天才が考える「女性の、正しいCX-5の乗り降り」

CX-5はスカートでの乗り降りがたいへん難しいです。

車高が高い上に、サイドのステップが高く、それを踏まないようにするにはかなり足を高く上げないといけないので、地面にサッと足がつかず、このときパンツが丸見えです。

そこで足を揃えて横を向いて滑るように降りれば、と考えましたが、シートがバケットのように横がすごく盛り上がってるのでタイトスカートはずりずりたくし上がってパンツが見えます。

滑り落ちるのではなく、地面に向かって一気に頭から飛び込んでくるっとでんぐり返りで着地すればいいのかもしれませんが、それではクルマとはまったく無関係に、いちばん激しくパンツが見えてしまいます。

「そんなに急いで降りなくても、落ち着いてゆっくり降りればいいじゃない」と言われそうですが、急いで降りるときってあるじゃないですか。ギャングを追いかけてるときとか。
みなさんはそういうのないんですか?
ほー、それはそれは。のんきな毎日でいいですね。
わたしは倉庫が建ち並ぶ埠頭で、ギャング団を追い詰めるのしょっちゅうなんですから。

さて、どうすればタイトスカートでも、パンツを見られずに素早く降りることができるのか。
これはちょっと真剣に取り組まなければならないテーマです。
そこで天才モードのスイッチを入れて考え出したらすぐに答えは出ました。

そうか!こうすればいいのか!
そしてこれしか方法はない!
ああ、わたしはなんでこんな簡単なことに今まで気づかなかったのでありましょうか。

降りるときにパンツを見られたくないなら、降りる前にパンツを脱げばいいのです。
どんな降りかたをしても、もうぜったいパンツが見られることはありません。


お仕事でもなんでもそうですが、どうすればいいのかわからない、別のアプローチを考えてもそこには新たな問題が現れ、どうしても先に進めないことがあります。
こういうとき頭のわるい人は必ずこう言います。「そんなこと言ってたら何にもできない」。
このセリフがわたしは大嫌いです。
そんなことはありません。その問題さえ解決できればあとはなんでもできるのです。

なぜ煮詰まるのか。
それは思考の角度が垂直的でしかないからです。

たとえばピアノを4畳半の部屋に入れたいけれども入らない。
それを解決するために垂直的な思考ではダウンサイズを考えます。

ピアノは88の鍵盤があるけれど、ほんとうにそれだけ必要だろうか。
いちばん上の1オクターブやいちばん下の1オクターブって使わないんじゃないか。
これをやめれば2オクターブ分の24鍵分間口は狭くできる。
弦の長さというのは意味があるものだけど、フルコンサートグランドとグランドでは長さがちがう。するとさらに短くもできるのではないか。
なんとかピアノとしての響きを成立するギリギリの長さを探ってみよう。

こうやって横と縦のディメンジョンを最小化していく考え方がわたしのいう「垂直的な思考」です。
多くの人がこういうふうにしか考えず、そして行き詰まり、挙句、「なにこれ?」っていう結果になります。

「頑張ったんですよ、これでも」
そんなのお仕事の現場では言い訳にはなりません。
子どもの運動会じゃないんだから。

水平的な考え方というのは、たとえば「なんとかピアノを4畳半のスペースに入れる」ということよりも、ピアノというものが持つ要素を4畳半のスペースに構築すればいいという発想でしょう。
そこでピアノがピアノであるための要素をすべて洗い出して、その後はそれまでのピアノの概念はもう意識せず、抽出した要素をパズルのように組み立て直していくのです。

そういう水平的な思考で、グランドピアノではないアップライトピアノが出来上がったのだと思います。
横に引かれた弦を90度縦に置けば、ピアノで重要な、弦の長さや響板を犠牲にすることも、鍵盤を減らすこともありません。
アップライトピアノは、それまでのグランドピアノと外見はまったく異なるけれど、グランドピアノが持つ楽器としての要素が求めてくる面積を、横から縦に置き換えることで満たしているわけです。

この問題をなんとかしないといけないけれど、物理的に、また法律的に、あるいは費用の面でそれが不可能である場合、わたしは即座に水平的な思考に移ります。
そしてそれを契約する業者さんに指示する仕様書をつくります。
それでちゃっかりわたしのアイディアで実用新案を取得した超大手企業もいましたけど、まあそれはいいです。

どうすれば水平的な思考ができるのか。
それはテクニカルな部分ではいろいろありますが、とにかく最初にあるのは直面する難題をどんなことをしてでも解決しようという熱意と情熱です。
バカか利口かは、わたしは頭の知力ではなく、精神力だと思ってます。

どんな難題にも正面から立ち向かう。立ち向かい一歩も引かない。
ここでふにゃふにゃしてると、頭がいい人でも失敗します。

たった1人の愛する人を全力で守ろうとするとき、人間は本来の能力を超えるものです。
雰囲気やニュアンスで言ってるのではありません。
熱力学の法則では、宇宙のエネルギーの量は増えることも減ることもないとされてますが、「ただし宇宙の中で、人間の精神エネルギーだけは、このエネルギー保存の法則の限りではない」と物理学も証明しています。

みなさんも難題に直面したときはどうか逃げずに立ち向かってほしいです。
その想いは宇宙の法則すらをも超えるのです。

いいですか?
今から言う天才の名言を、今日からスマホのホーム画面にして、考えても考えてもわからず、「もう万事休す」だと思ったらそのたび見返してください。
みん友さんの中には経営者の方もいらっしゃるようですが、この一文を毛筆で書いてオフィスの壁にかけ、毎日朝礼の最後に社員全員で唱和させてもいいでしょう。

「パンツを見られたくなかったら パンツを脱げ!」
Posted at 2025/06/11 12:32:24 | コメント(7) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

身長 / 168センチ 体重 / 52kg  スリーサイズ / B:貧乳  W:ふつう  H:ふつう  年齢:そこらへんによくある ごくふつうの年齢
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かき氷器、禁断の改造。 
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2025/06/05 22:03:39

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