気候も気分も良かったので、毎年11月恒例の洗車フルコースをやりました。フルコースというのは普段のシャンプー洗車とコーティングに加えて、電動ポリッシャーでの研磨をするのです。塗装膜厚の資源を失わないよう年に1回だけと決めてるのです。そして、WISHの研磨はたぶんこれが最後になると思います。ここ数年、コンパウンドは3Mの2-Lだけで磨いてきましたが、今日は1段粗い1-Lから磨き、2-Lで仕上げました。ポリッシャーの扱いも、もう業者さん並みに慣れていて、腰の入れかたも一人前です。女性がそういうことやってるのが珍しいのか、散歩で通るご近所の方がみんな見て行くので、見物料と書いた箱を置きました。洗車を終えてお庭のベンチでソルティライチを飲みながら休憩した後、まだ元気があったので横に伸びすぎたラベンダーとローズマリーの強剪定。ローズマリーはもう枝が太くなっているのでノコギリです。これも腰の入れ方は、もはや山形県の木こりさんレベルで、そしてまた散歩の人たちがジロジロ見て行くので見物料の箱をもう一個増やしましたが見て行くくせに誰もお金は入れません。お金がないなら見るなっ見せものなんだからなっ剪定は切った後がたいへんです。ゴミで捨てるために剪定したたくさんの枝を10センチくらいに細かく切っていくのです。でもちょっと高級な剪定バサミをこないだ買ったのです。直径1センチくらいの枝もスパンスパンと気持ちよく切れてくれます。20代の頃のわたしなら、まさか自分が剪定バサミなんかでテンション上がって興奮するようになるとは思いもしなかったでありましょう。あの頃はブルガリの時計が欲しくて、いつもショウウィンドウを眺め、頑張って仕事してやっと買って大喜びしてたものですが、今はホームセンターの土起こし器を「えーこんなのあるんだ」と憧れ、転圧器と一緒に買ったときは興奮で体が震えました。お散歩で通りかかった年配のご婦人に笑顔で「素敵なお庭、冬支度ですね」と話しかけられ、なんだか自分が大人の仲間入りをしてるみたいでとても嬉しい気持ちになりました。まだ未成年なのにね。そのわりにこのご婦人もお金は入れていきませんでした。でもそうか。そういえば。秋は深まり、まもなく冬がやってきます。今夜はあったかいシチューです。