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risaSpecのブログ一覧

2024年03月10日 イイね!

risaSpecとスポーツ

野球は興味ないんだけど大谷選手が結婚したらしいね。
それで結婚相手が公表されなかったから、みんな誰だ誰だって大騒ぎらしいけど。
わたしそんなのどうでもいいと思うよ。
君にだってそんなの関係ないんだし、他人の結婚に首突っ込んで詮索するもんじゃないよ。

・・・え?・・・

もしかして理沙さんじゃないのかって?

いやいやそんなわけないでしょ。
わたしじゃないから!それぜったい違うから!それだけはないよ!
なんか証拠があってそんなこと言ってる?じゃあ証拠見せてごらんよ。ないでしょ? だってわたしじゃないんだもん。いやマジで。
そもそも、だってほらわたし大谷選手に会ったことすらないんだからさ。ファンでもないし。

仮にだよ? 仮にわたしが大谷選手の結婚相手だったとして、それでわたしあなたになにか迷惑かけたのかなあ。どんな迷惑かけた?かけてないでしょ?
かけてないっていうかそもそも違うから!わたしじゃないんだもん。
しつこいなあ。あなたそういうとこ直したほうがいいよ。
本人がちがうって言ってるのに信じないなら、どうしてもそう思いたいんだったらそう思っとけばいいよ。
もっとも「そう思いたければそう思えばいい」っていうのは99パーセント嘘ついてる人のセリフだけどさ。
いやいやいやわたしは残りの1パーセントだって言いたかったの。

じゃあじゃあじゃあ!
もしわたしが大谷選手の結婚相手だったらあなたに100万円あげるよ!・・・どお?・・・あ、ごめん。1万円にしとこうかな・・・いやいや自信あるよ。めっちゃ自信はあるよ。だってわたしじゃないんだもん。いいよじゃあ2万円でも、べつに。
でもそれだけ気にするって、じつはあなたなんじゃないの?結婚相手。
え?違う? うん、そりゃ違うだろうね。そうでしょうそうでしょう。


これを友だちに銀座線の車内でやってみようって言ったら「いくつだと思ってるんですか」とあっさり断られてしまった。
まったく世知辛い世の中になったもんだ。
20代でやってもつまんないけど、いい歳したわたしがやるからこそおもしろいんだけどね。


わたしはスポーツってほぼ無縁である。
中学のときはテニス部でけっこう真面目に練習してた。暑い日以外は。
ところが高校生になって、まったくスポーツへの興味をなくした。
体育の時間、休んで見学してみんながバスケやってるときに一個のボールを追っていい歳した高校生が右や左へ走り回るのがなんかバカみたいに思えてきたのだった。
まるで飢えた人が食べ物を求めるように「パスパス!」って叫んでるし、輪っかにボール入っただけで明暗が別れて一喜一憂する。
気まぐれに動くボールは経済の動向にも見えたし、わたしたちがいう幸福や不幸のようにも思えた。
そしてまたGHQが日本占領下で行った3S政策をこの頃すでに知っていたこともあって、ボールを追うというより、ボールの姿をしたAMERICAに操られている日本人の姿を見た思いでもあった。

この時期、わたしは音楽にのめり込み大阪や東京でもライヴに呼ばれそれなりの人気があった。
野球部とかバレー部を遠くに見ながら音楽室の練習室で暗くなるまでピアノを弾いててそれがかっこいいと思ってたんだ。(家にはピアノがなかったので)
もし野球部の子なんかと付き合ってデートしたら土手に寝転んで葉っぱを口にくわえて空を見上げるんだろうかとか思った。
当時はそういう「さわやか健康バカ」が大嫌いだった。
そしていわゆる不良ではないものの、わたしはとにかくルールから外れまくる高校生だった。

しかし最近は思う。
健全な精神は健全な肉体に宿る、というが、とても納得する。
さらに精神と肉体はそうした二元論ではなく、もしかすると一元論なのではないかとさえ思う。
またいつの間にかわたしはひとりで車で河原へ行き、棒切れを拾って地面に絵を描いて、飽きるとその棒を大声で叫びながら全力で川に投げるという、葉っぱくわえるどころじゃないほどの「さわやか健康バカ」になってしまっている。

職員採用するとき、わたしはその人の過去はあまり問わない。
「今がどうか」、そこにしか関心を持たない。
なので学生時代に何をやってたかなんてことは面接でも聞かない。
でもチームワークとかコミュニケーションラインを大事にしてくれる人は、やっぱり学生時代にスポーツをやってきた人に多い。
若い頃スポーツを小馬鹿にしていたことはわたしが誤っていたんだな、と近頃は思う。

肉体は精神を超えない。
でもその精神とはいつも曖昧な軌道を描きながら肉に強く惹かれ、ときには破綻する。

そう考えるようになった。

だから、今回のお話を受けたときは「いいんじゃないかな」って思ったんだよ。
羽生選手のときは、どっちがいい悪いじゃないんだけど、お義母様とわたしの間にちょっとしたすれ違いがあった。
でもその反省も踏まえて今回はお受けしてもいいかなと考えている。

え?誰と、って?

うん、ごめんね。そこはわたし翔くんからほんとにきつく止められちゃってるからさ。
まさかみんカラごときなんかでさ。




p.s. すみません。前回のブログはあんまりウケなかったようなので消去します。
イイねやコメントくださった皆様、ほんとにごめんなさい。
Posted at 2024/03/10 02:47:57 | コメント(9) | トラックバック(0) | 日記
2024年03月05日 イイね!

卒業する君たちへ  〜そして、遠い日のわたしへ。〜




信じられるのは自分しかいない。誰も信じられない。自分のことは自分でやってきたと思ってた。
でも動き出した電車の窓にふるさとの風景が後ろへ後ろへと流れたときに込み上げてきた涙に、君は初めて「そうではなかった」と知る。

地元ではミスなんちゃらとか言われ、仲間達からは東京行ったら男に気をつけろよとあんなに言われたのに、道玄坂で声をかけられたら宮下パークへの行き方聞かれただけで。
「田舎から出てきたばっかでわからないです」と答える短いスカートが悲しい。

いつも大人たちを小バカにして、「あんなふうにはなりたくない。わたしは突き抜けるんだ」とかっこよく東京に来たけど、乗り換えの山手線のホームではその大人たちに次々に突き飛ばされて乗りたい電車にすら乗れない小さな小さな存在でしかないことを知った。

いいかクソガキ。

東京という巨大な街では君が思うとおりの行き先へ向かう電車になんか、君は乗れないんだ。

わたしはけっして若い君たちの追随を許さない。
君たちが小バカにする、誰かの顔色を伺いながらビクビク生きる、右の拳を左手で包んで寂しく笑ってそれが大人だとか笑う、まるで勇気のない時代の川柳が歩いてるような大人というカテゴリーに、わたしを入れるな。

それでも。
だけど。それでも。
どうか。

「サスティナブルな事業」がどうとか、「女性独自の視点で」とか、そういうふざけた話はずっとずっと遠くに聞きながら、黙々とシャベルを地面に突き立てて、傷だらけの体で閉まりかけるシャッターに次々と滑り込んで。

<あの長い長い長い冬の中で死んでしまいそうに凍える魂をたった1人で泣きながら必死で温めて。>

そしてまたお尻の埃をパンパンとはらっては、くたばってた路地裏から泥だらけでまたメインストリートへ何度も何度も何度も全力で走って行け。そうして、いつか。

そうしていつか。
今から遠いいつか。

その日、ぬくもりの奥に冷たさがあるような、それとも冷たさをぬくもりが包むような、今日のような春の風が吹く年老いた丘の上で。

もう主人公ではなくなってただの風景のような姿になったわたしは君を待ってる。
君がわたしと同じ瞳で来ることを、信じてる。

君はきっとそこへ来るだろう。
だって君は遠い遠いあの日の、わたしと同じあの道を駆け抜けてきたわたし自身だから。

そのとき初めてわたしが君を褒めるから。
だからどうか君に。

どうか世界の誰より愛しい君に、もう冷たくなっていくわたしの身体を最後にそっと抱いてほしい。

「あなたがわたしでよかった」と。







<あとがき>

わたし、天才?



Posted at 2024/03/05 01:46:48 | コメント(9) | トラックバック(0) | 日記
2023年12月31日 イイね!

幸せなラストシーン

住宅街の中を散歩して公園のベンチに1人で座ります。
ふだんは子どもたちの遊ぶ声が聞こえるこの広い公園も今日はとっても静か。

公園の隅に上下スウェットのお父さんがいる。
大掃除からエスケープしてきたんだろう。
(やっと仕事が終わったのになんでまた家でこき使われなきゃいけないんだ)ってところだろうけど、それを言うと「わたしもですけど?」って奥さんに言われてしまうからこっそり抜け出すしかないのでしょう。
今ごろ奥さまは窓を拭きながら「どこ行きやがった」とか言ってるんでしょう。

なんて穏やかで平和な時間でしょう。

今年も1年が終わる。
夕陽が公園を染めてしあわせなラストシーンを描く。

ねえ君はどうだい?

今年、君は、どこまで勝ち抜けた?
そして、それでは、今年、どこまで耐えた?
勝つことより、ときに、負けた悔しさに耐えることは尊い。

今年も君はよく頑張った。
そして今年も君はよく耐えてきた。
偉かったね。
Posted at 2023/12/31 11:35:34 | コメント(8) | トラックバック(0) | 日記
2023年12月29日 イイね!

貧乏がお金持ちに勝つとき

わたしも若い頃、とくに学生時代はほんとにお金がなかった。
バイトはしてたけど楽器とかスタジオ代に出ていくし、生活は交通費も含めて一日500円。
食べものは一日1個のヤマザキの肉まんだった。

新宿のガードレールに腰掛けてて「ごはん食べない?」ってナンパされたら、消防士さんの緊急出動より俊敏に「はいっ」とどんな人にでも笑顔でついていき、お腹が満たされているときは誰に声をかけられても見向きもしない。
その生態が同じであることから、仲間からは「野生の虎」と言われていた。

まあ遠い昔の話なんだけど、この間テレビを観てたらこんなCMが突然流れてきてびっくりした。

むかし若かった頃のrisaSpecに新宿でご飯を食べさせてあげたのに、なんだかんだとけっきょくうまく逃げられてしまうなどしてまったくその見返りがなかった人を探しています。

このときのご飯代のことを過払金といい、過払金は戻ってくる可能性があります。
たとえ「てんやの並天丼1杯」「コンビニおにぎり1個」のレシートでも構いません。

どんな小さなものでも泣き寝入りせずお電話ください。
電話番号は局番なしの0120ーリサ クイニゲ
24時間お電話を受け付けています。

おい、ふざけんなよ。
それは民法第95条の動機の錯誤により契約はそもそも無効なんだよ。
てゆーか契約すらしてねーし。


さて、前回のブログはわたしの文才のなさゆえうまく伝わらなかったので、でも今わたしはどうしてもみんなに伝えたいことなので、もうひとつ妄想ストーリーを考えてみました。


君には東京で暮らす娘がいる。
娘にはお金の苦労はさせたくないから、大金持ちでなくてもいいけどそこそこの安定した収入のある男性と結婚してくれればと願っていた。

ところが娘が突然「結婚したい人がいる」と男性を連れて東京から帰省してきた。
高いお金を払って私大を卒業させたのに、男は高卒で工場勤務。年収は200万円前後だという。
まじめそうな男ではあったが君は反対した。
そんなことを言ってあきらめる娘でないことは父親の君がよく知ってるはずだが、「結婚するならもうこの家には二度と戻ってくるな」と言ってしまった。

しばらくして妻から、娘に子どもが産まれたことを聞かされたが、そのときも孫の顔が見たいというよりは、これで娘は不幸な女になってしまったと思い、旦那にも貧乏なくせにやることは一丁前にするのかという怒りのほうが強かった。

それから6年経って定年退職した君に、孫が小学生に入学したという知らせが来た。
リタイアしてみると君でもなんか人恋しくなって急に娘と孫に会ってみたくなった。
そうなると君は元来カッコつけたがりなので、到底娘夫婦の経済力では買うことができない最新のゲーム機と小学生が喜びそうなソフトを聞いて何本か買った。

横浜から、工場の工員たちしか利用しないような電車に乗って君は娘のアパートを訪ねた。
想像したとおり築50年くらいの旧いアパートで、外階段は海風にさらされ錆びて崩れ落ちそうだった。
何年かぶりの娘を見て君はちょっと驚いた。
あのバカ娘がなんだか大人というか母親の顔になっている。
一緒に住んでた頃は誕生日だとかクリスマスだとか言っては高い洋服やバッグをせがんできたあの娘が、襟がくたくたになったTシャツを着て、額の汗を拭っている。

娘は君をアパートに招き入れるんだけど、どこか恥ずかしそうに見える娘の顔にちょっと悪いことをしたような気になった。

お茶を出してくれたけど話すこともなく、「そのふすまの向こうが寝室なのか」と意味なく聞くと、「それ、押し入れなの。」と言われた。
じゃあこのひとつの部屋でご飯食べて寝てるのか。

そしてまた2人は黙ってしまい、君は部屋を見渡した。
とても丁寧に暮らしているのがわかった。
旧いアパートだが、とてもきれいに掃除されていて、君が来るからとあわてて片付けたわけではないのがわかる。
高校生の頃、あんなに片付けられない娘で、何度も君は怒鳴ったのに。

そこへ孫が帰ってきた。
人見知りすることなく「おじいちゃん!こんにちは」と真っ直ぐの笑顔で言われた。
ほんとなら産まれるとき病院に駆けつけなきゃいけなかったのに、6年もほったらかしにしてた君に。

会ったばかりなのに、この子に好きになってもらいたい、この子にいろんなことをしてやりたいと君は思った。
そしてそのための用意は、もうある。
君はさっそくゲーム機の入った紙袋を持って、孫を外へ連れ出した。
なんだか娘の前では渡しにくかった。

ふだん孫は夕方まではひとりで、よくこの橋の上に来るらしい。
橋の上で、君は孫から「これおじいちゃんの」って日本酒の栓を渡された。
「こっちを上にして川に落とすの。いい? 1、2、3!」
言われるままに栓を落とした。
孫も落とした。

すると「おじいちゃん早く!」と孫は橋の反対側に走って川を見下ろす。
君も川面を見ると2人が落とした日本酒の栓が仲良く並んで海のほうへと流れて行った。
孫が興奮して「おじいちゃん初めて?」と聞くので、「うん初めてだよ」と言うと、「おじいちゃん天才だ。月桂冠は普通もっと遅いのに!」と目をかがやかせるのだった。

そして。
そして君は。
ゲーム機の入った紙袋をそっと背中に隠した。

ゲーム機の重さがそのまま恥の重さのように感じた。
今まで人生で恥ずかしい思いは何度かしたが、人間としての根幹を揺さぶられる恥ずかしさだった。
いったい自分は何をやってるのか。この長い人生で何を学んで偉そうな顔をしてきたのか。

まだ旦那は帰ってきてなかったけど、君は横浜に予約しておいたホテルに戻った。
帰り際、娘が「来てくれてありがとう」と言った。
そして「こんな暮らしだけど、わたし幸せだよ」と、そう言った。
君は少しでも力を抜くと娘の前でだらしなく大声で泣き出してしまいそうで、黙って頷き、「あの子は、いい子だ」とだけ言った。

橋から振り向くと安物のTシャツを着た娘は、まだ玄関に立って君に手を振っていた。
そして橋を渡り切って、やっと娘が見えなくなったとき。

君は。

初めて自分の娘に向かって深々と頭を下げた。



金持ちの心が醜くて、貧乏人の心が純粋だなんて、そんなこともちろん言わない。
言わないし、そんなこと思ってない。
むしろその逆のほうが多い。

しかしそれと同じような話で、仕事でも正しさを追い求めると、なぜだか組織では浮く。
わたしもずいぶん言われてきた。「組織で動いてることを理解しろ」と。
でも組織の長になった今だからはっきり言おう。
組織の論理なんて、それはそんなことを言ってる1人とか2人のエゴイズムを通す詭弁のことなんだよ。

お金があるとかないとか、組織で浮くとか浮かないとか、娘をどんな学校に行かせてどんな教育をしてきたかとか、そんなことどうだっていいんだ。
問題なのはただ「まっすぐ」かどうかだけなんだ。

今回タイトルを「貧乏が金持ちに勝つとき」としたけれど、ほんとはその二元論ではなく、「まっすぐ」かどうかの一元論なんだ。

わたしはけっきょく子どもを産まない人生だったけど、若い頃、わたしは自分に娘が産まれたら「きよしこの夜」の歌を教えるつもりだった。
そうしてこう言ってあげるつもりだった。
あなたは自分が思うとおりに生きていきなさい。
あなたが行きたいところに行きなさい。
だけど、もしもそれでどこか知らない街で寒いクリスマスの晩に冷たい雪の中でひとり凍えることがあったら、何も思わずこの歌を小さな声で歌いなさい。
あなたがどこにいても、必ずわたしがその声を頼りにあなたを助けにいく。
そんなふしぎなふしぎな歌なんだよ、と。
Posted at 2023/12/29 00:19:08 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記
2023年12月25日 イイね!

お豆腐でつくったクリスマスケーキ

わたしは1人でいるとき、ふと妄想のストーリーを思いつくことがある。
昨夜もソファに座って温かいコーヒーを飲みながら窓からの灯りを見てこんなことを思うのだった。


君のお母さんは離婚して工場で働きながら君を育てた。
小さくて古いアパートで、絵に描いたように貧乏だった。
友だちの家にお誕生日会やクリスマスパーティに呼ばれると、どの家も大きな家で、やさしそうなお父さんときれいなお母さんは笑顔で迎えてくれて、テーブルには大きなケーキと見たこともないご馳走が並べられるのだった。
持ち寄ったプレゼントもときめくようなものばかりだったが、君が持って行くのは木の実で作ったネックレスだったりするので、だんだんお呼ばれもしなくなっていった。

そしてとうとう家でおかあさんとクリスマスイブを過ごすことになった君。
あの日、おかあさんはケーキに見立てたお豆腐を出してくれた。
下手くそな上にスペルも違うmely X’masと書かれてあった。
あまりに友だちの家と違うクリスマス。
君は「こんなのケーキじゃない」とお豆腐をひっくり返してしまった。
お母さんは黙ってこなごなになったお豆腐を拾い、そして小さく泣いていた。
そうして君もふとんにもぐって、泣いた。

でもね。
お母さんが泣いていたのは君にひどいことをされたからじゃないんだよ。
こんなことしか子どもにしてやれない自分の情けなさに涙が溢れてきたんだよ。

やがて大人になった君は、結婚をしてマンションを買い、クリスマスには子どもの友達が集まってくる。
嬉しそうにケーキを食べる子どもを見て、ふと君はあの日のお母さんを思い出し、しゃがんで子どもたちに隠れて、泣いた。

君が泣いたのは、こんなことしか子どもにしてやれない自分の情けなさに涙が溢れてきたんだよ。
お金さえあれば誰にでもできるようなことしか君にはできない。
お豆腐をケーキにするなんて君にはとても思いつかない。



でもこんなストーリーを自分で考えながら、そのストーリーが何を意味するのか自分でもわからなかった。

これからこの国は貧困に向かうだろう。
ひとつには今までわたしたちが発展途上国と思ってた国々がいつの間にか発展している。
世界の資源や食糧の供給のパイは決まってる。
これを取り合うとき、もうわたしたちの国には回ってはこないんだよ。
税金がまた上がるとか金融封鎖って本当に起こるの?っていうけど、そんなことどうでもいいくらいに台湾事変が起こったら日本人の生活は根幹から揺らぐことだろう。

何もかも。
何もかもなくなったとき。
その世界で君は愛する人に何を与えてあげられるだろう。

わたしは、公園にふたりでしゃがんで草花と蟻が作る小さな風景を何時間も見て笑いたい。
お腹がすいてもあなたを笑わせ続けてあげたい。

お金がないと人を幸せにはできない。
お金があれば人を幸せにできる。
そう考える人が、生きてる間に「幸せ」というものを見ることはないだろう。

そしてわたしたちがほんとうに気をつけたいことは。
幸せによく似たもの、愛にとてもよく似たものに、心を引っ張られないことだ。
Posted at 2023/12/25 17:10:30 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「ウクライナにとってはあまりに理不尽で可哀想だけど まあそうなっていくのかなあと思ってたら 意外にEUはそのシナリオにのるなとウに提言 それもすごく理解できるけど戦火が世界規模で拡大しないか トランプ氏だってもちろん相当イヤイヤの提言のはずでゼレンスキー次第で全部ひっくり返るかも」
何シテル?   08/18 07:24
身長 / 168センチ 体重 / 52kg  スリーサイズ / B:貧乳  W:ふつう  H:ふつう  年齢:そこらへんによくある ごくふつうの年齢
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