アナログ放送終了まで3ヶ月を切りました。
山梨県のCATV加入率は90%ほどあるそうです。
アンテナだけでは、NHK総合、NHK教育、YBS、UTYの4局しか入らないことが理由のようですが、私の住んでいる甲府盆地では、マスプロ製の甲府地域用のブースターと高性能アンテナを使うことで東京タワーからの在京放送(テレビ東京、フジテレビ、テレビ朝日、TBS、放送大学の5局。日本テレビとTOKYOMXは不可。)を受信することが可能なため、我が家ではCATVに加入していませんでした。
地デジになっても、東京スカイツリーができれば同様に受信できるだろうと思っていたのですが、調べていくと、県内放送と在京放送が同じ物理チャンネルを使っている局が多く(CATVの陰謀との噂も・・・)、電波が受信できたとしても、県内波にじゃまされて放送を視聴することはできないようです。テレビ朝日とTBSだけは物理チャンネルが違うので、この2局だけでも受信できないものかと、ゴールデンウイークの休みを使って受信にチャレンジしました。
マスプロ製の高性能アンテナ「LS30TMH」を購入し、東京タワーに向けて設置。
写真でもその大きさは分かると思いますが、何と長さ3m以上、重さも4kg近くあります。
組み立ててから屋根に上げるより、屋根の上で組み立てた方が楽です。
標準の取り付け方だけでは心配なので、補強用のステーとワイヤーも取り付けました。
テレビの前で電波の受信状況を確認すると、わずかながら上記2局の電波の受信が確認できました。
ところが、県内放送でも在京放送でもない、違うチャンネルの電波も併せて受信していました。
チャンネルから放送局を調べてみると、どうやら長野の放送局であることがわかりました。
そこで、アンテナを長野方面に向けてみると、何と、テレビ信州(TBS系列)、NBS長野放送(フジテレビ系列)、長野朝日放送(テレビ朝日系列)、SBC信越放送(TBS系列)、NHK総合長野、NHK教育長野の6局を受信することができました。多少ブロックノイズもありますが、ブースターの調整で解消することができました。悪天候の時どうなるかはまだ分かりませんが、高性能なブースターを使えば大丈夫でしょう。
ちなみに、県内放送とは全く反対方向(ほぼ180度)になりますが、県内放送の受信レベルはやや低くなるだけで視聴には全く問題がありません。1本のアンテナで、県内と長野の放送が受信可能です。(写真には上下2本のアンテナが写っていますが、上のアンテナはVHF用で、アナログ波が停波するまで在京放送を受信するため残してあります。)
参考までに受信レベルは下記の通りです。(東芝VARDIA・RD-W300で確認)
SBC信越放送は他に比べてレベルが低いのですが、映りには問題ありませんでした。
NHK総合甲府 40
NHK教育甲府 57
YBS(山梨放送) 56
UTY(テレビ山梨) 54
テレビ信州 44
NBS長野放送 48
長野朝日放送 42
SBC信越放送 29
NHK総合長野 46
NHK教育長野 44
最終的にはCATV加入も考えていましたが、これなら視聴できないのはテレビ東京系列くらいで、加入の必要性もそれほど感じません。加入料の84,000円と維持費の年間34,650円も不要です。
インターネットで調べていくと、遠距離受信に挑戦している方も大勢いらっしゃるようですが、甲府地区のものは少ないようですので、情報として載せました。甲府盆地のどこでも受信可能とは限りませんが、地デジ化でテレビの受信方法の変更を検討していらっしゃる方の参考になれば幸いです。
Posted at 2011/05/04 17:18:04 | |
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