2020年12月31日
このまま静かに年明けを迎えようと思っておったのですが、年末でもありますので今年を振り返る意味で思う所を載せてみることにしました。
非常につまらぬ話になろうかと…また長くなりますので途中でスルーしていただければと思います。
さて、国内のみならず世界中で蔓延しております感染症問題。
影響を受け死活問題になっておる方々や疲労困憊でもなお対応に当たられてる方々も多くあります。
反面、仕事も通常業務、変調なく過ごしておられる方々も。
自分もその一人であって秋にちとばかし風邪を引きましたがコロナとは関係なかった様で呑気に正月を迎えようとしております。
タイトルにあります何とも難しそうなめんどくさそうな文言ですが、こうあります。
「耐冷、耐苦、耐煩、耐閑
不激、不躁、不競、不随
以て大事を成すべし」
訳してますと更に長くなりますから気に留まったらお調べになられると良いかと。。。
ふと思い浮かんだ教えですが、何に響いたかと言いますると、「耐閑」
であります。
四耐の最後に詠まれておりますが閑→暇と言う事に通じます。
今年一年。自粛と言う言葉が生活に密着しまして、いわゆるストレス発散、楽しみ…
こういったものが制約される。奪われる。
何とも当に不自由な生活スタイルを強いられておる所でありましょう。
皆、感染症を恐れマスクをして、うがいや手洗い…対策を講じて、また政府や自治体もこれを推して終息に向けた対応を誰もがやっておる。
ところが、年末近くになるに連れて右肩上がりで毎日感染者数が増えておると言う結果が…
とうとう、間違いでなければ本日は東京で1300人が感染確認できたと先ほど目にしました。
島国である日本ですらこの状態なので、古来から陸続きの各国は更に……と容易に想像がつきます。
以前にも触れた事ですが、ここに来て医療機関のリアルな対応処置現場の映像をニュースで見かけます。
知らぬ人はおりますまい。
非常にシンプルな話でありまして、全国の主要な病院を初め、経営面はもとより要の職員がもう限界に来ている。誰もが知ってる話であります。
はて、どうなるか？
我々、健康を保つ為にあてにする医療機関が感染症患者の対応に追われ疲弊し、通常診療も閉鎖し……
おちおち風邪も引けない、仕事で怪我もできない。もちろん労災などあってはならないのですが…
ただでさえ母子共に命がけで行われる出産も余計な気を払わなければならない……
この状態が更に悪化しつつある現状だと自分の目には映るのです。
このまま行きますると言いますと、コロナの前に別な疾患で命を落とす事も決して大げさな話ではない様に思えます。
もちろん、疲弊しとるのは医療だけではなく、各方面においてみられる事です。しかし、「元を末にして、功成したためし無し」とあります。
人間、何が元、原点原則なのか。
生命活動が元なのは言うまでもありません。
その上に、様々な二次的な経済を含め社会生活が存在するのであって、その生命維持が危険な状態だと言う認識をあらためて肝に命じる必要がある時かと思うこの頃です。
決して誹謗中傷ではありません。
GoToなんとか…国の政策。経済策として一つの方針でした。
しかし、道を誤ったのは始まる前から明らかです。
こう書きますと、何か出かける事が罪の様に受け止める方々もおられるかも知れませんが、人間、行動するのが本分でして、停滞するのは苦であります。なので、善悪と言った視点ではなく在り方の問題です。
そもそも、行動を制約する事が善だとすれば、毎日の食事の買い物も仕事も全て罪になってしまう。そんなバカな話はありません。
教えの最後にある「耐閑」一番難しい事で最後に詠まれてるのかと思います。
しかし、人々が街中にあふれでて年末ともなると芋洗い状態になる。
さすれば、また感染者が増える。
負のスパイラルから抜け出せない事になる……
想像に難くないと思います。
大きく取り上げられてる所ですと、飲食、旅行。サービス関連業は商いですので、人々が集まって初めて収益になる。
自粛されて引きこもられたら今度は自分達の生活が成り立たない。
非常に難しい問題です。
しかし、元を末にすればまた感染者が増え医療は機能しなくなる…
東日本大震災から間もなく10年になります。
あの時とは違う危機ですが、人々が本気で自粛生活を勧め、感染者数を減らし、医療機関を安定させて耐え難い減収の危機にさらされてる職種を支えるのは本当に困難な事でしょうか？
昨日、興行収入300億円を優に越える映画が話題になりました。
素晴らしい作品の映画はそれだけのお金を動かしました。
ある期間、人の動きを抑え、感染者数を減らし、その間に医療機関に体力を回復して頂いて、減収に苦しむ業種のサポートをして行く…
自分の足りない頭ではそんなに難しい事ではない様に思うのです。
しかし、それには法改正だの、手続き上の問題だのより、支援をする側、受ける側双方の道徳を回復する事が何より大事だと。
それを主導するのはそれこそ、政府や国が国民を納得させ、税なり、特別な形での募金なりで進めるのが役目の様な気がします。
後でも良い様な議論に時間を割いてる場合じゃありません。
人の道。人だからできる、成せる､成すべき事イコール道徳だと思うのです。
動物達にはそれは出来ません。
自己犠牲を払って他を救うのは人のみ与えられた徳に違いないと思います。
論語にもこうあります「……敬せずんば何をか以て分かたんや」
一体、敬するを知らずして馬や犬と人間をどこで分けるのか…
流行りのTwitterとかフェイスブックとかはどうも分かりません。
年末につまらぬ長い話を載せましたが想う所を発信するのがここしかありませんので一年の最後に載せた次第であります。
失礼致しました。
Posted at 2020/12/31 18:21:18 | |
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