今日、みんカラでペットの不幸のブログが目に留まったので、こんな ・・・
お話を想い出しました。
ご存じの方も、いらっしゃるかと思いますが、気楽に読んでね^^
あッ ・・・ yana さん!字ッ読めなかった (笑)
むかしむかし、とある日の夕方、神様が生き物の寿命を決めるに当たり、
まず公平に30年を言い渡すのですが、
其々が寿命の長さに言い分があり神様にお願いをします。
先ず、一番初めに神様の前にロバがやってきました。
ロバ 「神様!ロバでございます。」
神様 「お前がロバか? お前の寿命は30年だ!」
ロバ 「え、30年でございますか・・・」
神様 「どうだ、文句があるか!」
ロバ 「えぇ~、チョット長いのではありませんか?」
神様 「おぉー、殊勝なことを言うな! いったいどうしてだ。」
ロバ 「私は人間の為に、薪を背負ったり、粉を背負ったり、
目隠しされて一日中石臼挽いたりと、頑張るのが日課ですが・・・
30年も続けるのは大変なもので・・・もう少し短くしていただきたい。」
神様 「そうか、じゃあ10年ぐらいで良いか?」
ロバ 「それじゃ・・・もう少し足していただいて!」
神様 「じゃあ、12年ぐらいではどうだい」
ロバ 「そんなところで、ちょうど良いと思います。
では12年にしていただいて、18年お返しします。」
そんなこんなで、ロバは神様が最初に決めた寿命から18年を返上して、
帰っていきました。
二番目に神様の前にやってきたのが、犬でした。
犬 「神様! 犬でございます。」
神様 「あぁ~・・犬ね『ドック』! 寿命30年!」
犬 「私も30年ですか・・・チョット長いように思うのですが?」
神様 「おぉ~、お前も長いと言うのかね」
犬 「ハイ・・・私は30年も経ちますと、人の為の番犬にもなれず、
吠える声もバウと食用蛙のようにかすれ、犬歯も抜けては犬として恥ずかしくなります。」
神様 「あぁ・・・わかった、わかった!じゃあ、18年ぐらいにしておくか!」
犬 「そのくらいが犬として『いぬ』には、適当かと思われます。12年を返上します!」
と言って帰ったので、ロバは18年返上と犬は12年返上した寿命になりました。
その後、三番目はサルが前の二人の話を聞いてから、神様の前にやってきました。
サル 「神様!いままでの話を聞いておりましたら、私も寿命は30年と思いますが?」
神様 「まだ、言ってないよ! えぇ・・・とサルね、30年」
サル 「やっぱり、30年でしたか。
わたくしサルは、10年をお返しさせていただいて、
20年で結構でございます。 ・・・ 何故ですって?
私は人の為になるのではと思って人間と同じような行動を心がけるのですが・・・
人は私のことを猿まねだとか、猿知恵だとかろくな事を言いません。
だから、30年は長すぎます!」
神様は其々の動物の寿命を手帳に書き留められました。
その後4番目に人間がやってくるのですが、
神様少々厭きられてきて不機嫌になってきました。
その時、神様の部下から「晩餐のご用意ができました」と声がかかります。
神様 「晩餐のスープが冷えるといけないから、人間は後回しだ!」
人間 「神様ぁ~!チョットお待ち下さい。私の分だけは先にお願いします!」
神様 「うぅん、お前はなんだ、人間?そんな者は私の手帳には無いぞ。」
人間 「無いですって・・・それは困ります。」
神様 「あぁ~、人間か!あるにはあるが、30年だ! お前も返上するのかい?」
人間 「イエイエ神様! 30年ではやっと調子が上がる頃、
もう少しいただきたいのです。」
神様 「なんだって、図々しい奴だな!天の決めた30年では不服か!
他に余分は無い」
人間 「神様・・・そこを何とか・・・啼いていただきたい」
と、何度も人間が懇願するので、お腹のすいた神様がやけくそになったのでしょう。
神様 「そこまで言うのなら、ロバが返した18年をお前にやろう、それで良かろう!」
人間 「ありがとうございます・・・が、18年足しましても、
48年で人生が終わってしまいます。もう一声、いただけませんか?」
神様 「もう一声だと・・・あつかましい奴よの~、
仕方がないのから犬が置いていった12年もお前にやろう!」
人間 「えぇと、48に12を足しますと、60でございますか・・・寿命が60歳では、
まだまだ少ないです。何とかもう少し増やしていただけませんか!
そうだ、確か・・・サルさんも何年か返されたのではありませんでしたか?」
神様 「なんと欲深きは人間か・・・、まあ、腹も減ったし~、
めんどうだ!サルの10年もお前にやろう!」
となりまして、人間の齢(よわい)は70歳と決まったのでした。
このような経緯から人間は、最初神が定めし寿命30歳を越えますと、
だんだんと、いただいた
他の動物達の辛い人生も背負うことになったのでした。
人は生まれてから30歳くらいまでは自由で楽しいことがいっぱい、
神様が元々定めてくださった時間です。
誰もがまだ保護(親・兄弟・他人様)の世界に住んでおり、
自分の力以外でも幸せに暮らす事が出来るのであります。
31歳から48歳まではロバの人生を背負いだし、社会や会社でも責任が重くなります。
まるで、手かせ・足かせを付けて働くロバの如く、こき使われ(大変と言う意味)
大きな荷を負う人生に変わります。
次が49歳から60歳までは、これまた犬の如く吠えなければいけなくなる。
あっちで吠え、こっちで 噛み付きとがみがみとやりだします。
ましてや倦怠期の夫婦の問題・子どもの問題・親の介護問題 と頭の中はパニック状態です。
そのうち60歳近くになりますと、健康まで害して人間〝ドック〟(病院)の
お世話になる、そんな人生に変わってしまいます。
さてさて、最後の61歳から70歳は・・・会社は窓際から定年へ、
家では年寄り扱いと「キキキーッ」と猿の如く騒ぎたくなる。
イライラがつのってきては、他人から敬遠(犬猿)される人生と変るのです。
そこから先は『恍惚の人』、落日の日々が続くのが人間の寿命であるそうな。
人間 「神様!30歳以後はいやなことばかり起こり、
長い寿命をいただいた価値がありません。
誠に申し訳ないのですが・・・やっぱり少しお返しさせていただきたく思います。」
神様 「えぇ・・・なんだって、バカを言うのではない!お前が欲張って願った寿命じゃないか!」
人間 「それでは・・・辛いだけの人生になってしまいます!
神様、どうすれば良いのですか?」
神様 「まだ、お前は気付かぬか!愚かな人間よ、
他の動物はお前達人間の為に働き、
寿命を終えるのだぞ。お前に足らぬものは
感謝の一心だぞ!」
人間 「なるほど感謝の『
一』
心でしたか!
『
辛』いに『
一』を付け加えますと『
幸』と変るのですね!」 チャンチャン
妻の実家は猫を、たくさん飼っています!
猫好きでペットを飼いたいから、飼っているのではありません。
家の周りに猫が現れて「かわいそう」な気持ちで餌を与え住みついてしまいます。
その後、家族の一員として、とても可愛がります。
当然、人間の寿命よりも猫は短く何匹も先に逝ってしまいました。
猫が逝ってしまう度に、私達に起こる災難・不幸の身代りになってくれた。
だから私たち家族は何事もなく幸せに暮らす事ができる、と何時も言っています。
ってか!神様の話に猫なんぞ ・・・
「おらんかったぞぉ~~~。」
今、私は犬の人生を背負っている!
しかし、今の私は吠える事を忘れた犬だッ!
ただ!セブンライフの時だけ ・・・
吠える事ができる!
そう!私のセブンは ・・・
「WOLF SEVEN」
なんちって (爆)