友人の紹介で横浜で行われたジャガーのイベントに行ってきました。

英国の高級車のメーカーといえばジャガーをはじめとして、ロールスロイス、ベントレーなどがありますがロールスロイスはBMW傘下、ベントレーはVW傘下、ジャガーに至ってはフォード傘下を経てインドのタタモータースの傘下になるなど、純英国車と呼べる車は少なくなった気がします。
しかしロールスロイスやベントレーが部品、エンジンの共用化や生産の効率化、乗り味の変化で「ドイツ車」の影をちらつかせる一方、ジャガーだけはフォード傘下時代から、純英国車のような雰囲気を保ってくれていることが個人的には嬉しい限りですね。
それでいて近年のXK、XF、XJ、Ftypeの登場によりジャガーの今までのイメージを根底から覆してやろうというデザインや販売戦略を行い、尚且つ顧客が求めるジャガーネスを見事に融合させていると思います。
そんな中で行われた横浜のイベントもメインはF-paceのイベントでしたがジャガーの顧客の掴み方としては非常に良かったと思います。
VWフェスタにも言えることですが、今乗っている顧客を大切にするか、新しい顧客の獲得を大切にするかというベクトルは違うものの、メーカーの魅力を伝えるという点に関してイベントはこれ以上ない効果を発揮すると思います。
さて今回主役でもあったジャガー初のSUV、F-paceですが、、
兄弟車としてイヴォ―クなどがいるにも関わらずこのF-paceを出す意味はどこにあるのでしょうか?
F-paceではランドローバーとの部品共用化はなく、ジャガー独自で開発することで徹底的にオンロード向きのセッティングにしたそうですが、、、、オンロード向きであればイヴォ―クのデザインのほうが都会的かつスタイリッシュだし、知名度も高い。
V6、340馬力というパワートレインでやっと差をつけたくらいでしょうね。
新しい車の登場にはだいたい肯定的な私ですが、ベントレーのベンテイガに続き、否定的にならざるを得ないですね。

たぶんこの否定的になる理由というのは、顧客に媚びているように見えることや、ブランドの安売りをイメージしてしまうからでしょうか。
ベントレーにはベントレーの歴史があり、ジャガーにはジャガーの歴史がある。
もちろんメーカーがSUVを出す背景にはポルシェ カイエンの成功があるからなのでしょうが、目先の数字にこだわるのではなく、伝統を継承しブランドを保ってほしいと思うのです。
ここでSUVを登場させると、ブランドイメージが崩壊してしまうような気がしてしまうんですよね。
この伝統を継承するという意味では、過去にアルナージがBMW製4.4リッターターボからそれまでのターボRに使われていた6.75リッターV8ターボエンジンの復活劇や、ミュルザンヌへの6.75リッターV8の搭載など、ボディは違えど、エンジンをブランドの1つとして考え、伝統を継承していくといった姿勢も取り組まれました。
世界にどれだけベンテイガやF-paceを期待し、購入したがる人がいるかは解りませんが、私はちょっと受け入れることができないと思います。
さて、戯言はこれまでにして。。(笑)
jaguarweekの模様ですが、今回はマイナーチェンジしたXJも展示されてました。

XJロングのオートヴァイオグラフィーです。
LEDヘッドライトの採用や、バンパーの変更、室内のダイヤモンドステッチシートの採用、メーターパネルの表示変更など先代のX350からX358ほどの大幅な変更ではないものの、きちんとお色直しされましたね。
毎回思うのが、このデザインの変更はデザインディレクター自身はどう思うのでしょうかね。
イアンカラム氏に直接聞いてみたいものです。
ちなみにイアンカラム氏はロングホイールベースよりショートのほうがお好きだそうです。
そんなショートホイールベースのほうは試乗車が用意されていました。

この色も悪くないですね。。
試乗車は3.0リッターのモデルでした。
3リッターモデルというとXJ6が思い浮かびますが、それすらも昔の記憶となるのでしょうか。

現行XJの特徴はこのウッドパネルの面積の広さですね。

ウッド、レザー、適度なメッキパーツの使い方はさすがジャガーと思わせるもので、今では現行Sクラスのほうが煌びやかで、間接照明の使い方などは上手ですがウッドパネルで乗員を囲い込むデザインやレザーの触り心地などはXJのほうが巧いですね。

この写真のように赤目のウォルナットとタンレザーの組み合わせは至高です。
さて、公道で乗った印象ですがまず乗り心地がSクラスよりもいいかもしれません。
フロントはスプリングでリアがエアサスですがこの乗り心地は最上級です。。
ここで気になるのはSクラスのマジックボディコントロールですが、これは試乗の機会が無いのでいつ体感できることやら。。。(-.-)
あとはステアリングが軽いので小指でもスルスル回るレベルです。
しかしながら路面のインフォメーションが結構伝わるのでちょっと前の国産セダンのような「軽いだけ」ではない適度かつ好感度が高いステアリングフィールでした。
あとは滑るように走るという感覚ですね。アクセルを数mm踏み込んで法定速度まで速度を乗せたらアクセルを離す。このアクセルを離してからのコースティングがすごく長く続くように感じます。
このコースティングと前述の乗り心地という2つの要素が滑るように走るという感覚を生み出すのでしょう。
この試乗によっていろいろと思うことが増えたのは言うまでもありませんでした。。
さて私のゴルフですが、、

ついに7万キロを突破しました。
ブレーキパッド、フルード、イグニッションコイル交換、LEDハイビーム取り付けなどやりたいことが沢山ありますが、あと3か月で車検なのでそこでまとめてやってしまおうかと考え中です。
さてこの7万キロ達成時にオイル交換を実施したのですが、いま入れてる5w-50のオイルが真っ黒になってまして。。。(´・ω・`)
距離はそんな走ったつもりないのですが。。。
これ、粘度下げたらどうなるんだと言いたいレベルです。。(笑)