2010年02月09日
我々が道路にデビューしたのは、スポーツ原付。
まさにバイクブームの真っ盛りであった。
7.2psを絞り出すとはいえ、車に勝てるはずもない。
それでもあそこの直線で抜いてやろうとか考えて、そこまでの加速をシミュレーションしながら走ったものだ。
すり抜け当たり前、車から見ても怖い存在だったに違いない。
エンジンスタートはもちろんキック、それもチョークレバーを引きながらである。
暖機運転を済ませて、エンジンのご機嫌を伺いながらクラッチ操作。
それが今ではどうだ。
いきなりセル付きのスクーターだもんな。
右手だけで全てが完了。
しかもリミッターが付いているため、混走交通の中にエントリーすることさえできない。
4輪の免許が取れる歳になると中古の軽四をどこからか引っ張ってきて、これまた床まで踏んでの走行。
当然、ATなんてありゃしない。
コーナーの出口でハンドルから手を放そうものなら、おつりが来て車はバランスを失ったりした。
だから、スロウイン・ファストアウト、アウト・イン・アウト、コーナーはパーシャルで、なんていろんな運転技術が身に付いた。
いや、技術というより常識が身に付いた。
当然、元気なルーキーが原付で道路にデビューしてくるから、それにも気を遣って走った。
キャブの調子が悪いとか、プラグがどうだなんて、車と対話しながら楽しんでいた。
親父さんたちの目標は「いつかはクラウン。」「いつかはスカイライン。」だったのだ。
ところがどうだ、いまはいきなりクラウンである。
クラウンに限らず、最近の車は走る、曲がる、止まるの全てを車がサポートしてくれる。
いつからだろう、こうなっちゃったのは…。
人間の五感が、交通社会には必要である。
しかし、運転には必要なくなって来ちゃってないか?
「今日も一日ラッキーでした。」って感じのドライバーが道路に溢れている。
これでいいのか?
組み立て精度が上がってるから、暖気は不要。
コントロールせずに踏み込んでも、ロックしないからハンドルが切れる。
踏む力が弱い人のために、ブレーキをアシスト。
コーナーで外側に飛び出さないために、車がステアリングを制御。
車庫入れの時困らないように、ハンドルが楽に切れるパワステを装備。
バックするのに見えないだろうから、カメラを設置。
確かに、相対的に事故は減ってるのかもしれない。
でも、それは人間の能力じゃない。
機械に乗らされてるだけじゃん。
T社のリコール問題、楽して道路に出ちゃった人たちを、甘やかしきれなくなったって構造に見える。
車はもっと原点回帰して、人をも殺しうる怖い道具だってことをみんなが自覚しなきゃ。
こんなドライバーばかりにしちゃったメーカーに、責任があるのは明確。
でもね、慣れちゃったユーザー側にも問題あるし、押しつけたメディアにもある。
当然、政策を推し進めてそんな車を売る手伝いをしてる政治家にもあるぞ。
世の中、便利なだけじゃだめなんだ。
無駄だと思ってることが、実は必要なことだったりする。
これから道路デビューする我が家の子どもたちだけでも、そんな価値観を持って欲しいな。
大量消費、使い捨て社会がイカンのだよ。
だから、走行距離とか年式だけで廃車に分類しないでね。
Posted at 2010/02/09 23:58:41 | |
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Renault | 日記
2010年02月07日
強制的に道路走るなってなるの?
1号車は1988年式で、22万Km走行。
3号車は1992年式で、3万mile走行。
4号車は1986?年式で、走行不明。
5号車は1995年式で、6千Km走行。
あ、年式はさておいて走行距離が短いから、廃車の基準に当てはまらないか…。
強がりはともかく、実際こんな政策がなされるなら、国会議事堂を囲んで抗議パレードしなきゃな。
中古車:廃車同然の車とどう区別? 国がガイドライン
Posted at 2010/02/07 23:27:09 | |
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Renault | 日記
2010年02月02日
ここのブログは停滞しておりまする。
別ブログはほぼ毎日やってるので、見に来てやってください。
Posted at 2010/02/02 00:20:12 | |
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Renault | 日記