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2025年03月05日

新型プレリュード600万~(残クレか?)

新型プレリュード600万~(残クレか?) 2025年秋に登場予定の新型プレリュード。ホンダの2ドアスポーツクーペとして注目されていますが、本日出た予想価格は600万~650万円と、国産車としてはかなり高額な部類に入ります。

そんな高額なクルマを購入する際、多くの人が検討するのが「残価設定ローン(残クレ)」。月々の支払いを抑えて新車に乗れる仕組みですが、新型プレリュードを残クレで購入するのは賢明な選択とは言えません。

その理由を3つ解説するとともに、**650万円のBMWやAudiとどう戦えるのか?**という視点でも考察していきます。

1. 将来的な残価が不透明で、リスクが大きい
残クレの仕組みは、「契約終了時に設定された残価(最終回の支払い額)」を除いた金額を分割払いするもの。月々の負担を軽くするメリットがありますが、契約満了時にクルマの価値が下がっていると、想定以上の損をするリスクがあります。

特に、新型プレリュードのようなスポーツクーペはリセールバリューが不安定になりやすい要素を持っています。

販売台数が少なく流通量が限られる → 買い手がつきにくい
ハイブリッドスポーツというジャンルが未確立 → 需要が読めない
クーペはSUVほど人気がない → 4ドア車と比べて需要が限定的
一方で、BMWやAudiのプレミアムブランド車はリセールバリューが比較的安定しています。

例えば、BMW 2シリーズやAudi A5クーペ(どちらも650万円前後)はブランド力が強く、一定の需要があるため中古市場でもまだ価格が落ちにくい傾向にあります。

残クレは「契約満了時のクルマの価値を予測する」ことが前提のローンですが、プレリュードのような新規参入モデルはその予測が難しいため、リスクが高くなります。

2. 総支払額が割高になり、BMW・Audiと比べてお得感が薄い
「残クレなら月々の支払いが安くなるからお得」と思われがちですが、実際にはトータルコストで見ると、通常ローンや現金購入よりも高くつくケースがほとんどです。

新型プレリュードを残クレ(3年)で購入した場合の試算
車両価格:650万円
残価設定:250万円(38%)
ローン金利:4.0%
月々の支払い:約8万円 × 36カ月 = 288万円
最終回支払い:250万円
総支払額:約538万円 + 金利約50万円 = 約588万円
一方で、BMW 2シリーズやAudi A5クーペも同じような価格帯で購入できますが、輸入車の残クレプログラムはメーカーが保証する残価が高めに設定されることが多いため、トータルの支払額が国産車とそれほど変わらない可能性があります。

また、BMWやAudiは「初回車検までのメンテナンス無料」「メーカー保証の延長オプション」などのアフターサービスが充実しており、同じ価格帯なら輸入車のほうが総合的にコストパフォーマンスが良いと感じる人も多いでしょう。

3. 走行距離やカスタムに制限があり、スポーツカーの楽しみが半減
スポーツクーペを購入する人は、単なる移動手段ではなく、**「走る楽しさ」や「所有する満足感」**を求めているはずです。しかし、残クレではクルマを自由に楽しむことが制限されるのが大きなデメリットです。

年間走行距離の上限(例:1万kmまで)を超えると追加料金が発生
ボディに傷や修復歴があると査定額が下がるため、気軽に乗れない
カスタムNG(エアロ、ホイール交換などで減額されることも)
一方で、BMWやAudiのクーペモデルは、純正アクセサリーのバリエーションが豊富で、カスタムがしやすい環境が整っています。また、認定中古車としての再販価値が維持しやすいため、購入後の自由度が高いというメリットがあります。

ホンダは650万円のBMWやAudiと競争できるのか?
新型プレリュードが650万円という価格帯で、BMWやAudiと直接競争できるのかを考えてみましょう。

比較項目 ホンダ プレリュード BMW 2シリーズ クーペ Audi A5 クーペ
価格帯 約650万円 約600~700万円 約630~700万円
ブランド価値 実用的な国産車ブランド プレミアムブランドとしてのステータス 高級感とスポーティさを両立
パワートレイン 2.0L e:HEV ハイブリッド 2.0L ターボ or 直6エンジン 2.0L ターボ
走行性能 ホンダS+シフト搭載 FR駆動でスポーツ性が高い クワトロ(4WD)で安定性抜群
リセールバリュー 不透明(新規参入) 比較的安定 比較的安定

結論として、ホンダがBMWやAudiと競争するのは難しいでしょう。

新型プレリュードが提供するのは、ホンダならではのハイブリッド技術や軽快なハンドリングですが、この価格帯ではブランド力が決定的に不足しているのが現実です。

結論:新型プレリュードは残クレではなく、別の購入方法を検討すべき
新型プレリュードを残クレで購入するのは、以下の3つの理由からおすすめできません。

残価が不透明で、リセールバリューのリスクが高い
総支払額が高く、BMWやAudiと比べるとお得感が薄い
走行距離やカスタムの制約があり、スポーツカーの魅力が半減する
さらに、同じ価格帯にはBMW 2シリーズクーペやAudi A5クーペといった強力なライバルが存在し、ブランド価値やリセール面でホンダは不利な立場にあります。

もし新型プレリュードを本当に楽しみたいなら、現金購入や通常ローンのほうが最終的なコストを抑えられる可能性が高いでしょう。

スポーツカーは、自由に乗りこなしてこそ価値があるもの。残クレの制約に縛られず、長く愛せる一台として手に入れることをおすすめします!
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2025/03/05 09:00:41

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