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2025年05月03日

積水ハウスのサッシに見る“工業製品としての美”と断熱性能の進化 〜モデルハウス訪問記〜

積水ハウスのサッシに見る“工業製品としての美”と断熱性能の進化 〜モデルハウス訪問記〜

本日、久しぶりに積水ハウスの最新モデルハウスを訪問してきた。クルマ好きの私にとって、住宅のディテールにおける進化は、クルマの設計思想や素材選定の進化と密接に重なるものがある。特に今回は、サッシ――すなわち開口部を構成する金属フレームとガラスの集合体――に注目した。

写真はそのモデルハウスのウッドデッキから撮影したものだが、まず目を奪われたのが、床から天井までをフルに活かした大開口サッシの存在感だ。その佇まいは、まるでフラッグシップセダンのAピラー周りの造形を見ているかのような精密さと、力学的均整を感じさせる。

従来のサッシと決定的に異なるのは、**「断熱性とデザインの両立」**が高次元で達成されている点である。積水ハウスが自社開発した「SAJサッシ」は、アルミと樹脂の複合構造により、一般的なサッシと比べて約1.4倍の断熱性能を持つという。その数値自体にも驚かされるが、体感温度としての“冷たさの消失”は、まさにクルマにおけるNVH(Noise, Vibration, Harshness)制御のように、五感レベルでその進化がわかる。

特筆すべきは、トリプルガラスの採用がオプションで可能になっている点である。これは、ちょうどクルマの「ダブルウィッシュボーンサスペンション」が、標準ではないが走りを知る者には選びたくなる装備であるように、住宅における“熱の走り”を制御するための究極の装備だと言えるだろう。

また、サッシの納まりやフレームの薄さに見る“視界の開放性”は、まるでピラーレスのコンセプトカーに乗っているときのような錯覚すら覚える。建築の技術進化は、クルマと同じく「空間をどう演出するか」という哲学に深くつながっていると感じた。

住宅というプロダクトにおける“走り”とは、外気温に惑わされず、内と外をシームレスにつなぐ快適性にある。その意味で、今日の積水ハウスのサッシは、クルマにおける“ドライビングフィール”に匹敵する繊細かつ洗練された存在だった。

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Posted at 2025/05/03 21:25:58

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この記事へのコメント

2025年5月3日 21:56
最近自宅が古くなってきて、一部はリフォーム、一部はDIYで好みに変えたりとしています。
これも車と一緒で、プロが仕上げた最新機能と、自分好みとできるDIYの楽しみと、二つを上手く融合させていくとまた家の生活が楽しくなりました。
コメントへの返答
2025年5月3日 22:07
コメントありがとうございます!
うちの自宅も積水ハウスで、築年数はまだ浅いのですが、賃貸として運用しているもう一つの積水ハウス物件は築14年が経ち、そろそろ外壁補修の時期に差しかかってきました。
今回は、素材の耐久性や質感、そして価格のバランスをじっくり比較しながら、信頼できる業者に依頼することにしました。
こういった業者選びや素材へのこだわりも、自分の好みを反映できる部分であり、ある意味DIY的な楽しさがあると感じています。
プロの技術と自分の判断を組み合わせていく点は、車の整備やパーツ選びにも似ていて、住まいへの愛着もより深まる気がします!💡

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