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2025年05月07日

【少子化×クルマ文化】子ども人口1,400万人割れが示す“クルマ社会の未来予測

【少子化×クルマ文化】子ども人口1,400万人割れが示す“クルマ社会の未来予測 2025年4月、日本の15歳未満の人口が1,366万人(前年比30万人減)となり、ついに1,400万人を下回るという歴史的転換点を迎えました。総人口に占める割合はわずか11.1%。この減少は44年連続で続いており、出生率の低下と共に「次世代の縮小」が深刻さを増しています。

この統計は、教育・福祉分野だけでなく、自動車業界、クルマ文化、地方都市の交通インフラにまで波及する“静かな衝撃”を内包しています。

1. 自動車市場の収縮と技術開発の停滞リスク

新車市場の中心を担うのは20~50代。子どもが減れば、将来この層に到達する人口も減少します。つまり、マーケットそのものが物理的に縮小していくのです。

販売台数の持続的減少(軽自動車やコンパクトカー中心)

EVや自動運転など次世代技術への投資減少

ニッチな趣味車(MT、スポーツカー)の絶滅リスク

特にスポーツカーやカスタム文化は、「好きだから買う」という情熱の世代交代が難しくなる可能性があります。

2. 地方のクルマ依存社会と人口減少の悪循環

北海道や青森など、子どもの人口減少率が最も高かったのは地方圏です。これらの地域ではクルマが生活の足であり、鉄道やバスが撤退する中、クルマの保有率は全国平均を上回る傾向にあります。

しかし、少子高齢化が進むと:

若者が都市へ流出し運転者が減る

道路インフラの維持が困難に(除雪、舗装費)

自動車整備・販売の人材不足

といった深刻なクルマ社会の空洞化が進みます。

3. カーライフと家族構成の変化:所有からシェアへ?

子どもを持たない若年層が増えることで、「ファミリーカー」の需要は減少傾向です。また、都市部では所有よりもカーシェア・サブスク型のニーズが拡大しています。

スライドドアミニバンの開発投資が縮小

家族旅行を前提とした大型車の需要が減る

小型EV・2人乗り車の研究が加速

この変化は、単なるトレンドではなく「社会構造の変化」として受け止める必要があります。

4. クルマ文化の継承:コミュニティの役割が鍵

ここで重要なのが、「趣味としてのクルマ文化」をどう次世代に伝えていくかです。雑誌やテレビ番組では限界がある中、みんカラのようなSNSコミュニティこそが継承の場になり得ます。

親世代が子どもに整備や洗車を教える体験

イベントでの子ども向け同乗試乗体験

オンラインでの知識共有(ブログ、整備記録)

これからの時代、**“所有の喜び”ではなく“共有する喜び”**が文化継承の鍵を握るかもしれません。

クルマと未来、日本社会をつなぐ視点を

少子化という国レベルの課題を、クルマ好きとして“自分ごと”として考えることが、実は新しい未来を作る第一歩です。

「若者がクルマを欲しがらない」のではなく「若者そのものが少ない」現実

地域によって深刻度が異なる人口構造

クルマが単なる移動手段ではなく“社会を映す鏡”であること

これからも、愛車と共に走る未来の道が明るいものであるよう、今、何ができるのかを問い直す時期に来ているのかもしれません!

ブログ一覧 | 日記
Posted at 2025/05/07 11:27:07

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「「人口減少」と「年金縮小」が映し出す自動車文化の未来 ― 少子高齢化社会におけるモビリティの再定義 http://cvw.jp/b/2299298/48469149/
何シテル?   06/05 09:49
大学教員('ω')ノ 車歴(すべて新車); EvoⅠ→Golf GTI→ BMW MINI Cooper→BMW(E46)330i→BMW(E92)M3→...
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