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試乗したディーラーは、
　東日本三菱自動車販売（株） 竜王店（山梨県）
店長さん自らが描いたポップ看板がお出迎え♪
のぼり旗やバーナーなどで、クリーンディーゼル版が出たことを店舗全体で打ち出していました。おぉ、やる気満々…。

デザイン　：　初めてエクリプスクロスと出会ったのは２年ほど前、スターキャンプ朝霧2017でした。
芝生の上に、緑の反対色の赤いエクリプスクロス。
艶が深く、自然光での印影も豊かで、見る角度で表情を変える。
素直にかっこいい。
ダイナミックシールドのフロントマスクからサイドへ続く無駄のない線と面でシャープなデザイン。シンプルだけど複雑。


試乗車はホワイトだけど、デザインは２年経過しても全く古びれていない。
購入するなら、レッドダイヤモンドですね、やっぱり。結構高い有料色だけど、納得の質感です。
カタログも凝っていて、レッドダイヤモンドの車両が載っているページは、艶を強調する紙質になっていたりします。

実はボディデザインに関して、リアタイヤから後ろへ伸ばしたストレッチボディのバリエーションを増やすべきだと思っていたが、今回クリーンディーゼルを試乗して改めて確信しました。デザイン自体が三菱らしく、とてもいいこともあるが、この後に語るパワートレインやインテリアなどの作り込みが素晴らしいので、展開しなきゃもったいない車種です。カブリオレも決まると思います。


力強さ　：　デリカと同じディーゼルエンジンは、力強いトルク感で車格を上げます。どうして、デビュー時に搭載していなかったのか。エクリプスクロスの認知度がもっと上がっていたと思う。もったいないと思うほど合っている。
排ガス洗浄用の尿素を添加する投入口は、給油口の隣にあって、おっ、ココ。
デリカは荷室に投入口があったり、スペアタイヤとロックフォードオーディオが省かれたりと、後付け感があります。でも、エクリプスクロスはディーゼルエンジンが織り込み済みで設計されていたと感じさせられました。
デリカでも感じたディーゼルエンジンの熟成感がとってもいい。ピークの数値だけでは分からない全域で感触がいい。出足がスッ、加速がドンっ、巡航は穏やか、ジェントルです、粗野な感じがない滑らかさ。
一人乗車でも、フル乗車でも、出足も加速も変わらない。
力強さは、実感できる高級感。


加速　：　息切れのない滑らかな加速に８速ATのギア比が効いていると思います。ターボが効くまでのタイムラグやギクシャク感はありませんね。
試乗路にある長く続く上り坂、ギア比のクロスオーバーがたっぷりしているんでしょうね、シフトショックが感じられませんでした。
ピークパワーの息切れも感じられないほど滑らかな気持ちいい加速感。
ディーゼルなので、エンジンの回転数はそんなに上げられません。パドルシフトでシフトダウンしても拒絶されることがあります。
パドルの装備はあった方がいいですが、パドル操作の頻度は低いです。
太いトルクのエンジンと、滑らかなATの素性を持つので、アクセルワークだけで十分に、平地でも、上り坂でも、意のままに加速できます。


走り　：　エクリプスクロスの走りを初めて体感したのは、一年半ほど前、岡崎工場でのイベントMMF2017にて、増岡ドライバーによる同乗体験でした。
増岡ドライバーほど限界近くのS-AWCの制御を味わうことはできませんが、アウトランダーでも体感しています。
今、多くある止めることで安全を確保する制御と考え方が異なっていて、車を前に進めながら安定させる制御だと理解しています。
前に進むために、タイヤの接地性を高め、エンジンが生み出す駆動力を無駄なく路面に伝えることをやっています。
このS-AWCの制御を成立させるために、しっかりとしたボディ剛性と、良く動くサスペンションが必須な構成要素です。その要素をエクリプスクロスは備えていますね。素性がいいです。

タイヤサイズはデリカと一緒です。
リアの電子ブレーキで大きくなったキャリパーの大きささえクリアできれば、１６インチへのインチダウンができます。215/70R16
SUV用オールテレインATタイヤが履けますね。魅力的です♪


余裕のエンジン、上質なトランスミッション、堅牢なボディ、しなやかなサスペンション、それらの性能を最大限引き出し活かしきるS-AWC制御。
無駄のない研ぎ澄まされたエッジの効いたボディデザインが、過剰もなく弱点もない素性を表している。見えない構成要素のスゴさを表すには、華やかなボディカラーが必要だと感じる。エクリプスクロスとは、そんな車なんですね…。
過剰と弱点の多い私が、オーナーになれるのだろうか…。

この記事は 「三菱自動車のエクリプス クロス ディーゼルに試乗してきました！」 について書いています。