(写真:共同通信社)
例の引きずり事件,無免許・飲酒をしたあげくの犯行・・・
結局,ドライバーのモラルにかかってしまうのですが,こうした悲劇が繰り返されてしまうからには精神論を語るより物理的にこういう輩が運転できないような抜本的な対策を施すしかないのでしょう。
ト○タも「エコ替え」とかお馬鹿な発想ではなく,ドライバーの飲酒の有無を検知してエンジンがかからないようなクルマを投入していくべきなのでは・・・?
こういう話を持ち出すと費用対効果のことを言われます。
ハイ,たしかに交通事故死者数は,90年の11,227人をピークに減少し続け06年には6352人と短期間に大幅にダウンしています。
こういった痛ましい事件はごくまれであって,私企業に莫大なコストをかけさせるとはなんぞやという外野の声が聞こえてくるところです。
んが,しかし,数字やニュースに現れなくとも陰で飲酒運転が横行していることは明白であって,日夜,凶器が街中を走っていることは間違いないのです。たまたま,物損ぐらいですんでいるケースは山ほどあるはずです。
また,1万人が6千人に減ったというのは割合的に見れば大幅な減少かもしれませんが,6千人という数字を見るならば,まだ年間これだけの人が命を落としているというのであればこれは相当多いのです。
ワタシは免許制度自体にも不備が多分にあるのだと思います。
今回の彼は無免許だと言います。免許取消しを受けていたようです。
ライセンスを持っていなくても車を運転できてしまう現実。
交通犯則がたまると,最後には免許取消しとなりますが,車まで奪われるわけではありません。
だいたい,交通犯則を重ねるような輩は車を手放さず手元に置くケースが多々あるのです。
国もおかしなもの。税金を滞納すれば,さっさと車を差し押さえるにもかかわらず,犯罪を犯した人間の車は持って行きません。私有財産だからだとかいって。
さすれば,人は弱いもの。乗ってしまいますよね。
こういった無免許での運転を阻止するためには,有効な免許証の照合ができたときに始めてスターターが回るといった仕組みを構築すべきではないかなと。
たばこの一件があるので,生体認証でもいいですが。
官民が1体となって取り組めばできないことではないと思うのです。
無論,開発コストや普及コストなんかを考えれば莫大な費用が掛かりますが,有能な人材を失うという将来の損失を考えた場合,それほど無駄な費用とは思えないと思うのです。
人は宝だと,一人でも多くの人を助けるのだという姿勢が国には必要なのではないでしょうか。
みなさんはどうお感じになられますか。
Posted at 2008/11/06 22:44:50 | |
トラックバック(0) |
四方山話 | 日記