巨大前方後円墳群は語る! 将軍山の秘密 ~埼玉県行田市さきたま古墳~
投稿日 : 2010年05月04日
1
それは別件を調査していた隊員の偶然の発見から始まった...
衛星写真に写る謎の幾何学模様!
まるで地上絵のように巨大なそれは、
何らかの意思を持つかのように
寄り添うように存在していた!
2010年4月、調査隊は早速現地へと向かった。
そこには一体何があるのか?
巨大前方後円墳群は語る!
将軍山の秘密~埼玉県行田市さきたま古墳~
2
東北道羽生インターを降り、走ること暫し
現地に到着した調査隊を、早速おみやげ屋さんと新型CR-Zが出迎えます。
3
さきたま古墳公園
ざっと見ただけでも10基の古墳があります。
(地図左上、将軍山の一部が道路に削られているところに注意)
4
はやる気持ちを抑えて古墳調査を開始します!
上:まずは二子山古墳 全長138m
武蔵国最大の前方後円墳です。
下:鉄砲山古墳 全長109m
石碑には埼玉村の文字が見えます。
5
丸墓山古墳
直径105m!日本最大の円墳です。
山頂からは周囲を一望できます。
又、石田光成の忍城水攻めの際に基点となった場所です。
6
稲荷山古墳 全長120m
丸墓山同様に登って上を歩けます。
国宝の金錯銘鉄剣も発掘調査により副葬品としてここから出土しました。
7
そして問題の将軍山古墳 全長90m
正面から見ると判りませんが、③の地図にあるように、古墳の一部が道路に削られています!
そしてココから何と古墳内部に入り!断面と復元された石室内部を見学出来るようになっています。
古墳の内部展示は日本ではおそらくココだけ。見事に再現されています。
(内部写真は古代人のプライバシーを鑑みてやめておきました)
8
巨大古墳群調査を終えた調査隊は第二の目的地、八幡山古墳へ向かいます。
目指す石室がなかなか見つからず、撤収を検討し始めたその時!
工場地帯の中に、ようやく八幡山古墳石室を発見しました。
奈良の石舞台に匹敵する巨大石室ですが、元々は通常の円墳。
何と昭和9年に近くの沼を農地として埋め立てるために、古墳の山土を使ってしまい、剥きだしとなったようです!
この辺りに古墳が造られたのは5世紀~7世紀と推定され、この貴重な遺跡群も、今後は手厚く保護されていくでしょう。
現在、世界遺産への登録申請も検討中です。
PM18:00調査終了
撤収します。
巨大前方後円墳群は語る!将軍山の秘密
~埼玉県行田市さきたま古墳~
~ 完 ~
タグ
関連コンテンツ( 前方後円墳 の関連コンテンツ )
関連リンク
[PR]Yahoo!ショッピング