
ラリージャパンでのマーカス応援用につくったマスクです。観戦中、現地でついたあだ名は「フォーカス仮面」。いろんな人に声をかけられ、握手を求められ、一緒に写真を撮ったりと、楽しい時間をすごせました。
さらに、去年までは気づかなかった、同じチームやドライバーを応援するもの同士の連帯感を確かに感じました。自分にとっては、なにものにも変えられない宝物です。
まず、今年のラリージャパン観戦にあたって、グロンホルムとBP FORDチーム応援用のグッズをどうしようか? という問題がありました。マーカスの出身国フィンランドの国旗は、すでに昨年ゲット済みです。
そんな折、運良くマーカスの公式サイトでWebショップがオープンして、さまざまなグッズが発売されたじゃありませんか! こりゃいいやとばかりに、キャップ、Tシャツ、ジャケットの3点を注文しました。7月10日のハナシです。
ラリージャパン開幕まではまだ2か月もあるし、いくらフィンランドから郵送とはいえ、余裕で到着するだろうと安心しきっていたのですが…待てど暮らせど到着しません。そして、ついに8月も半ばにさしかかり疑念が生まれました。
『もしかして間に合わないのでは!?』
方針変更です。今から代わりになる応援グッズを用意しなければなりません。
去年までの観戦での経験上、マーカスに振り向いてもらうチャンスは、シェイクダウン時のサービステント前、しかも相当にインパクトのあるものが好ましい。
候補その1としては「ラジコン用のボディを帽子に装着して頭に被る」ですが、残念ながら新型のフォーカスWRC06は、まだモデル化されていません。(しかも、やっぱり同じ考えの方がいました。スバルインプレッサとシトロエンクサラのボディを被ったカップルを目撃)
しかし、被りモノという発想から、ひらめきました! プロレスでマスクマンが被っているマスクです。幸いにしてそのテの愛好家の方が作り方を説明したサイトも開設されているので、なんとかなりそうです。常々、新型のフォードフォーカスWRCは「アメコミヒーローの顔に見える!」と思っていたので、さっそくデザインを起こします。
材料は近所のユザワヤなど、布地販売のお店で購入した合皮素材とミシン糸、プラーク再現用にパソコンプリンター用のフィルムラベルなど。
制作作業では、まず自分の頭の形を型紙に写して、パーツごとに合皮をカット、縫製していきます。最初はミシンを使ってみたのですが、素人には扱えない&素材が柔らかくて上手く縫えなかったので、すべて手縫いに切り替え。小学校の家庭科の授業で習ったレベルの運針ながら、格段に作業効率がアップ! 仕事が終わってからの夜なべ作業ですが、三日間ほどでなんとかカタチになりました。(^_^;) 裁縫しなくてすむパーツはゴム系の接着剤で貼り付け、最後にプラーク類をパソコンでデータ作成、フィルムラベルにプリントアウトして貼り付けて完成。出発当日の朝のことでした。
というわけで、計画通りシェイクダウンの日、BP FORDチームのサービステント前でマスクマンデビュー。いろんなメディアで取り上げてもらったり、チャッカリとサインも貰えたりしました。
額のフロントウィンドウ部にはマーカスとティモのサイン! 特にマーカスにサインを貰ったときには、写真家の飯島俊行さんに写真まで撮ってもらえました。この時の写真はマーカスの公式Webサイトにも掲載されました。感無量です。
後頭部にはBP FORDチームディレクターのマルコム・ウィルソンとAXNシェイクダウンのナビゲーター、ニール・コールのサイン。ニールには帰り際にプロレスのポージングをとって威嚇されたので、こちらもポーズをとってお返ししました。(笑)
そして「RALLY X」誌での連載でも有名なミシェル・リザンにも。リザン先生には「どこから来たの?」と聞かれ、「と、トーキョー……」と間抜けな答えを返してしまいました。
Posted at 2006/10/25 02:32:19 | |
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マーカス秘宝館 | 日記