
今回も忘れずに「マーカス必勝の願掛け」ココイチのマグロカレーを食べてきました。やることはやったので、あとはラリーの趨勢を見守るだけですが、レグ1の結果はどうだったかというと……
SS1。オープニングステージを制したのはやっぱりセブ。セカンドベストはデュバル、3位にはソルド、4位アトキンソン、5位ペター、6位ミッコ、7位マーカス、8位ポンスと、ほぼ昨日のシェイクダウンでのタイムを反映した結果となりました。しかし、セブとマーカスとのタイム差は約10秒。マーカス本人の感触は、あまり良いものではなかったようですが、同じステージを走った昨年は、ここでイキナリ20秒差をつけられていたことを考えると、彼我の差は確実に縮まっているようです。フォーカスRS WRC07は、確かに進化してます。それにしてもデュバルの速さはフロックではなかったようで、この後の走りに要注意です。シトロエンの1-2-3なんて、悪夢ですからね!
続くSS2。ベストタイムを飾ったのは今度もセブ。しかし、0.9秒差のセカンドベストにはマーカスが入り、ひと安心。オープニングステージでの遅 れが悔やまれますが、シトロエン勢になんとかついていって、チャンスを待つのが吉でしょう。
SS3では、野心に燃えるデュバルがついにベストタイムを奪取。この男が調子に乗ると手がつけられないですね。今回はワークスじゃないから怖いフレクラン総帥もいないし、やりたい放題といった感じでしょうか? 2位はセブ、3位ソルド、4位マーカス、5位にSUBARUのペター(!)。前戦でのリタイヤの影響が心配でしたが、復活してきたようですね。
お昼のサービスをはさんで午後最初のステージSS4。なんとミッコがベストタイム! 雨上がりの難しいコンディションの中でチョイスしたハード・コンパウンドのタイヤが路面にベスト・マッチングだったようで、対照的にソフト・コンパウンドを選んだシトロエン勢はタイムが伸びない様子。さらにソルド、ペターが遅れはじめました。
この時点での総合順位は首位セブ、2位デュバル、3位マーカス。セブとマーカスのタイム差は16秒。ちょっとずつ差が開いていますが、ワンミスでひっくり返る程度ですし、みんな気が抜けない状態です。
SS5、再びデュバルがベスト。首位セブとの差はついに1.9秒にまで縮まり、強烈にプレッシャーをかけます。ミッコも引き続き好調な走りを見せて、4位ソルドに続く総合5位までポジションをあげてきました。我らがマーカスは、このステージ4番手タイム。総合3位のポジションを守って虎視眈々とチャンスを伺います。SUBARUのペターはマシントラブルで30秒以上の遅れ。またか? またなのか???
レグ1最後のステージSS6はペターの不調をよそに、アトキンソンがベストタイム奪取。2位にはデュバルが続いて、このステージ5番手タイムに終わったセブを抜いて、ついに総合首位に立ってしまいました。野心、恐るべし。選手権争いとは関係ないのをいいことに暴れ放題です。そのせいかどうなのか、シトロエンTOTAL・チームのセカンドドライバー、ソルドがレグリタイヤ。ペターも大幅に遅れてポイント圏外へ。
レグ1終了時の順位は首位デュバル、2位セブ、3位マーカス、4位ミッコとなりました。トップにデュバルがいる以外は、予想通りのオーダーなんですが、デュバルは「やっちまった!」って感じですね。純粋に自分の速さを証明したいだけなんだと思いますが、セブを抜いたのはやりすぎだったかなと(笑)。これは、明日のレグ2が見ものになってきましたよ。
セブは容赦なくデュバルを追い詰めるでしょうし、そのプレッシャーに耐えかねてデュバルがミスを犯せば、あとにつけるBPフォード・チームのマーカスとミッコが労せずしてポディウムをゲットできます。デュバルが奇跡的に持ちこたえたとしても、今度はセブが無理を強いられるわけで、これもフォード勢にとっては、ありがたいことです。
ともかく、明日のレグ2では、大きな動きがある予感。ますます目が離せません!
Go! Marcus! Go! Timo!!
Posted at 2007/08/18 03:03:37 | |
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