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ツール・ド・コルス最終日、レグ3です。先日までの走りで、首位セブとのタイム差を考えると2位キープが目標となるマーカス。とはいえ、後ろにはソルドもいますし、適度にプレッシャーをかけつつ走りきるのが肝要というところでしょうか？

朝イチのSS13。セブ、マーカスが共にダッシュ。ここでマーカスがセブのタイムを大幅に上回るなら、最後のチャンスにかけるところですが…結果は順当にセブがベスト、マーカスがセカンドベスト。これで、ほぼ順位確定。残りの3ステージはセブもマーカスもクルーズ走行、ソルドが3連続ベストを飾って全SSの走行が終了。

最終結果は優勝：セブ、2位：マーカス、3位：ソルド となりました。

セブには敵いませんでしたが、ターマック戦でソルドを凌ぐ速さを見せつけられたのは、今後のドライバーズ選手権を戦ううえで有利に働きそうです。

現在、セブに対するマーカスのリードは4ポイント。残り3戦のうちマーカスが得意とするグラベル戦が2つ、セブが得意とするターマック戦は新規参入のアイルランド1つとなります。

しかも、最終戦はグラベルとはいっても、マッドなコンディションが予想されるラリー・GB。この最終戦を迎える時点で、セブに対するリードを保っていれば、精神的に余裕が保てます。セブは逆転を狙うためにひとつも落とせない状態が続くわけで、かなりのプレッシャーとなるはずです。

さあ、次戦はいよいよラリー・ジャパン。マーカスのドライバーズ・チャンピオン獲得のために皆で盛大な応援をしましょう！

Go! Marcus! Go! Timo!!
FLAT OUT!!!

正念場のレグ2です。マーカスが逆転優勝を狙うなら、午前のステージでセブに追いつかなくてはいけませんが、どうなるでしょうか？

結果はセブが3連続ベスト。マーカスも3連続セカンドベストで追いかけますが、彼我の差はジリジリと拡がるばかりです。やはりキビシイ！

リピートとなる午後のステージでも、ソルドがSS10でベストを奪った以外は、のこりすべてのSSでセブが最速タイムを叩きだし、マーカスとのタイム差は安全圏の27.5秒差となってしまいました。

レグ1のタイム差から、もしや！ という希望もあったのですが、さすがはセブ、現役のターマックキングの名は伊達ではありませんでした。結局、この日はセブを上回るタイムを出せなかったことから、明日は2位のポジションキープの走りとなるかと思います。

そして、気になるSUZUKI SX4 WRCのその後ですが、先日のトラブルは水温センサーの異常だったようで、スーパーラリーで今日も出走してきたのですが、SS10を走りきったところでエンジンストップ、またもレグリタイヤとなってしましました。どうやらインジェクターの不良だったようです。トラブル出しを重ねて、信頼性を向上できると良いですね。

そうそう、SS12走行後にデュバル君がミッショントラブルでストップ、サービスに戻ることが出来ずにレグリタイヤとなったようです。どうした、ドイツの時の輝きを失ってしまったのか…？

とにかく、残すはあと一日。トラブルフリーで走りぬけ！

GO! GO! MARCUS & TIMO!!!