今年のスーパーSSは全席指定ということで、席とりの心配もなくノンビリと構えていられます。(^_^) 頃合いを見て宿を出発すると、外は雨。しかもかなりの強さ。でも会場はドーム内だから、雨に濡れて寒さに震えながら観戦しなくてもよいので安心。
売店でフード&ドリンクを買って席についてみると、思ったよりもお客さんの入りが少ないイメージ。平日ということもありますが、有料チケットが必要だからでしょうか? 前日に行われた入場無料のセレモニアルスタートと較べると閑散としていました。とはいえ、これは4万人を超える観客収容人数を誇る札幌ドームだからであって、帯広時代のスーパーSS観客席と比較すれば、同等かそれ以上に人がいるカンジではあります。でもやっぱり空席が目立っちゃうのは寂しかったかな…。
それでも競技は進行します。00カー&0カーのスタート時には、ちょっぴり派手な演出が用意されていました。スタート時には花火のアーチの中からマシンが飛び出してきたり、ジャンプ台を通過するときに轟音と共に火柱が上がったり……。とにかく音のほうはビックリしました。屋内であんなに大きな爆発音が出るなんて思いませんでしたからね~(^_^;)
ところで、このスーパーSS、ドーム内に設置されているとはいえ、スタート地点と一部コースは屋根のない部分を通ります。そのせいで、どうしても降雨による水を持ち込んでしまって、ただでさえ滑るコンクリート路面が、よりスリッパリーになっています。おかげで00カーのランエボXがハーフスピンしたりと、なかなか難しいコンディションになっているようでした。
しかし、競技車両の走行は、なかなか盛り上がりましたよ~! 1組目はミッコとセブ様。観客から拍手が巻き起こる僅差バトルをミッコが制しました。2組目はラトバラ君とクリスの対決。気迫の走りでラトバラ君が先にフィニッシュ! そして3組めは…ヘニング兄ちゃんvsペターの兄弟対決! これもホントに僅かな差でしたが、ヘニングが兄の威厳を守って0.1秒差をつけて先にゴール!! 自分も思わず「ヘニーンッ!」コール!! いやあ、こういう良い勝負を見ると燃えますね!
ペター&ヘニングのソルベルグ兄弟が同時にスタート!
写真はこんぶだしさん提供/(c)rallyworld
ヘニング兄ちゃんは右コーナーがちょっとニガテ?
微妙に膨らんでいました。
写真はこんぶだしさん提供/(c)rallyworld
ヘニング兄ちゃんのジャンプ。華麗な姿勢です!
写真はこんぶだしさん提供/(c)rallyworld
1走目(SS9)最終コーナー。ペター&ヘニングの両者がほとんど同時に進入!
立ち上がりもほとんど互角! 観客からも
「おぉ~っ!?」という声が上がります。
Rの緩やかな外コースにいたヘニング車が、立ち上がり加速の分だけリードしてフィニッシュ! とっても盛り上がった対決でした。(^_^)
ほどなく2走目のSS10も始まりますが、スタート地点のヘッドライトは1台分。なぜかミッコの単独走行になってしまいました。セブ様は何処に行ったの? その後もラトバラ君、クリス、セブ様と単独走行が続きます。せっかく2台同時走行がウリのスーパーSSなのに、ちょっとガッカリ。
(後日のメディア記事では、係員の誘導ミスということになっているようですが、現地での情報ではタイムカードの記入ミスがあって、それに気づいたセブ様が、受け取りを拒否したからと聞きました。さてさて、どちらの理由が真実だったのでしょうか?)
結局、この日はPWRC勢やNクラスの最後まで出走車両の走りは全部見ましたが、ドキドキする走りで「魅せて」くれたのは、世界戦出場者と全日本の上位ランカーたち、そしてN1、A5、A6、A8クラスのFF車のドライバーさんたちだけでした。
大半のNクラスは、曲がる・止まるの基本も怪しい四駆マシンが、ほとんど性能を引き出せずにヨタヨタと動いているだけで、見ている方は退屈です。たとえマシン性能が劣っていようとも、その限界まで引き出し、テクニックを駆使した走りは「凄い」「素晴らしい」と感じました。
このあたりは、自分だけではなく他の観客の皆さんも同じように感じていたのではないでしょうか? それは、フィニッシュしたマシンとドライバーさんたちに対する拍手の大きさが物語っていたように思います。
Posted at 2008/12/09 00:44:40 | |
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