2007年04月02日
先日のラリー・ポルトガルの再車検で、FORD FOCUS RS06全車にレギュレーション違反、それぞれ5分のペナルティが加えられた。これにより、2位だったマーカスは、4位に。3位だったミッコは5位に。そしてペターが2位、ソルドが3位にそれぞれ繰上げとなりました。
結果、ドライバー選手権はセブが首位に。マニュファクチャラー選手権も首位BP FORDチームとシトロエンチームの差がいっきに縮まって8ポイント差となりました。
レギュ違反といっても、直接には走行性能に関係がないリアクォーターウィンドウの素材厚が規定より0.5mm薄かったというもの。もちろんルールはルールですから、違反なのは間違いないでしょう。でも、ドライバー&コ・ドライバーやチームのスタッフが死力を尽くして戦って得た結果が、こんなことで覆ってしまうのはハッキリいってドッチラケです。そんなことを誰が望んでいるというのか。
イロイロ言いたいことはあるのですが、レースの世界ではこういうレギュの「利用方法」は良くあることだし、それを指摘させないのがチームの戦略でもあるかと思いますので、この件は犬にでもかまれたと思ってすっぱり忘れて、次戦アルゼンチンを楽しみにしようと思います。
「フランス・イタリア・仲良し連合」のおじちゃんたち、いろいろと思惑はあるんでしょうけど、
あんまりファンをナメたことばっかしてると、痛~いしっぺ返しをくらいますよ?(笑)
Posted at 2007/04/03 00:11:40 | |
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column | 日記
2007年04月02日
先日のレグ2終了後の車検で、規定重量-5kgで、危うく失格になるところだったマーカスですが、精査の結果、SS12でのコースアウト時にコンポーネントパーツの一部が脱落したためと判明してお咎めナシになりました。ふう、危ない危ない。それにしても5kgの落し物とは…リアセクションのフロア下に格納されているスペアタイヤでも落っことしましたか?(^_^;)
さて、首位とは40秒差の2位に位置するマーカスですが、レグ3の走行前にセブともどもクルーズ走行でポジションキープ宣言が出ました。面白みはありませんが、この差ではしょうがないところでしょうか。そのかわり、ミッコとペターによる3位争いが熱いのでは!? と思いきや、こちらも走り始めてみるとペターの手持ちのタイヤは路面に合わずにペースがあげられない、逆に好走を見せたミッコがポディウムをGET。
最終的な順位は…優勝:セブ、2位:マーカス、3位:ミッコとなりました。
「マーカス、2位おめでとう!」と声をかけてあげたいところですが、それは本人が一番望んでいない、納得のいっていないことでしょうから、今回は「優勝できなくて残念。次回のアルゼンチンでは優勝してくれよ!」と激を飛ばしておきます(^_^)
まあ、マニュファクチャラー選手権については、素直にBP FORDチームの2-3おめでとう! と言えるかな。シトロエンとの差も、また開くことが出来ましたしね。これについては、ミッコの働きに感謝しなくては。もはや、セカンドドライバーではなく、トップドライバーと言ってよいほどのパフォーマンスを見せてますから!! 今後も活躍を期待してますよ。
そして今回2位だったマーカスですが、ドライバー選手権では2位セブと2ポイント差ながら、いぜん首位を守っています。しかし今回、得意のグラベルラリーで、セブに勝てなかったのは、かなりのショックだと思います。なにせ「勝てるラリー」の予測が立たなくなったわけですから。これは精神的なプレッシャーとなって、マーカスにのしかかってきます。でも、それをはねのけてこそ、チャンピオンへの道が開けるわけで、マーカスには、これで落胆せずによりいっそう頑張ってほしいと思います。もちろん、自分たちもよりいっそうの応援をするようにしますから!
頑張れ、マーカス&ティモ!!!
Posted at 2007/04/02 00:23:56 | |
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column | 日記
2007年04月01日
マーカス、セブの術中に陥る。ライバルの速さに打つ手ナシか!?
本日すべてのSSでセブがベストタイムを刻み、2位マーカスとの差は絶望的な40秒に開きました。レグ2のオープニングステージから、この2人がダッシュを決めるのは分かっていたのですが、午前中にソフトコンパウンドのタイヤを履いてベストタイムを連発するセブに対してマーカスはハードコンパウンドをチョイスして我慢の走りでセブについていき、なんとかその差は15秒でおさまっていました。
そして午後のステージ、路面がキレイになったリピートステージで、ついにマーカスが温存していたソフトコンパウンドをチョイス。それに対して、用意したソフトコンパウンドを使い切ったセブはハードコンパウンドを履くしかなく、ここで逆転かと思われたのですが…実際はセブのスーパータイムにマーカスがついていくことが出来ない展開に!?
午前のステージで我慢の走りをしていたのは、実はマーカスではなく、セブ。その戦略に、まんまとマーカスがしてやられてしまったのでした。SS11を走り終えた時点で自分の選択がミスだたことに気付いたマーカスでしたが、後のまつり。その後は集中力を切らしてセブに大量リードを築かれてしまいました。
まだレグ3が残ってはいますが、本日の内容的には完敗といえます。逆転はかなり難しそうですので、選手権争いを見据え、きっちりと2位をキープする走りに切り替えてほしいと思います。
しかしながら、トップ争い同様に白熱した展開となった3位争いは、一進一退を繰り返しながらもミッコがペターを押さえて3位に踏みとどまっています。でもその差は13秒! ワンミスでひっくり返る可能性もありますので、最後の最後まで争いは続きそうですよ!
Posted at 2007/04/01 13:00:46 | |
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