
3ヶ月に渡った「通学快速」シリーズも,無事最終章をめでたく「ドン引き」にて幕を降ろすことができた。
当初,車について自分では何が書けるかと思案した。回りを見渡すと,幸い他の方々により,ほぼあらゆるジャンルの車の紹介は為されている。そこに付け加える事柄は無いほどに。
そこで違った角度からのアプローチを試みた。
車というものは働く車や実用車をのぞき,趣味性や無駄も重要な要素で,それが多い車ほど魅力にも繋がっている。所詮,大人の玩具だと思う。
それならばいっそ,無邪気な腕白坊主が1/1の玩具を手に持って,「ブーン,ブーン」と呟きながら振り回して,楽しんでいる情景が描ければと思った。それも,とんでもない車種を持たせて。
社会通念上や教育上の観点から,気分を害されたり,眉を顰められた方も多かったことだと思うが,そういった勧善懲悪や儒教的なことは,しばし忘れて,絵本の世界として捉えていただけたのなら本望だ。
それに「スーパーカー」に類する車は,感受性の豊かな若い内に乗り回すほうが,感動も楽しさも遙かに大きいに決まっている。
これが「最後の車」の年頃になってからでは,確かに今まで頑張って来た自分に対する褒美と言った,違った意味での感動は大きいかも知れないが。
小学校の体育倉庫の裏で,誰かか持って来たエロ本を,小さな頭を寄せ合って,みんなでワクワクしながら見る方が楽しいに決まっている。定年間際に工場の資材倉庫の裏で,すっかり薄くなった頭を寄せ合って見たところで,有り難みを感じることはないだろう。
なおブログの初頭にもあるように,登場人物および団体,製品はすべて架空のものであり,同名の実在のものとは一切関係ない。
もし万一記されたのと,同じ経験や経歴をお持ちの方がいらしたとしても,それはたまたま偶然の一致にすぎない。どうか目くじらを立てずに,ホラ話しとして笑い飛ばして戴けたら幸いだ。
特に「事情聴取」の情景は,期間限定の「青リンゴ・シェイク」を啜り,ポテトを摘みながらであったのを,羨望と願望により脚色されている疑いがある。
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Posted at
2007/02/27 21:22:21