
私の好きな番組の一つにBBC放送の「Top Gear」がある。歯に衣を着せない独断的なコメントが気に入っている。
その中で,シトロエン C6を取り上げていた。
C6の良い所,残念な所,気に入らない所が,レポーターの個人的嗜好に基づいていて,以前書いた
私の感想とおおむね一致していて,チョット嬉しかった。
CXを挙げての比較や,「理性的には受け入れられるが,シトロエンならグローバル化というかドイツ車化しないで,強烈な個性を打ち出して欲しかった」というコメントも同じだ。
他のジャーナリストのレポートと異なり,主観と我が儘中心なのが,却って清々しい。取捨選択は受け手に任せると言ったように。
また,他にも試乗に関する動画も数多くあるが,全て主観的で口述による抽象的なインプレッションで,乗り心地やフラット感というのは,見る者にはなかなか伝わりにくい。
ところが,この「Top Gear」のレポートでは,C6とBMの5シリーズとの2台の車のルーフに,ビデオ・カメラを搭載して,超悪路を走行しながら撮影している。後半の5分以後の部分に出てくる。
具体的には競馬場のコース・サイドを走り,車載カメラの中継画像を見ながら,競馬の実況中継をするという試みだ。
C6では問題なく実況できたのが,BMでは「う~~ん。わからん」と半ば投げ出している。とても説得力のあるテストだ。
現にDSが映画のアクション・シーンのカメラ・カーとして活躍していた時代もあった。
こう云ったやんちゃな比較テストが,しばし見られるのも,私がこの番組を好む理由の一つだ。
BMの5シリーズも,優れたフラットな乗り心地で,コーナリング性能とのバランスも,とても高次元で達成されていると思う。
しかし,比べてみると差は歴然。C6のフラットさがここまで抜きん出ているとは,正直驚いた次第である。
もちろんテスト・コースが非現実的な悪路で,たまたま選ばれたBMにとっては,災難以外の何物でもなく,ハイドロが例外なのだが。
C6 vs BM 5
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Posted at
2007/05/28 20:44:26