
話はアロイスの解説に戻るが,確かに同時通訳はカッコ良く,一見格式が高いように映る。だが「始めに和文有りき」の場合,納豆事件同様にヤラセを感じる。
「かぶせれば,どうせ判らないだろう」と,何だか軽んじられたようで,あまりいい気がしない。私の耳が悪いのかも知れないが,和訳では「ラジオ・コンプレッサー」と言っているのは,ご愛敬で許せるが。
ちなみに私の耳ではアロイスの発音は「レィディアー・コンプレッサー」に近く聞こえ,専門用語には疎いのがこの世界の通例,和訳が「ラジオ」でも無理はないだろう。「ラジアル・コンプレッサー」あたりが妥当だと思う。遠心式圧縮機とまでは要求しないが。
まぁ「何語?」と頭をひねる「あー・まー・げー」同様,洒落としてはできれば「ラジオ・コンプレッサー」という通称をデファクト・スタンダードとして,巷に流通させたい。
「ラジオ・コンプレッサー」・・・魅力的だが,同様のシステムで,でっかいインタークーラーも付いた日本製に比べ,3倍の価格はきつい。パイプとコネクターさえ繋げばブルンと回る,補機類も全て付いた996新品エンジン丸ごと価格の1.5倍というのも,飛び付きたい足を引っ張ってくれる。
「屋根」だからと言ってしまえば,それまでだが,屋根の工賃に少し足せば,日本製のシステムが買えてしまう。ただし日本製と言っても,同程度のパワーになる別エンジン用なので,念のため。
「屋根にしては安い!」と,「ラジオ・コンプレッサー」付けられた方,いらっしゃいませんか?
Posted at 2007/03/15 02:19:38 | |
屋根の上の風車回し | クルマ