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2025年08月01日 イイね!

メモ ガルバニック腐食について資料

ガルバニック腐食 電蝕 
異なる金属同士が導電性の液体(海水や水分を含んだ大気など)中で
接触することによって、電気化学的な反応が起こり一方の金属が腐食する現象



ガルバニック電位一覧(海水中、SHE=標準水素電極基準)
金属        /電位(V vs SHE)  /備考
マグネシウム合金  /約 −1.60 V   /腐食しやすい
アルミニウム合金  /約 −0.95 V   /卑な金属
亜鉛(Zn)     /約 −1.05 V   /犠牲陽極に多用
軟鋼(鉄)      /約 −0.60 V  /中程度の腐食性
ステンレス鋼(304) /約 −0.10 ~0 V  /
銅(Cu)      /約 +0.35 V   /貴な金属


組み合わせごとの電位差
組み合わせ /電位差(V)  /腐食側 /腐食リスク
アルミ vs 鉄 /約 0.35 V /アルミ  /中程度
鉄 vs ステンレス /約 0.50 V /鉄    /やや高い
アルミ vs ステンレス /約 0.85 V /アルミ  /非常に高い


防止方法
・同種金属を使う:構造物ではなるべく同じ金属同士を使う。
・絶縁する:金属間にプラスチックやゴムなどの絶縁材を入れる。
・犠牲陽極の使用:マグネシウムや亜鉛など腐食しやすい金属をわざと接続して
 そちらを犠牲にする(例:船体の防食)
・表面処理・コーティング:防錆塗料や陽極酸化処理などを施す
Posted at 2025/08/01 12:13:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年07月17日 イイね!

メモ ブレーキ系統へのステンレス使用について

ネット情報では偏った表現や誤解あるので自分用の資料
(例、5.8や8.8ではなく10.9や12.9とA2-60やA2-70で数値比較)
データ、数値については各種複数資料より引用



@ボルトについて


ステンレスボルトをブレーキ系に使ってはいけない?

状況によっては間違い



ステンレスボルトが良くない理由
1.アルミサポートとの相性悪い
 ガルバニック腐食大、熱膨張差による緩み
2.手に入りやすい強度区分のないボルトは
 靭性高く、塑性変形したまま戻らないから
 熱処理されてるBUMAXや強度区分A2-100などは別
 価格が2~3倍なので価格差ほどのメリットがない?
 ホームセンターでは売ってない?


確実に強度が必要な部位は
強度区分10.9、12.9を使うべき

取付面の摩擦などボルト単体の破断強度以外もあるから
キャリパー取付けボルトにどこまでの強度が必要かは...



実際、ブレンボ正規扱いのプロトが販売している
ステンレスキャリパーマウントボルト CMBT-055P
 
数値的に常温では強度区分A2-80と強度区分8.8は同等
逆にクリープ温度は鉄のほうが低い


ブレーキ系統使用については条件により問題ない
条件:
街乗り程度の125cc以下の車体
車重が100kg
以下
速度域が60km/h以下
ブレーキキャリパーも小型(1POTや小型2POT)

程度の応力なら安全マージン付でA2-80で対応できる
A2-90やA2-100ならより

ステンレスがネジに向いていない最も大きな理由は
熱伝導率が低いため熱が散らないから焼き付く
スレッドコンパウンド使い手締めすれば問題ない
チタンはステンレスの2倍伝導率低い

**************


比重が大きく、重い
硬く、強度が高い
アルミやステンレスに比べて安い


ステンレス
アルミよりは重いが鉄よりは軽い アルミの3倍
硬く、強度が高い
アルミよりも高価


アルミ
比重が小さく、非常に軽い ステンレスの1/3
柔らかく、加工しやすいが強度が弱い
比較的安価
120℃を超えると長期使用で機械的性質が低下


64チタン
引っ張り強度はクロモリ鋼に近いが
剛性の面でヤング率はアルミ並みに低い
高強度低剛性

*****************

ヤング率 縦弾性係数(E/GPa)
大きいほど変形しにくい材料

引っ張り強度(N/mm2)
材料に引張荷重を加え破断するまでの最大応力

降伏点、耐力(N/mm2)
材料や構造物がどれだけの力に耐えられるかを示す指標
明確な降伏点を持たない材料の強度は耐力を使用

クリープ温度
一定の荷重を受けている状態で、時間とともに変形する現象
クリープが起きやすくなる温度の理論目安
材料の融点(K)に対して:
0.3 × 融点(K):長時間使用時にクリープが始まりやすい温度
0.5 × 融点(K):顕著にクリープが進行する温度帯

靱性シャルピー衝撃値 (J/cm²)
材料が破壊時に吸収できるエネルギーの大きさを示し
「割れにくさ」や「衝撃吸収性」の指標


種類 /ヤング率 /引っ張り /耐力 /クリープ /靱性
炭素鋼 S45C /205  /828  /345 /400 /20
SS400    /205  /400  /215 /400 /100
強度区分5.6  /210  /500  /300 /-  /-
強度区分8.8  /210  /800  /640 /-  /-
強度区分10.9  /210  /1000  /940 /-  /-
  
SUS304    /197  /520  /205 /550 /150
強度区分A2-50 /210  /500  /210 /-  /-
強度区分A2-70 /210  /700  /450 /-  /-
強度区分A2-80 /210  /800  /600 /-  /-
強度区分A2-90 /210  /900  /700 /-  /-
強度区分A2-100 /210 /1000  /800 /-  /-
BUMAX 88   /190 /800  /640 /- /-
BUMAX 109  /190  /1000 /900 /- /-


アルミA2017  /69  /425  /275  /150 /10
アルミA5052  /68  /260  /215  /100 /25
アルミA7075  /72  /570  /505  /150 /10
チタンTi-6-4  /110  /895  /825  /-  /55
ダイヤモンド /1000  /---   /---  /-  /-
金      /78  /110  /---  /-  /-
ナイロンPA66 /2.9  /78   /---  /-  /-
木材     /7.8  /30(繊維方向) /--- /- /-



******************



@キャリパーサポートについて


キャリパーサポートはなぜアルミ製が多い?
・軽量でバネ下重量の軽減
・切削性が良く安い、大量生産向き
・設計次第で充分な強度と剛性
150℃からクリープ発生しもろくな
 放熱性とヤング率の低さで変形してカバーしてる?
・ステンレスより疲労強度弱い約 130〜160 MPa
アルミのねじ穴で締めすぎるとねじ山が伸びる
 無印だと1/2、高強度だと1/3しかトルクかけれない
熱膨張率差による緩み 
 アルミ地の場合 鉄4倍、ステンレス10倍
 どちらも緩みやすい 同素材がベストだが
 アルミボルトなんか使えない
アルミ地だと鉄、ステンレスネジ共に電蝕起きる
 スレッドコンパウンド使えば問題ない?
・アルミ側が雌ねじの場合、最低ネジ径の1.5倍の厚み必要

サポートはステンレス製でも問題ない?
・ステンレス製は難切削材で時間かかり高額
 工具負担大で大量生産不可、加工利益でない?
ステンレス製は重いが1/3の厚みで同等強度?同等重量?
・ステンレス製ならステンレスボルトで
 電蝕、熱膨張による緩み発生しない
・アルミより疲労強度強い約 200〜250 MPa
・ステンレス側が雌ねじの場合、最低ネジ径の1倍の厚み必要
・高強度ボルト A2-90、A2-100等なら強度問題ない?
  強度区分(相当)
  A2-80=8.8=7マーク、8マーク
  A2-100=10.9

クリープ現象温度(おおよそ開始) 
鉄400℃、ステンレス550℃、アルミ150℃

ヤング率だとアルミはステンレスの約1/3
約3倍変形しやすいということ
同じぐらいの引っ張りで変形し耐えて元の形に戻るが
その時の変形は3倍ぐらい大きくなるということ

ブレンボキャリパーはアルミキャスト(鋳造)製
使用材料と熱処理により強度出している?


まとめ

アルミ製サポートで鉄ボルト
切削性よく安く軽いが150℃でクリープし脆くなる
鉄ボルトでも電蝕
締め付けトルク1/2しかかけられない
熱膨張差で緩みやすい
何回か取り外すとネジ山が伸びる
(アルミ製ブレーキバンジョー再使用不可の理由)

ステンレス製サポートで鉄/ステンレスボルト
アルミより疲労強度あるが難切削材で高価で重い
ステンレスボルトで電蝕なし
鉄高強度ボルトなら電蝕あるが強度的には問題ない
かじりつく為スレッドコンパウンド使用しトルク管理必須

     /アルミサポート    /ステンレスサポート
重量   /軽量(約1/3)    /重い
強度   /高強度アルミなら十分 /高強度で剛性も高い
耐熱性 /約150℃~強度低下  /200℃以上でも比較的安定
腐食耐性  /良好(酸化被膜形成) /耐食性良好





結果
軽量、コスト重視ならアルミ製
安全、強度重視ならステンレス製


ステンレス製サポートで
スレッドコンパウンド使用しトルク管理して
10.9鉄もしくはBUMAX、A2-100ステンレスボルト取付

Posted at 2025/07/17 13:16:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2023年08月20日 イイね!

みんカラ:モニターキャンペーン【CCウォーターゴールド】

Q1. コーティングを長持ち、効果アップさせるためにしていることはありますか?
回答:下地の処理 特に脱脂
Q2. 優先はどちら?(A:作業性の良さ B:手間をかけても濃い艶・撥水)
回答:B

この記事は みんカラ:モニターキャンペーン【CCウォーターゴールド】 について書いています。
Posted at 2023/08/20 12:06:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | タイアップ企画用
2023年03月10日 イイね!

みんカラ:モニターキャンペーン【レインモンスター スプラッシュ】

Q1. ガラス用撥水剤の施工頻度は?(年1回/年2~3回程度/それ以上/降雨時)  
回答: 年1回

Q2. フロントガラスのほかに施工する箇所があれば教えてください 
回答:バイクのサイドミラー

この記事は みんカラ:モニターキャンペーン【レインモンスター スプラッシュ】 について書いています。

※質問項目を変更、削除した場合、応募が無効となる可能性があります。
Posted at 2023/03/10 15:06:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | タイアップ企画用
2021年02月01日 イイね!

ノーマルでは使えない、あくまでカスタム前提

キャブレター車が基本
インジェクションだとマフラー変えても
簡単に空燃比対応できない(i-map除く)

ビッグキャブに変えるだけで別のバイクになる
次にエアクリ、マフラー、cdi、プーリーの順番
これ以外はやってもそんなに速度上がらない

期待していた4バルブAF63エンジンに
載せ替えたが50ccなのであんまり変わらない

現在cvk24で信号先頭でも怖くなくなった
友人の125ccにも付いていけるようになり
バイパスの流れに乗れる

自身である程度できない人には向かない
使用回転数が高いので
エンジンオイル交換は早めにやってる
Posted at 2021/02/01 12:45:14 | コメント(0) | クルマレビュー

プロフィール

「[整備] #ズーマー 2枚、3枚クラッチシュー クラッチスプリング 回転数資料 https://minkara.carview.co.jp/userid/231090/car/2864595/8331567/note.aspx
何シテル?   08/13 22:52
仕事柄、車両整備&電気関係の知識はあるので 自分で改造や製作するのが好きです
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