
大きな夢に向かって、挑み続ける意志こそが、
私たちHondaの原動力なのです。
これが、ホンダスピリッツの正体か?
これが、本田宗一郎の築いてきたHONDAのDNAなのか?
今の僕にとっては、笑えないジョークでしかないね。
スーパーアグリの突然の参戦時から、佐藤琢磨との関連とか
色々言われてきたけどそんな事はどうでも良かった。
なぜなら、HONDAは前進することを止めなかったから。
そこには、確かに原動力があったから。
ヘルメットを被っていざ予選。どんな状況でも決してあきらめない
(佐藤琢磨公式ホームページより・スペインGPフォトギャラリー)ごめんなさい・無断使用
今日、最初に「スーパーアグリ撤退」のニュースを見た時、驚きはしたものの
「残念だ、亜久里さん無念だろうな」と感じていて、怒りまでは無かった。
営業的に失敗すれば、時には夢も諦めざるを得ないこともある。
だけど、本田技研工業のプレスリリースを読んでいる内に、
「何だ、この他人事のようなコメントは??ふざけるな、お前が拒否したんじゃないのか?」
とはっきりと怒りが込み上げて来た。
そう言えば、福田総理がガソリン暫定税率復活時にやった「苦汁の決断」発言と良く似てる
かもしれないと思った。してやったりと思いながら、苦渋の決断でしたと暗い顔。笑えないよね。
怒りついでに、妄想を膨らまそうか。
今日の亜久里代表の会見で、マグマをスーパーアグリに紹介したのは
ニック・フライだったそうだが、スーパーアグリの売却先として本田技研工業が
許容したのは、マグマがイギリスだったからじゃないだろうか。
本田技研工業にとってイギリスは、
販売・製造のヨーロッパにおける拠点だ。
ところが、
ドイツはどうだろう?まあ、リンク先を見てもらえば一目瞭然なんだけど。
そして、渦中の
ドイツに本拠地をおく自動車産業企業ヴァイグルの取引先と言えば、GM、
ダイムラー、フォルクスワーゲン、アウディ、BMW、ポルシェ、ボルボ、ジャガーなどな訳だが、
この中でちょっと気になるのが「ポルシェ」。
先のモズレースキャンダルで、わざわざF1に対する嫌悪感を
(ナチ絡みなんで当然と言えば当然なんだけど)
表していたポルシェは、ご存知TAGポルシェとして、F1で活躍していたのは周知の事実。
ヴァイグル自身が「将来的にパートナーたるサポーター企業がある」と公言していた、
その中にもしかするとポルシェも・・・。
そう考えると、本田技研工業としてはスーパーアグリを将来的にコントロールする術である
エンジンサプライヤーとしての地位を絶対なものとする事が出来なくなるのでは・・・
と心配したと考えるのが妥当だ。
本田技研工業にとって最悪のケースは、スーパーアグリ・ヴァイグル/ホンダが活躍し、
数ポイントでも獲得する。
FOMに対しても発言権が大きくなって、本田技研に対して、負債の減免を要請する。
それを本田技研が拒否した段階で、ポルシェとエンジン供給に関して協議を開始する。
裏では、エンジニア引き抜きを含めたシャシー開発がポルシェ社内で動き始める。
それでも、2009年中はスーパーアグリ/ホンダで行くが、2010年つまりヴァイグルの
言う3年計画の最終年だが、本田技研との交渉に失敗したヴァイグルの後ろ盾として
残った負債をポルシェが全て一括で肩代わりする。
その後、スーパーアグリ・ヴァイグル/ポルシェとなるか、ヴァイグル・ポルシェとなるかは、
亜久里代表・佐藤琢磨がホンダを切るかどうかにかかっている。
まるで、ホンダを捨ててポルシェに乗り換えるような印象を世界中の人に与えることは
間違いない。
そんな事になる位なら、今のうちに潰しておきなさい。と誰かが言ったのかどうかは、知らない。
http://www.takumasato.com/
http://www.honda.co.jp/F1/race2008/formation/takumasato/
Posted at 2008/05/07 02:11:24 | |
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