フラッシュバック (ToT)

※戯れ言なのでお暇な方のみご高覧ください♪


今し方、調べたいことがあって書棚の本を探してたら、学生時代に使っていた(正確を期すと持っていただけの？)独和辞書が目に留まりました。
何気に手に取りパラパラっとめくってると、まったく忘れてた遥か何十年も前の学生時代のイヤ〜な記憶が忽然と甦って来たのでした。



一般教養の第二外国語で取ったドイツ語Iの授業、、、
端からヤル気の無いのが最大の原因だ、と今にしてみればそう思うけど、授業が進めば進むほどちんぷんかんぷん。
教官から「ハイ、ここを訳して！」と指されても当然何時も予習などしてないから、返す言葉はほとんど「分かりません」「出来ません」の繰り返しばかり、なんてたって同じ人類の言語とは思えませんでしたから…

終いには「あなたはいったいいつも何がどのように分からないの？ そうか、そうか！何が分からないのかが分からないんだな」との御宣託。
その後は指名もされない代わりに当然のように試験も出来る訳なく不可で、翌年はドイツ語Ⅱに加えてドイツ語Iの補講を受ける地獄の羽目に。
更に不運にも補講は前年のIと同じ教官、、、4月初めの授業で「あなたは今年、この単位が取れないと留年だね」っとニヤリ。



Ⅱの教官は優しい人？で試験の範囲と言うか問題をある程度教えてくれたので丸暗記でなんとか凌げたけど、補講Iの方は試験が近づくと胃が痛くなって食欲も細る思いでした。
然るべくして試験の答案は前年並みしか書けなくて憂鬱な気持ちで留年も覚悟したけど、結果はなんと超温情と言うかほとんど超法規的措置で可をくれて3年生に進級出来ました。
顔が鼠男に似た陰湿な教官だと2年間ずーっと疎ましく思ってきたけど、この時はホントに教養高い慈愛に満ちた高潔、英邁な人格者、ドイツ語斯界を背負う大権威だと心の底からから思え、千円くらいお賽銭をあげて拝みたい程でした(^^;



あの鼠男、どうしてるんだろう。自分が仮に大学の総長になってたら教授にして文学部長に取り立ててあげたんですがネ！年齡的にも資質的にも甚だ矛盾してますけど（笑）

そんな訳でそれ以来、手に取ることも無かった独和辞書を暮れの深夜に見つけて遥か昔の辛〜い辛〜いことが昨日のように想い出された一件もこれにて終了と相成ります(^^)／~~~

どちら様も火の元にお気をつけて、、、この先ドイツ語の試験も絶対ありませんので安心して、、、
では、おやすみなさいませ…