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みなと@AOLANIのブログ一覧

2022年06月14日 イイね!

いずれアヤメか二所ノ関(*^^*)最終章

いずれアヤメか二所ノ関(*^^*)最終章前回からのしつこい続き

ということで、朝5時半に横浜村の自宅を出た水郷の花巡りも二本松寺の紫陽花でお仕舞いということで、気づけばもう13時半。
朝、香取神宮のあと寄った道の駅『水の郷さわら』でおにぎりとデッカイ卵焼きを買って食べたもののお昼時はとうに過ぎてしまっていました。

2月に佐原に来た時に見つけて入った街中の鮨屋、福鮨さんがとっても美味しかったので、電話をしてこれからでも間に合いますか?と問い合わせしたところ、残念ながら連休を取っているとのこと。でも前の好印象とおり、こちらが恐縮するほどの若女将の応対に改めてやっぱり良店だなぁと思いました。大将、若大将、またぜひ機会を作って美味しいお鮨を食べに寄らせてもらいます。



仕方なく取り敢えず潮来から佐原方面に戻ろうと51号線の常陸利根川に架かる北利根橋を渡ったところ、右手に『清水屋 うなぎ』の大きな看板が目に入りました。

だいたい国道沿いに大きな看板を掲げている飯屋に当たり!は少ないのですが←(テキトーなこと言ってます)、いやここはイケル!と鰻フリーク?の勘がピンっと働き←(嘘)、ホントはもう2時近いのでこれ以上お店を探していると昼の営業が終わってしまうだろうっということでここ清水屋さんに入りました。



清水屋さんは江戸時代安永年間に利根川沿いに旅館として創業以来250年余、現在は川魚料理を中心とした割烹でした。
老舗らしく丁寧でありながら慇懃無礼ではない接客、綺麗に掃除の行き届いた店内、そして肝心の鰻もタレ、ご飯、そして山椒ともにとても美味しかったです。お漬物が奈良漬けでないのとデザートが羊羹なのがちょっと残念。でもお茶はちゃんと食前食後で緑茶とほうじ茶と分けてありました。



また店の玄関脇に傷んだ黒い柱の一部のようなものが置いて(飾って)あり、謂れを聞くと江戸末期、水戸藩天狗党の元治甲子の乱時に移転前の旧建物に撃ち込まれた鉄砲の弾の跡とのことでした。(自分的にはなんとなく撮影するのを憚れたので写真はありません)



水戸藩における天狗党と諸生党の分裂と対立激化、そして天狗党の蜂起とその乱の終焉と処罰、その後の戊辰戦争を機に立場が真逆になり諸生党の討伐とその悲劇というこの一連の水戸藩の大争乱については昔から興味があり、ちょうど先月末に信濃路を巡った際も旧中山道和田峠下の浪人塚を視に行ったばかりだったので、当地とは言え偶々入った食事処で予期せぬ往時を偲ぶ資料を見られて感慨深いものがありました。









この内戦に興味のある方は(あんまりいないでしょうが)故吉村昭先生の著作『天狗争乱』を一読されることをお薦めいたします。

個人的には各地で惹起した所業から天狗党に批判的、諸生党に同情的な立場ですが、いずれにしても双方とも時代の大変革の激流に飲み込まれながらも抗い懸命に生きた志を持った者たちであることは確かです。



さて、美味しい鰻でお腹を満たした後、まだまだ陽が高いので帰路は往路と同じ東関東道は通らず、西に遠回りして霞ヶ浦南岸の少し内陸部を通るカントリーラインという道を進み、霞ヶ浦湖畔の公園を散策したり同行家人の強い要請により(^^)野菜直売所に寄りながら常磐道からの帰途を取ることにしました。



霞ヶ浦湖畔のどこまでも低く広々と拡がった風景を見ていると、太古の縄文海進や江戸時代の家康から始まり吉宗の代でいちおうの完成を見た利根川東遷、またその後も営々と今に続く治水事業の遠大さ、壮大さに想いが至り、自然の持つ絶対的な力とそれを克服しようとする人の意思の強さを改めて感じました。

ではでは、そろそろホントに帰ろうとスマホのグーグルマップで桜土浦ICへの道を確認していたところ、途中にここ最近話題になった施設があることを偶然見つけました。せっかくここまで来たのだし帰りに乗るICを圏央道のつくば牛久ICに変えればいいようで、日暮れにはまだ時間はあるし、よし行ってみよう!ということで田舎(失礼)の空いた道をさっそく向かいました。
有り体に言ってただのいい歳をしたミーちゃんハーちゃんです。



そして着いたところは



そう!阿見町に元横綱稀勢の里の二所ノ関親方が今月開いたばかりの新二所ノ関部屋でした。



テレビやYouTubeで見ていたとおり否それ以上にとにかく広い敷地に門構え、お寺とも体育館とも思えるような今までに見たこともない立派な相撲部屋です。
ちょっと穿って見ると日帰り温泉施設のようでもありますが、、、

報道によれば稽古場には土俵が二面設えてあるとのこと、敷地の片隅にはバスケットゴールもありました。

地価の高い都内では出来えないこの地の環境を生かした新しい時代の相撲部屋だと思いました。
その代わり、両国まではかなりの距離があり力士が場所中に仮に毎日電車を乗り継いで通うとなると時間も相当掛かるという負担も否めませんが。
まぁ、外野の素人が心配するより前に親方がお考えを持っていることでしょうね。



夕方でしたが私と同じように写真撮影に来られた方が5、6人はおられました。現役時代は晩年怪我に泣かされ短命横綱に終わった二所ノ関親方は引退後、大学院に入り研究された成果も生かして第2、第3の横綱稀勢の里を輩出してくれるのではないでしょうか。




いずれアヤメか二所ノ関



あやめも花しょうぶもかきつばたも違いが判らない男ですが、もうひとつ新二所ノ関部屋の先進性、素晴らしさもぜひこの譬えに加えても良いのでは?と思わせるものでした。
以上、現場からお伝えしました。

誰も興味はないでしょうが因みに私は、、、昔は元大関旭国の既に定年退職された元大島親方ファン、今は元関脇寺尾の錣山親方のファンです。更に加えて元銀座の夜のお嬢だった艶っぽい錣山の女将さんも好きダス(^^ゞ
現役力士では遠藤と若元春が好きです♪

そんでもって二所ノ関部屋を見たあとは、こんどはホントに帰路につきました。

圏央道のつくば牛久ICからつくばジャンクションを経由して常磐道に入り、守谷SAで小休憩を取って一路横浜村の自宅へと向かいます。

茨城から埼玉を順調に走り抜けてほどなく都内に入り首都高6号線へ



はあっ〜、都会はいつ通っても凄いですねぇ。

そして恙無く都心環状線に



ここまでくればあと30分、東京、川崎を抜ければ横浜村に帰着です。

終日渋滞にも嵌らず、水郷花巡りに社寺詣、城跡エンダ相撲部屋(の建物)見物に湖畔散策と盛り沢山の楽しい物見遊山日帰りドライブでした。

最後まで長々とした駄文にお付き合いくださった方々、ありがとうございました。

Posted at 2022/06/14 21:07:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | 四方山話 | 日記

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