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みなと@AOLANIのブログ一覧

2021年05月27日 イイね!

ホンダコレクションホールに行ってきた♪

ホンダコレクションホールに行ってきた♪1~2年にいちどのブログです。
毎度のことながら、気紛れの極みのような人間で話が逸れるは中途半端で事切れて続きもあるかないか自分でも分からない駄文ですので、そこは寛容をもってお赦しくださいませ。





昨日、初めてツインリンクもてぎのHonda Collection Hallに行ってきました。
自分もホンダの四輪も二輪も保有して乗っていたこともあるとは言え、いわゆるのHONDAマニアの方々のような強い思い入れは特にはないんだけど、『CIVIC WORLD ~受け継がれるHondaのDNA~』なる企画展が5月末までということで懐かしさと興味を覚え見に行った次第です。





10時開場ということで途中時間調整しながら行ったにもかかわらずゲートに9時30分に到着、平日ということもあってか一番乗りでした(って言うかコロナ禍の最中のせいかガラガラでした)。





まずエントランスホールで迎えてくれるのはド、ドーンとこの4輪と2輪。さっそく年甲斐もなくテンションの高まりを感じます(笑)





お目当ての歴代シビック企画展は2階、3階のようなので早々に2階へ。
ありました!今に至る歴代シビックの系譜の礎を築くことになる初代モデル。
拘っていた空冷を捨てて水冷に移行、アメリカのマスキー法を初めてクリアしたCVCCなどなどという蘊蓄は置いといて、





前輪駆動2BOXなのにリアハッチではなく独立トランクの4ドアというパッケージが今となると新鮮でした。
内装、外装とも実にシンプルのひとこと、現在のシビックの立派さと比較して隔世の感があります。
当時を感じさせる頼りなさげなウィンカーレバーや細いステアリング、どのクルマでもそうでしたがみんな速攻で小径の太いのに替えましたっけね。





エアバックやCPUなんてモノのない時代、誰もが自分でホーンボタンの配線を外してダッシュボードに脚を突っらかせて純正ハンドルを引き抜いて、新しいボスとステアリングを嵌めて付けたものですが、ボスとステアリングのギアに印をつけておいても生まれ持った不器用なせいでこれが微妙に角度がずれてしまうのがアリアリで、必ず何度かやり直したのも懐かしい笑い話です。





学生時代、お友達のYくんが2ドア濃緑のを中古で乗っていて、たまに自分のクルマ(KP47スターレット)と交換して運転させてもらった懐かしいクルマです。





こちらは途中追加された3ドアハッチモデルのRS。仄かに憧れていたかも。







続いて2代目スーパーシビック。これはホットモデルのCXモデル。





ああぁ、、、話が脱輪しちゃうけど、、、まぁいいかぁ~
上記のYくんがとある年の夏休みも終わり間近の九月中頃、な、なんとオレンジ色のこの2代目シビックのCXの新車に乗り換えたのでした。
それは仲間内で当時としては衝撃的な出来ことでした。

だって誰も新車を買ったことがなかったから(笑)





Yくんの家は近郊農家で兼業で貸倉庫業(今で言うサブリース物件の本オーナー)も営んでいました。当時、優しいお爺さんもお元気で、皆で遊びに行くと夏にはトウモロコシや井戸で冷たくしたスイカなどを「食べてきなぁ~」と振舞ってくれたのは楽しい良き想い出です。





Yくんの家は代々土地持ち農家(いわゆる元小作農ではない)、傍からはお金持ちのように見えましたし、実際そうだったのでしょう。しかしながら昔ながらの農家気質とでもいうのか、両親をはじめご家族に質素、倹約を大切にする旨が感じられ、Yくん自身もけっして金持ちをひけらかすようなことは微塵もなくいつも淡々とした風で、皆と同じように家庭教師やガソリンスタンド、工場、コーラの配送やデパートのお中元お歳暮の配達などのアルバイトをしてガソリン代やクルマ弄りの費用を捻出していました。





で、オレンジの新車スーパーシビックCXを突然と入手した経緯とは。。。





その年の夏休み、昼間は近くの工場でアルバイトに精を出し、夜は自分たち仲間と夜な夜なクルマで遊んだりガールフレンドとドライブを楽しんで自由を謳歌していたところ、あの優しいお爺さんが「K(Yくんの名前)、自分だけ遊びまわっていないで少しは家の仕事も手伝ったらどうだ」と珍しくきつめにYくんを叱りつけ、祖父孫間で少し言い合いになってしまったそうです。





とは言ってもそこは根は素直で優しいYくんのこと、結局夏休みの間お爺さんに言われた家の庭(ご察しのとおり、一般家庭のそれとは違って裏山も背負った途轍もなく広い)の草木、庭の中にある自家用の野菜などに毎夕水遣りをやることになりました。そして真面目だけに旅行などで不在にしない限り夏休みほぼ毎日水遣りをやり通したのです。





すると八月の終わりのとある夜、優しいお爺さんはYくんの知らないうちに自宅にホンダディーラーから営業マンを呼んでおり、お爺さんに応接間、8帖二間続きの和室(ひとつは書院風の床の間付き)の襖をぶち抜いて絨毯を敷いてソファを置いてあった、今普通に言うリビングとは違うカテゴリーのお部屋ですね(^^)に呼ばれたYくんはひと夏の水撒きのご褒美として件のオレンジの新車CXを手に入れたのでした。





静まった夜更け、隣家と遥か間隔の空いたY家の更に離れ(おそらく元納屋の二階)のYくんの部屋でこの話を聞いた仲間たちは「あの爺さんならセリカかZの新車もいけたな」「いや、鉄仮面RSターボでも行けたと思う」「俺は中古のハコスカが良かった」「ポンティアックトランザムという手もあった」果ては「養子にはいろう」などなどニコニコ静かに聞いているYくんを傍らに、莫迦面揃えて詮無い話で侃侃諤諤大いに盛り上がりました。そして最後にようやく一致に至った結論は「オレも次は都市近郊農家に生まれたい!!」でした。





その刹那、部屋を静寂が支配し虚しさがみなの胸の中をすり抜けていったのは意外なことでした。軽薄の塊のような阿呆なガキどもも人様を羨ましがることのさもしさ、金があっても慎みをもって分を弁えるY家の家風に考えが及ぶところがあったように思います。

誰からともなく「明日も朝からコーラ配らなきゃなんねえから、もう帰ろう」「オレはYのとこをに泊っていくよ」とことさらいちだん大きな声で空元気を出し、晩夏の一夜はこうして更けていったのでした。





つらつらと思うに、シビックもそれを産んだホンダという会社も時代時代の状況により曲折を経ながらも立派に進化したけれど、自分と友達の安直浅学浅識ぶりはこの頃から何十年も変わらない、否深化(有体に言えば退化)し続けるばかり、ホントに少年老い易く学成り難しです。





案の定というか予想通り、ホンダコレクションホールとは明後日の話に終始してしまいました。ゴメンナサイ。
機会があれば(気が向いたら)撮ってきた写真でもアップするかもしれません。
ではでは(笑)

追記
【誰かにまねされても誰のまねもしない】
シンプルだけどとても難しいこと、孤の確立があってこそ言わしめる言葉だと感じます。
自分には到底ムリですね。


Posted at 2021/05/27 21:56:39 | コメント(1) | トラックバック(0) | 戯れ話 | 日記

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