Speeduinoで制御できるようになり早半年強。
就職、新生活、など他方向でバタバタだったので、しばらく純正ROMで走っていました。
いや、純正ROMって快適ですね。
でも純正ROMでどうしてもおかしな挙動を示す時がありました。
アクセルON/OFFでめっちゃギクシャクするの。
スロットルセンサーをいくらいじっても何トリップか走ったらガクンガクンと・・・
いい加減嫌気がさしてきて、だったらSpeeduino再開するかってことで、
今月頭くらいからまたSpoeeduinoを動かし始めました。
ということで、とりあえず(燃費度外視で)
走れるレベルのセットの作り方っぽいものを備忘録として書いてみます。
1.Engine Constants
これはEgの主要諸元の話なのでそうむずかしくはないです。
唯一この「Squirts per Engine cycle」っつーのがよくわかりません。
サイクル当たりの噴射??
諸元を入れていくと勝手に数字が入ります。しかもいじれない。
でもSpeeduino wikiには「シーケンシャル噴射の場合はINJ StagingをAlternateにしたうえでこいつを2にしろ」と書いてある??
まぁ快調っぽいんでよしとしてます。
3シリンダーの場合はMAP sample methodをCycle minimumにするといいみたいです。
2.Baro fuel cor
このへんはもはやできなりです。なんだろ、マニ圧による噴射量の補正ですかね。
燃圧みれないとできないのかな?
3.programmable outputs
この機能はいまいちよくわかっていません。名前からして、自分で挙動をいじれる自由I/Oでしょうか?
だとしたら結構便利かも
4.Accelaration Enrichment
これは結構大事です。
これを補正してやることで、アクセルを急激に踏み込んだ時のもたつきがなくなります。
(もたつくとクッソイラつきます。一度体感するといいかも)
純正ROMの制御のように、「踏み込んだらリーン12くらいまで振れて1s以内にストイキに戻る」のが理想ですよね。
これでもまだ2速でのみ、もたつきます。
K6A95の場合は・・・
・modeはTPS(MAPにすると応答遅れが発生します)
・メソッドは「PW adder(加算)」(これも乗算にすると応答遅れが発生します)
これで急激に踏み込むと
リッチ→ストイキ→リーン→ストイキ となるはずです。
ここからはご使用のEgによって
Accel Timeやマップを変えて調整します。基本はなるべく薄く 時間も短く です。
増やすとリーンにオーバーシュートしなくなります。
ただし、この補正を入れると噴射テーブルをいじるときに補正が割り込むので、気を付けてください。
テーブルをいじるなら、この補正がかからないような運転をしながらまたは切って実施ください。
5.AFR/O2
いうまでもなくフルコン化に必須のA/F
その設定です。
これはアルゴリズムを入れていて、VE TableのほうでAF補正をONにしていると
このアルゴリズムでAF補正を入れてくれるっつー設定です。
表示するだけってのもできます。
このPID制御っていうのがかなり厄介です。詳しくはIdle Controlの項で書きます。
まぁ、今の値はテキトーです。AF補正切って走ってるのでw
6.Eg protection
この設定は結構好みって感じですが、少なくともレブリミッターは何かしら入れないと際限なく回っちゃうんで入れといたほうがいいんじゃないかな?と思います。
そもそもこういう根本的なセッティング段階では上まで回しませんけどね。怖いし
7.VE Table
一応名古屋のショップの方に秘匿レベルのアドバイスをもらったテーブルなので非公開とします。
(余談:特にワークスのこういったフルコン制御界隈は秘匿に関してちょっとアレみたいなので、これ見よがしに晒さないほうがいいみたいですネ)
Multiply by VE value by MAP ratioのほうは、「Baro」にしておくといいです。offにすると制御が暴れるらしい。
Multiply by ratio of stoich AFR/Target AFR
これはYesにするとAF補正をかけてくれます。若干マップが外してる場合にAFテーブルを参照してくれるイメージです。
根本的にマップがずれてる場合はマップを修正してストイキというかターゲットAFにもってかないといけません。燃調をとるとはそういうことです。なのでマップ構成段階ではoffにしておきましょう。
今回はここまでにします。
まだ設定項目があるので、次回は続きから書いていきます。