
今日は大変興味深いPSMとPCCBに関するコメントです(^^)
まずは一般道での話し。
これはもうPSM常時オンで良いと思います。
路面がドライならば個別車輪ブレーキ制御とエンジンパワー制御のおかげで危ない目には遭わないでしょう。
ただし路面がウェットだと個別車輪ブレーキ制御は働きますがエンジンパワー制御は遅れて介入してきます。これは横Gの強さも検知しているからではないかと思います。モテギのASTPスリバリーコーナリングのような路面だとPSMオンでも前半も後半もエンジンパワー制御入りません。
次にドリフトでの話し。
PSMオンでは路面ドライでドリ練できません。
エンジンパワー制御のおかげで流れそうになるとPSMランプが点滅してアクセル踏んでもエンジンが反応しなくなり、まったく安全状態です^^;
PSMオフにするとドリフトできます。
1. LSDを生かして1速でその場旋回するような時
2. 2速で前も流して適度なドリフトアングルを保ちながら車をずっとコントロールできている時
これらの時には問題ありません。
しかし2の状態でドリフトアングルが深くなっていくと(失敗コーナリングです)PSMオフにしてあるのでPSMランプは点灯のはずなのですが、点滅し始めてアクセルレスポンスがなくなります。さらに直線で2速6000回転くらいからアクセルを抜いてステアリングを半分だけ切り込み、ドリフト状態に入った後もカウンターも当てずにわざとステアリングをそのままにしておくとPSMランプが3回点滅してからエンジンストールします。
もちろん事前にクラッチは切っておきます。
PSMオフにしておいても、何かしている様子です^^;
最後にサーキット。実はこれが問題。
9月某日FSWフリー走行に出かけました。この日は日曜日で台数も40台以上、しかも猛暑。PSMオンでエアコン全開走行としました。(真面目に走っている方々、涼しい顔して申し訳ありません^^;ドライバーのオーバーヒート防止のためです^^;)P様号は100Rでは少しアンダー傾向(これはこれで結構安全です)3速6000~7000くらいです。この時、少し踏もうとすると、PSMが左前輪に強く断続的にブレーキをかけ、少し遅れてエンジンパワー制御が入ります。かなり失速。エンジン回転リミッターもついている事だし、いっそ100Rを3速で踏み切ってしまおうとしてもPSMに怒られて同じ状態。
300Rもライン取りが悪かったりすると4速でブレーキ制御だけ入ります。ダンロップからネッツにかけても少し踏むとブレーキ制御と遅れてエンジンパワー制御がしっかり介入してきます。「少し早いよ~もうちょっと待って」って感じ。パナソニックからの立ち上がりではP様号一瞬2速に入れるのですが、PSMランプ点滅状態で、まったくアクセルペダルが反応しません^^;台数40台以上、エアコン全開、PSMオン、P様の腕前では平均2分9秒00+-1秒といったところ。そんな感じで2本走りました。
最後にPCCBを見てビックリ。フロントがご臨終ではないですか^^;
そういえばブレーキの効きも怪しいものがありました。エアコン全開のためストレートエンドでもブレーキ我慢しても平均時速240km弱。そこから250mと200mの中間あたりでアクセルから足を離さないと危ない状態。PCCBならもう少し我慢できないかな~と思っていました。
パッドは炭化してボロボロ状態。横から見ても分かります。走行前の朝タイヤ交換時には7mm程あったことは確認してます。リアパッドは減ってない感じ。そう富士を2本走っただけでフロントが推定6mm減ったことになります。しかも左右で減り方が違う。PSMが前輪に個別ブレーキかけるためと思います。P様レベルでもはっきりと分かる程に前輪外側にブレーキかけてるってことは相当強く制御してるのでしょう。極端に言えばFSWの裏ではほとんど前輪のどちらかにブレーキングしている事になります。パッドがご臨終になったのも無理ないかもしれません。ただ炭化してしまった事に対しては残念です。その後、色々と調査をしたのですが、997世代(第2世代)のPCCBに対応する適応温度の高い社外パッドはまだない様子。996世代(第1世代)のPCCB対応はあるそうですが、第2世代のPCCBローターは第1世代とは違うので使えないそう。はたしてP様号のPCCBローターは大丈夫なのだろうか?そんなわけでP様号は先週からPCに入院中。ついでに
この方 と同じく半年前からPSESのステーが折れていることも分かっていたので、PSESも本体ごと交換します。今回サーキットでのPSMブレーキ制御はパッドの耐久性に問題ありということがわかりました。エンジンパワー制御だけするPSMだったらサーキットでも使えるかも。と思ったところで気づきました。次期P様号はPSM付いていませんがTC(トラクションコントロール)だけ付いています。なるほど、そういう事か。と納得しました(^^)本日、その後の様子を聞きにPCに行ってきました。PSESは本体ごと交換(クレーム処理)PCCBローターは大丈夫。パッドは警告灯は点いていないが、その一歩手前でフロントが炭化してボロボロ。おそらく外した時点で割れるだろうとのこと。もちろん交換が必要です。第一世代PCCBでは純正オプションでサーキット用のパッドがあったそうですが第2世代PCCBでは純正でもないそうです。第2世代PCCBは標準パッドのまま街乗りからサーキットまでOKということなのでしょうか??パッドとローターは所詮は消耗品ですから減るのは問題ないと考えています。がサーキットも走れるように元から設計してあるにもかかわらず簡単に炭化してしまうことについては疑問を感じます。PCCB街乗りでの冷感時フィーリングの悪さは温感時でのブレーキングを第一に考えた結果と理解していたので、残念です。パッドを社外品に替えたくても世の中にないのでは、お話になりません。P様号もあと3~4ヶ月ほどしか乗らないと思いますので、しっかりと純正品に交換整備しておくことにします。次期P様号にはPCCB装着していませんが現時点では正解だったかもしれません。そういえば997カップカーでさえも鉄ローターですから。でもみなさん心配しないで下さい。サーキット走らないのであればPCCBは完璧と思います(^o^)
Posted at 2007/09/22 14:33:50 | |
トラックバック(0) |
997 カレラ4S | クルマ