今、自分に出来ること。

11日、出張先で今回の大地震に遭遇しました。プラント内で仕事中に激しい揺れに合い、立っていることが出来ない状況。目の前で起こる地割れ、液状化…。
その後、宿に一旦帰って荷物をまとめ、同行の出張員と共に車で避難。翌朝まで避難所で過ごし、何とか山口まで戻ることが出来ました。

今回、色々気遣って下さった皆様、本当にありがとうございました。家族、友人の温かい励ましに助けられました。

今回、自分たちの判断が奇跡的にすべてうまく当たり、命を失うことなく済みました。しかし、宿で荷物をまとめていた時刻に、宿から車で1～2分の港には津波の第1波が来ていた模様です。その後、宿の所まで水が来たとの情報を得ましたので、本当に数分差で助からなかったという状況でした。ニュース映像で見ると、宿周辺は壊滅状態です。

こちらに戻ってからも、緊急地震速報の音を聞くたびに体が硬直します。また、普通に生活していることに対しても、これで良いのか？と今も被災地に居る方に対し申し訳ない気持ちになることもあります。

そんな中、今普通に生活している自分に何が出来るのか？と色々考えた結果、現実的には義援金を送るくらいしかないと思っています。避難所に居た時も、よそ者の自分達が長くとどまることは迷惑では？と感じました。実際、ボランティアに行ったとしても、自力でその地で生活する力がなくては足手まといになるだけだと思います。また、しばらくは被災したその土地に近づける勇気もありません…。

とりあえず、会社には義援金を社内で行なうように要請はしました。あとは、個人的にもいずれかの形で行なうつもりです。今の私に出来ることはこれくらいですが、必ず役には立つことと思います。

今、日常生活を送っている皆様、自分もいつ被災する身か分かりません。
「困った時はお互い様」です。いち早い復興を願い、各々に出来る行動を起こしましょう。