
この8月に入ってからの昼間の凄まじいまでの暑さ、そんなさ中に古いオープンジープに乗るのも困ったもんです(^^ゞ
特に信号や交通量の多い町中などを走っていると乗ってる本人も堪えますが、ジープもあんまり機嫌がよろしくないです(ーー゛)
酷暑の中、ミッションも油温上昇で油膜が弱くなるのか、時にはシフトフィールの低下が感じられます。
ということで、1年以上交換してないですし、以前より少し硬いオイルに交換です。
ほんとうは真夏になる前に交換しようとオイルは買ってあったんですが、暑さでやる気が出なくて今まで延び延びでした(^^;)
ミッション/トランスファーのオイルは別々に交換しますが、MB/GPWの場合中でつながっていてオイルは微妙に行き来する様なので、両方同時に交換するのが望ましいと思います。
やり方を披露しますが、ズボラな私なりの独特なやり方ですので(笑)
リフトなんて豪勢なものは使う訳ないですし、ジャッキも使わないです~(^^;)
先ずはオイルを落ちやすくする為、2~3キロ走ってオイルを温めてから作業に入ります。
スキッドプレートを脱着することはすごく面倒なので、付けたままで行います。
クルマの下にもぐったら、ミッションのドレインプラグを11/16のソケットで緩めます。
初期型T84はフィラー、ドレイン共右側にありますが、狭くて手が入りにくいので、自分の場合はエクステンションとユニバーサルジョイントも使います。
指でつまんで回るくらいに緩めたら、スキッドプレートとミッションの間に、900mlの角型ペットボトルの一面を切り抜いたものを廃油の受け皿として差し入れてから、オイルを抜きます。
写真ではキャップをしていませんが、最初はキャップをはめています。

ペットボトルがイッパイになる前に廃油受けを下に持っていき、キャップを外すわけです。
もしオイルが溢れてきて、スキッドプレートやらクロスメンバーやらがギトギトになるのはウマくないですから(^-^;

ミッションのフィラープラグは一切さわりません。
そこから新油は入れませんから。
次はトランスファーのフィラーとドレインプラグを外してオイルを落とします。
この場合フィラーが緩むことを先に確認しておくのは、いちおう鉄則です。
オイルを落としている間、3つのプラグをパーツクリーナーなどできれいにします。
きれいにした後はシールテープなど巻いて、準備しておくとよいですね。
ミッションオイルはシフトレバーを外して、その穴から入れます。
車載ツールでもある11インチアジャスタブルレンチがあれば、シフトタワーキャップが固く閉まっていた場合でも苦も無く外せます。
オイルがほぼ落ちきったと思われたら、ミッションとトランスファーのドレインプラグを取り付けます。
そしてオイルシリンジを使い、オイルをトランスファーのフィラー口から数回にわけて入れていきます。
この際、添加剤も加えます。フィラー口からオイルが溢れたら満タンなのでプラグを付け、締め付けます。
ミッションオイル容量はマニュアルの指定では1クゥオートですが、もっと多く入れるべきです。
最終の改良型のT84は、Hケースといって、フィラー口が1インチくらい上になっています。
つまり、それまでより多くオイルが入るようになっているという事です。
最終型Hケース以外はフィラーからオイルを入れていたんでは多くは入りませんので、私はミッション上部から入れているわけです。

写真には撮ってませんが、添加剤X1も加えています。オイルと合わせると1,3リッター近く入れたと思います。
プロならオイルジョッキを使って入れるところでしょうが、私は0.9リッターのペットボトルに缶からオイルを移して入れています。
そのほうが使い捨て出来るうえ容量も把握しやすいですから(笑)
作業完了して2キロ程度試走してみました。
まあ、出だしから明らかに別モノのミッションになった様にスムーズでかっちりしたものに変わっていました。
地味で汚れる作業だし、極圧剤の臭いは苦手だし・・・ でもやはりオイルは適時替えるべきですね。

今回使った工具はこれだけです。おっと、あと某タロウで買った安モノのオイルシリンジもあります。
最近は数十年前のヴィンテージものも好んで使っていますが、この12インチのクレセントレンチはバカに重くて下からの作業には閉口しました。パテントナンバーも無く、相当古い製品でしょうが、もう下からの作業には絶対使いません。8インチ使っておけばよかった(笑)