リアアンチロールバー交換

フロントをRC&後期型ccS16の21mmへと変更したので,リアもRC純正の22mmのアンチロールバーに変更.

ccの標準アンチロールバーは19mmです.

まずタイヤを外しましょう.

写真は右側ですが,赤○のT30のキャップと青○の13mmのボルトを外します.

このT30のキャップは左側にはありません.

13mmボルトを左右共外してしまうと,アンチロールバーがレバーごとクルクル回ってしまうので,どちらか一方のボルトは完全に抜き取らない方が良いでしょう.

T30のキャップが付いていた部分にM12×1.5のボルトを差し込み,締めていきます.

ボルトを締めていくと,左側からアンチロールバーがレバーごと抜けてくるか,右側のレバーが浮いてくるはずです.

私は少し古いBMW&MINIのホイールボルトを使用しましたが,適度な長さがあれば何でも良いでしょう.

アンチロールバーを抜き取ると,トレーリングアームとスイングアーム間のシールがあります.

汚れを取り除いて,グリスを塗布しておきます.

左側のアンチロールバーレバーは,固着が酷い場合アンチロールバーから取り外す事が出来ない為,流用は不可です.

新たに手配する必要があります.

106やサクソなどは,左右のレバーにM12×1.5のボルトを差し込める穴が空いているので,左右ともアンチロールバーからレバーを外す事が出来る様です.

206では右側のみしか穴が無い為,外せません.

アンチロールバーの左側のスプラインには一部切り欠きがあります. その切り欠きとレバーの中心線が一直線になる位置で,レバーをアンチロールバーにハンマー等で打ち込みます.

スプラインの太さが左右で異なるので,レバーを左右間違えて取り付ける事はありません.

車両左側からアンチロールバーをトレーリングアーム内に差し込みます.

青○の13mmボルトは32Nmで締め付けます.

左側を締め付けたら,右側のレバーを取り付けます.

レバーを取り付ける時は,13mmのボルトで固定される部分の,レバー側のボルト穴とスイングアーム側のボルト穴が真っ直ぐになる位置で,アンチロールバー側のスプラインとレバー側のスプラインを合わせなくてはいけません.

ずれてしまうとアンチロールバーが捻れてしまいます.

取り付け時に,図の様に1mmのゲージを差し込み適当なクリアランスを確保し,左側同様に13mmのボルトを32Nmで締め付けます. クリアランスが緩い場合はコンコンと異音が出るはずです.

これがアンチロールバーレバーです.

プジョージャポン経由の場合,約¥6,000です.

FAB9500までとFAB9501以降で,左側スイングアームの内径が違う為,適合するレバーを用意してください.

22mmのアンチロールバー(5170.C9)は約¥25,000です.

タイヤを外してボルト2本を外すだけなので,時間はかからないと思います.