シフトコントロールリターンの交換

樹脂製玉コロが痩せてしまったので,交換しました.

2449.88互換品でtopran製€13の品です.

作業スペース確保の為,バッテリーをケースごと外します.

バッテリーハードケースの固定は10mmのボルト4本です.

シフトリンク(長い1本)とセレクトリンク(短い2本)は玉コロの大きさに合わせて,10mm〜13mm程のスパナを差し込み,テコの原理で外します.

シフトリンク側の大きい方のゴムブッシュが千切れやすい上に,なかなか外れません.
予備を用意して破壊してしまう方が気楽だと思います.

※スパナは図の様に差し込みます.
どうしても外れない場合は,シフトリンクを切断し,ねじって外してしまう作戦もありです.

コントロールリターンの固定ボルトは16mmです.

薄めのソケットか角度の付いたメガネがあると楽です.

topran製にも純正同様のOリングやワッシャーが付属しますが,ワッシャーの厚みが若干薄いです.
ここは純正品を使用しました.
30N.m+ネジロック剤で閉めろと指示されています.

ボルトが貫通する部分に挟み込まれている樹脂と,中心の金属スリーブの接触部分には,グリスを塗布します.
水が直接掛かる場所では無いので(使いきれない程残っている…)ハイマルチグリースを塗りました.

リンク類を先に付けずに,コントロールリターン単体を先に付けた方が簡単です.

セレクトリンク2本,シフトリンクの順で取り付けました.

リンクは(元と同じ場所に付いているのが大前提ですが)付く様にしか付きません.

ギアボックス側のスピンドルをガチャガチャいじってしまっても,(ギアボックス側が)ニュートラルの位置にある時にリンクを付けようとすれば,繋がっているシフトノブ側もリターン側もニュートラル位置に引っ張られます.

調整式リンクの場合,抜け止めのピンが付きます.
この場合,車両外側よりの3ヶ所は車両上から,中心より3ヶ所は下側からピンを差し込んでいます.

純正リンクの場合は上からエイっ！で大丈夫だったはずです.

リンクと樹脂玉コロにもグリスを塗布します.

交換後はギアが入っている状態のシフトノブの遊びがかなり少なくなりました.

コントロールリターンの玉コロの復活の影響が1番大きいですが,ダイレクトシフトリンクのガチっとした動きも影響あるかもしれません.

とにかくスペースが狭いです.
アントマンでないならば,これが難易度の最大の原因かと…_(┐「ε:)_