完全被甲弾
ケーブルの番組で今月はキューブリックのシャイニングとフルメタルジャケットが幾度か放映され
何度も観てしまう、今日は
君に送る物語放映後に
フルメタルジャケット
思考の切り替えにもたつきますが、ドリルインストラクターの
ハートマンの声を聞くと入り込めます
ハートマン教官演じる
リー ・アーミーはテクニカル・アドバイザーで参加した元
マリンコの教官、
本物の主演は最終兵器クラス
原作本はグスタフ ・ハスフォードのショート・タイマーズ
当時キューブリックがベトナム戦争映画を撮影していとのうわさから、急遽作られた素人うけするプラトーンが先に劇場公開されヒットするという皮肉
後半の舞台市街地がベトナムらしく無いといわれます、狙撃兵が身を隠している状況は戦線が押したり引いたりしている場合が多くそのような場合は地雷も多くばら撒かれます
またロケーションがジャングルならばべトコン少女スナイパーに皆殺しにされて終わるような気がします
ラスト間近には確保する事になりますが、狙撃兵はいつの時代でも、捕虜になることは少なく射殺される運命です
建物に弾丸を乱射する描写が見事です、ペキンパーのギャングスター映画は別として、戦争映画でこの作品以前は射撃する描写はあってもあれだけ建物に打ち込む画は無かったと思います
邦題にもなった
フルメタルジャケットとは被甲された弾丸で、この弾丸は弾頭先端の鉛を丸くし固い金属で被う事により、貫通力が強まり、命中弾が体内で破裂するのを防ぎます
これは対人地雷と同じ理由で必殺するのでは無く、戦闘力を取り除く事を主にしている理論です、
足が吹き飛ばされ、銃弾が突き抜けてのた打ち回る戦友をみると戦意は喪失します、またこの弾頭使用はジュネーブ条約に規定されています。
ギャング、アメリカンポリスが使用するワッドカッターとかホローポイントとかの弾頭の方が必殺弾になります
フルメタルジャケットが題名になるような強力な弾丸ではないのですが微笑み豚パインと呼ばれるレナードが最後につぶやく言葉が印象深いからでしょうか?

よけいな一言
日本軍が開放したベトナムをフランスが再統治、それに反抗する民族開放戦争、アメリカは姑息なフランス豚に唆され参戦、弟1次、2次大戦と同じ、違うのは結果が負け戦と云うこと
Posted at 2006/12/28 02:55:30 | |
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