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2012年3月に個人輸入してからガレージで活躍してくれていたMAXJAXの２柱リフト
私の狭小ガレージ（内幅２４９０mm）に据えれる２柱リフトはこれしかありませんでした。

最近オイル漏れが酷くなってきてホースのジョイント部だと思ってシールテープを交換エアー抜きしてるとオイルじゃじゃ漏れ、シャフトのシールが抜けちゃいました。

8年半よく頑張ってくれたなとリフト更新かと思いましたが
待てよアメリカ製、シャフトのシールぐらい手に入るかもとネットで調べたらありました。
https://www.hcrcnow.com/shop/seal-kits/maxjax

ネットで注文して５日間で届きました。



さて交換です
ホースを外してシリンダーをリフトから抜き取ります

シャフトの下端のキャップを外します


シールの一つはこのキャップの中に使います。

メインのシールはこの２段目の溝に入ります
元入っていたシールはボロボロでした、指定のオイル使ってるけど・・・。
まあ8年半もったので良いかな！？


このシール入れるの苦労しました。左から入れようとしたけどダメ
右側から入れ、自転車のタイヤレバーで押さえ込んで細いドライバーを突っ込んで
クルッと一周回してなんとか嵌め込みました。

あとはエアー抜きして作動確認して車を入れました。


これでまた２柱リフトを使っての車整備が出来ます！！

今年計画していたイベントがコロナの関係で流れてしまった。
日本よりさらにコロナが猛威を奮っているイギリスのモーガンスリーホイラークラブ（MTWC）のメンバーが頑張って部品を入手できた
シリンダーヘッドのウォータージャケット補修部からの冷却水漏れが増えて来たのでパワーアップを兼ねてエンジン他のＯＨを行った

今回入手した部品
ミッション関係のボルト＆ナット類


ミッションのカウンターシャフト用シム


エンジン関係部品
シリンダー、シリンダーヘッド、ヘッドボルト、シリンダーナット、吸排気バルブ、バルブコッター、バルブスプリング、プッシュロッド受け他


キャメロンレーシングエンジン製
J.A.P LTOW用ハイコンプピストン


これらの部品に合わせて以前加工したコンロッド小端ブッシュの交換、シリンダースタッドボルト打替えなどを行った。

加工の終わった部品を仮組みして圧縮比を計算するためにヘッド容量を測定、圧縮比を８にするためにシリンダー長を指定の長さに加工して貰いました。


シリンダー長加工後のピストン位置確認


エンジン組み立て後コンプレッションゲージで圧縮を測定、8.5でした
吸気慣性効果はほとんどない様です。

今までのピストンの比較


左が最初に組まれていたピストンでコンプレッションゲージで４
右が流用した２TGのピストンで６
真ん中がハイコンプピストン（シリンダー長調整後で）８.５

エンジンのパワーアップによる発熱対策として
一部コアを潰していたラジエターコアを交換しました
（電動ファンの固定ステーも取り付け）



これで機関は最高の状態になったはずです


テスト走行も問題なし、これからまた慣らし運転です