と、聞いて、そっちかい!!って突っ込める方はなかなかマニアックな方かと思いますが・・・。
作るというよりかは、塗る?浸透させる?まあどうでもいいですけど。
スキーワックスのことなのです。
滑る前日とかにスプレーみたいなのをシュパシュパする方は多いと思いますが、あれは表面にちょこっとワックスが付くだけで、リフト1回で剥げ落ちてしまいます。だそうです、偉い人に言わせると。
なので、ホットワックス(ロウソクみたいなのをアイロンで溶かしながら塗る)がいいそうですが、これも1回塗っただけではリフト3回分くらいで剥げ落ちてしまいます。だそうです、偉い人に言わせると。
実は、滑走面は細かい小さな穴がいっぱい開いていて、そこにワックスをたくさん浸透させておくことで、一日滑ってもある程度ワックスがもち、滑走面の保護にも繋がる。これがベースワックスといって、シーズンに入る前に板のコンディションを整えましょうというのが、偉い人たちの言い分なわけです。
つまりです。
ワックス掛けまくって我々にお金払ってね!
ということです。はい。
スノボの人も一緒ですよ!
ワックス掛けまくって彼らにお金払ってね!
それから、滑る前、滑った後のワックスも忘れずにちゃんとやってね!
そんでたまに、ワックスの2度がけ、3度がけをやってね!
そうやってワックス使いまくって社会に貢献してね!

拙者のスキー板で御座る。(オモテを見せろよwww)
SALOMON 24(トゥエンティーフォーな!!にじゅうよんちゃうぞ!!!)(2009年モデル)SALOMON最初で最後の真っ白な板!!(だからオモテを見せろって!!!)
購入後1年は50日くらい滑って、速攻で板がヘタった。
ショップに、『あんちゃ〜ん・・・。板ヘタった・・・というかエッジ剥離してるよぉ〜(´・ω・`)』
って持って行ったら、リコール出てたみたいで新品になって帰ってきた。
すげえラッキー!!
でも、最初に頑張ってベースワックス塗りたくってたこともあって、新しい板にワックスかけるのめんどくせーってなって、適度にワックス塗りつつ滑ってたこともありまして・・・。
去年は滑ってませんけど、一昨年はノーワックスで滑りまくってました。

お陰で滑走面はkonozamaだよwww
赤丸の所は白くケバ立ってます。勿論、エッジも錆びまくってまっせー。
よく、エッジの錆び落とし、するのにこれでもかと労力を裂いている方の話を聞きますが、正直なところ滑ってしまえば雪との摩擦で錆びは勝手に取れます。
保存時に赤錆が浮いているのは良くないと言えば良くないですが、それほど問題にはなりません。錆びが浸透する前に板自体がダメになるからです。

板のメンテであると超便利なモノ。
それはバイス台+バイスですよね。
ホムセンで買った3000円くらいの台型脚立に自由研究にオススメな工作バイス1000円×2の5000円で構築できます。台型脚立は折りたためるので収納場所にも困りません。
肝心のWAXはTOKO製の黄色(暖かい日用)と赤色(普通〜ちょっと寒い日用)。青色(めっちゃ寒い日用)は知らない間に無くなってた(´・ω・`)
でも青色使うことって滅多にないしまあいいか。そんな寒い日は滑りに行かないでしょ?wwww
SWIXからもWAX出てますけど、あれは種類がいっぱいあって温度区分が細かいから私は使いません。
TOKOならたった3種類。バカでもとりあえずテキトーに塗っとけばなんとかなるってのが(・∀・)イイ!!
とはいえ、例外としてフッ素配合のものがありますが、ベースワックス構築時にフッ素配合WAXはやめたほうがいいと考えます。
なぜなら、なぜでもだ!
ブラシは金属製とナイロン製がひとつづつ。
鉄やすりと89°ファイラーもTOKO製。鉄やすりは番丁が分かってたらホムセンの方が安くて良いものが手に入るんですが・・・。失敗すると嫌なのでこれだけは。
ファイラーにやすりを固定するための、クリップはホムセン製です。どこぞのブランドモノと同じなのに価格が全然違います。
ついでに、ダイヤモンドファイラーとかいう特別なやすり。エッジに出来た"焼き"を取るためのものなのですが、これもなんかブランドモノだったかな。
アイロンペーパーはいらねぇだろwwwって言う人もよく居ますけど、こいつがあると均等にワックスを塗りやすくなりますし、110枚入りで1200円。1回のメンテで2枚ほどで済むのでまず使い切ることはないレベルなので買っておいて損はない。
アイロンは某家電用品店にあった小さいもの。小さいので、3000円くらいで買えたかな。スチーム穴が少ないものが良いと言われています。スチーム穴にワックスが詰まって調子悪くなることがあるらしいので。ワックスアイロンは、スキー用品メーカーから高っい値段で出てますけど、まあ、そっちの方がワックス掛けやすいといえばそうですし、温度設定も低→中→高とかいう雑な感じじゃないので高級感もあるのですけど、慣れてしまえば汎用アイロンで十分なんです・・・。ってデモスキーヤーの人も言ってたので大丈夫ですww
あとは、ビンディングの滑り止めを押さえておくゴム。そりゃ、色々ありますけど、ホムセンで売ってるぶっといゴムで必要十分。
という感じで、学生時代に作った装備一式ですが、今でも役に立ってます。
S○IX製のとかT○KO製のバイス台とか有名ですけど、あれは高すぎるわ!
ただのベニヤ板に鉄製の足つけて3万とか5万とかするんですぜ?
バイスもスキー用バイスがありますけど、正直あんな高いバイス(ry....
おまけに耐久力が低いのなんのって・・・。
ホムセンの代替品が大体、H汎用的、Y安い、K壊れない つまりSすごい。

ってことで、板を設置。
まずは、鉄ヤスリでサイドエッジの皮を剥く。って言ってもヤスリするときは板を立ててバイスで固定します。
ファイラーを当てて、89°で思い切って削る!
一番ビビる作業ですけど。
そのあと、どうしても残る黒くてツルツルした部分。こいつが焼きです。滑ってるときに石とかを踏んで焼き入れられてしまうことで生じる・・・らしいです。よく分かりませんけど。
まあ、出来たモノはしょうがない。赤色のダイヤモンドファイラーでシコシコ磨いてやります。
この過程で副産物的に、エッジの錆びは落ちます。
エッジの滑走面側の焼きを取る副作用として、ダリング角がすこし小さくなり、結果としてエッジが鋭角になってカービング時のグリップ力が強くなる。しかし、滑走面に対しては"滑りやすい"(よく言うと操作のきっかけが作りやすい、減速に用いる所謂ズラしがしやすく、不確定なエッジの引っかかりが少なくなる。悪く言うと、ケツが滑ってヤりにくい。無駄に内向して内倒しないとエッジが効かない。∴ヤりにくい!!!)板になってしまいます。マニアックすぎますかね?いや。カタログスペックみたいなのを語るのも好きなのでね。うざいやつです。言うだけ言って何ですが。ダリング角が1°違うから滑りが変わる!とかいう高等テクニックを持った人間ではないです。
ですがエッジの削りすぎには注意。
こればっかりは不可逆なので。

そんで、ワックスをかける!

すると、板はワックスでカピカピになりまーす。

こいつをスクレーパーで荒削りして、金ブラシ→ナイロンブラシで磨いてやるとご覧の通り(左)。
美しい滑走面があなたのものに...いや、俺のモノに!!!
傷は残ってますが、白いケバ立ちはなくなりました。
これを繰り返し。
左右両方。
今回は、黄色3回、赤2回。(ミックスはせず)
1度ワックスの間に1日置けって偉い人は言うけど、そんなことしてたらベースなんてつくってられんわい!!!
ってことで、左右合わせて10回塗ってやりました。
最後のワックスは落とさずそのままにして、浸透を待ちます。エッジにワックスもくっついてるので錆止めにもなりますね。
次にメンテするのはいつになるやら・・・。
当然ですが、滑る前にはワックスを落として置きましょうね。
といっても、個人的には、少しワックスを残しておく、くらいが丁度良いと思ってます。
こう、なんていうかブラシでちょっとストラクチャーが掘れるくらいwwwそうすると、体が温まってきたリフト5本目くらいから余計なワックスが落ちて滑りが良くなります。
マニアックな方ならお気づきになるでしょう。
この板、ストラクチャーが消えてるんです・・・。もう死んでるんですよwww
もう既に7年落ちですし、さらにヘタってしまってプルンプルンになってしまってるのでもう寿命なんですけどね・・・。
板の反発力が・・・。無いんですよ。滑走日数は150日くらいでしょうかね。
新しい板ほしいなー。
まあ次買うなら、オガサカのSL板だな。オガ板はジム・カスタム的な板だけど、誰が乗ってもクセがない。単車で言えば、CB400SFってとこですな。
それのSL用だ。間違いがあるわけがない。
サロモンの24はオールマイティで旋回半径もヴァリアヴル(どういう仕組みでそうなってるのか分かりませんけど)で大回りから小回りまでいけますが、オールマイティな板ってのは全体的におデブちゃんになるので小回りがキツい。
技量がないだけなんでしょうけど。
おデブちゃんな板は深雪のときに楽しいからまあ、それはそれでいいんだけども。
というか、サロモンは今やアトミックなんだってね?!くそー。ブーツも買い直しだなこりゃー。
スキーをバイクで言うと、
ホンダ→オガサカ
ヤマハ→アトミック・サロモン
スズキ→フォルクル
カワサキ→フィッシャー
ドカティ→ロシニョール
KTM→K2
トライアンフ→ディナスター
ハーレーダry→ブリザード
BMW→エラン
MVアグスタ→ヘッド
って感じでしょうか。