言っておくが・・・
よい子は真似しないでね!!
昨年の秋頃からブレーキ清掃の際、ピストンの動きが渋いなぁーなんて思ってました。
時に、ピストンカッポーンとか何度かやらかしてます。
で、先日知人と滋賀に行った折、フロント左側キャリパーブリーダバルブからのフルード漏れが突如発生。
ガソリンスタンドで8mmメガネレンチ貸して頂けないか、いろいろ頼んでみたところ(もちろん、そこでハイオク満タン注文してます。)
『8mmメガネは小さすぎて置いてません』
まじで?貸したくないだけとちゃう?ww
仕方ないので、急制動しないように気をつけながら帰宅し、即洗車したものの、カウルの下部のクリア層がフルードで溶けるという結末だ。
ピストンカッポーンの件もあるし、動きが渋いならOHしてみては?との知人からの助言により、実行を決意した所存であります。
まずOH第一段階。パーツを取り外しましょう。
キャリパー清掃やフルード交換を自分するなどして、それなりにレベル上げをしてから実行に移しましょう。
リザーブタンク取り外したら、フロント周りがすげえスッキリするもんですなぁ。
取り外しました。
昨年の秋頃から清掃してないので、キャリパー、パッド共に結構汚れてますね。
冬場のキャリパー清掃なんて地獄でしかないよね。だよね?
あと、リアップ如きで未来変わるなら、俺はなんなんだよ?
そういえば、なんちゃら議員の『このハゲーっ!』発言について、あれはセンスを疑うね。
誰だって、なりたくてハゲしてるわけじゃねえっつーの。
全世界のハゲに謝罪して、五厘刈りにして欲しいわホント。
風呂場で一通り洗いました。
お湯で温まったフルードがピストンを外した時に出てくる感じ。
あのぬる〜い液体と臭い。そして、カサカサになる手。
パッドの焼きや錆びなんかも真鍮ブラシでこそぎ落としてます。
キャリパーに固着したカーボンは3Mの#600水研ぎスポンジヤスリとか、爪楊枝とか、先の尖った金属のようなものとかで落とします。
今回交換する部品は
ダストシール(4×左右=8枚)
オイルシール(4×左右=8枚)
ピストン(4×左右=8個)
どうせやるなら、ピストンも新品にしよう。ということですが、
左右セットで1万円超えました。つらいです。
ちなみに、シールのみ販売してくれるところはあまり無いかと思います。
純正部品として購入するにはピストンとシールがセットでした。
覚え書きとして
オイルシール 内径33 外径38 厚3
ダストシール 内径33 外径37 厚2
販売されているシールとしてはΦ32mmのものが適正になるのでしょうか?よくわかりませんけど。
某バイクショップで購入したクラッシュワッシャーです。
クラッシュワッシャーに関しては、バンジョーボルトを締め付けた際にワッシャーが歪む(凹む?)ことでフルードの流出をとめるものですので、適正な径、適正な厚みのものを選択しましょう。
ワッシャーの素材については・・・よく分かりませんけど。
ところでこのワッシャー。純正と同じ1.5mm厚だと思ってたのですが、いざ開封してみると1mmワッシャーでした。
マザー!ファッカッー!!
こういう商品は、内径、外径、厚みをセットで記載して欲しいですな。
で、純正部品のクラッシュワッシャーを発注。手詰まり。
クラッシュワッシャーが届いたので、作業開始。
この
オイルシールは裏表がありませんので、気軽に挿入できますね(?)
こちらの溝にシール類を挿入していきます。
オイルシールを入れると自動的に裏表が出来るようにテーパー状の溝が掘ってあります。(
ってどういうことよ?)
よくできてんなぁ・・・と感動。
そして、シールが上手く入るかドキドキの瞬間でもあります。
手前がダストシール、奥がオイルシールの入る溝です。
なので、奥のオイルシールから挿入していきます。
フルードで漬したシールたちを溝に挿入しました。
ふぅ・・・。って感じです。
あとは、適度にフルードでヌメらせたピストンを手でハメ込むだけです。
さほど力を入れなくともヌルヌル入っていくはずです。
力が要る場合は、ピストンが斜めになているか、フルードが不足している可能性があります。
フルードがあちらこちらに垂れないように、キャリパー等を容器に載せて、これから取付に行きます。
いやぁ・・・綺麗になりましたなぁ・・・。
取付けは取外しの逆の要領でいいはずですが、バンジョーボルトはきっちりとトルクをかけて締め、ワッシャーをクラッシュしてやる必要があります。
なので、一度キャリパーをマウントボルトで固定してからバンジョーボルトを締めていきます。
こいつの締め付けトルクはよくわかりませんけど、整備士の知人から聞いた話から考えて、大体21~30Nmくらいで良いのではないでしょうか。
今のところ問題はないです。
パッドを取り付けて、改めておかしな点が無いかチェックします。
後は、フルードを入れてエア抜きをすることなのですが、結構難しいもんですな。
レバーにぎにぎしてもそんなにフルードが送られて来ず、終わりが見えなかったため、注射器で吸い出してみたのですが・・・。
いつまで経ってもエアーが出てくる。なんじゃこりゃ?!
って、落ち着いて考えたら、注射器吸い出し法は
ブリーダーバルブとキャリパーのネジの隙間から空気を吸っているので、この隙間がフルードで満たされない限り、延々とエアーが出続けるわけです。
レバーにぎにぎでエア抜きをする際に、ブリーダーバルブの根本、キャリパーとの境目をよーく見てみると、僅かにフルードが滲み出てきています。
バルブ出口だけでなく、ネジの隙間からも漏れているということです。
つまりどういうことだってばよ?
注射器は吸い出すものではなく、フルードを圧入するものだ!
これをすると意外と早くフルードが充填されていきました。
その後一通りエア抜きして、一晩寝かせてみました。
翌日、再びキャリパーを外してフルードの漏れが無いか確認します。
うん。まあ、大丈夫そうだね。
(まあ、大丈夫じゃないんですけどねwwww)
試運転したけど、なんかおかしい。
最初は、良い感じなのに、だんだん握りしろが大きくなっていってる。
軽くレバーを握ったら、確かに新しいフルードの確かな感覚があるのだが、強く握ったらフルードが伸びるような感じになってくる。
しまいに握りきれる。
というか、握りきらないと止まらないんだが・・・。
どっかでエアー噛んでんのかなぁ・・・。わからんなぁ・・・。
よくよく見てみると・・・。
漏れてるやんけ!!!以前漏れたとこと同じ所から漏れてるやんけ!!!
ブレーキピストンまで新調したのに、ブリーダーバルブは新調せえへんかったんかい?!
そうなんです。
なんででしょうね。
前から調子悪かったのでこれは新品に取り替えるべきところでしょうが・・・。
ということで、新品に取り替えたらタッチが戻りました。
なんだ、漏れてたから、強く握ると握りきれてしまったのねwww(笑って済む問題なのかな?)
一仕事終えたぜ!
おいwwwwワイのヘルメット様になにしてるだ!!!
このヘルメットはワシが育てたのニャ・・・だと?
ヘルメットにさわんニャ!
なんてやつだwwww