燕号Mk-Ⅱ 復活への道 目次
============================
その壱_熱血パテ盛り編
その弐_お店でチェックとか編
その参_ブレーキペダル交換編
その四_熱血塗装編
その五_狂気のリベンジ板金編←イマココ
============================
いよいよ修復作業、最終章(で、あってほしい。)
色が全然違う!どうなってるのよ!!
ということでやり直します。
では、手始めに・・・・

親指突っ込むだけで、穴あいたぁあああああああwwwwww
【分かったこと】タミヤパテは加工が非常にしやすいがとても脆い。

裏側はペーパーかけて凹凸を少し均しておきます。
グラインダーがあれば、ひび割れ部に溝を掘っておくと良いでしょう。

赤破線のところに
『プラリペア』を盛ります。
一度嗅いだら忘れられないあの臭い。
その上からグラスファイバー的な繊維を貼り付けて、さらにプラリペアの魔法の白い粉を振りかけて、あの薬品を垂らしてやります。すると、裏側はそこそこの強度になりました。
しかし、写真を撮り忘れました。
少し、話が逸れますが・・・。

こういった、熱で再成型可能な型というのが模型屋で800円程度で売られています。
プラリペアで有名な武藤商事からは型とりくんとかいう
ふざけたネーミングで売られています。
なんで、日本の会社ってなんでもかんでも語尾に『くん』をつけるんでしょうね。
んなことは、どうでもよくって、この型です。
これで反対側のカウルから型を取ったら、簡単に成型できるじゃないか!!
さては我が輩、天才かっ!と思ってた時期が俺にもありました。
まあ、落ち着いて考えたら無理なんですけどね。
左右で同じパーツが使われている場合は型を取って、プラリペアを流し込むというのは常套手段だそうです。
今回は、適応範囲外でした。残念。

オモテ面は、地道に。
欠損が激しいのでファイバーを入れ込んで肉盛りしました。
コレが後々響いてくるとは思いもよらず・・・。

あれ?盛りすぎちゃった?
盛りすぎちゃっても気にするな〜♪
なんて言ってられないくらい、グラスファイバーって固いし削れない。
そして、破片みたいなのが手に刺さって痛いっ!
モリモリモリモリモリモリもりまくりぃいいいい☆
座布団の上であぐらをかき、背骨を曲げたまま、無言でシコシコとカウルを削っているオッサン(無職)の姿をご想像ください。
これほど哀れで、痛い姿がこの世にあるでしょうか。

半日掛けて削ったパテ盛り箇所に捨てサフを噴いて凹凸を確かめます。
結構、穴ポコが出来ています。

何度か、プラリペアを盛ってみましたが、なんか上手くキマらない。
そんなときは、タミヤパテに限る!
加工がしやすいので、こういう細かい補正には一役買ってくれます。
こいつが硬化するまでの間に、カラーサンプルを作ります。

用意したのはホムセンで100円くらいで買えるアクリル板。
油性マジックで『下地』と書き殴る。
なんか呪いみたいになってしまったぞ。

ひとしきり書き殴った後、落ち着いて考える。
なんかごちゃごちゃ書いてみた。
が、大切なのは、
①プライマリーサーフェイサーがしっかり下地を作ること。
②アッパーカウルのブルーはキャンディ塗装→クリア層の厚みを上手く調整すること。
今回用意したのは、バイク用品店で揃えられるMCペイントのスプレー缶
プライマリーサーフェイサー X04(シルバー)
下地色 S61(トリトンブルーメタリック/青)
S59P(パールグレシャーホワイト/白)
クリアカラー層C33(カラークリアブルー/青)
PB15(パールコート_ブルー/白)
上手い人がやれば、純正色に非常に近い色が出せるらしい。
僕は上手くないけど、チャレンジ精神は大事だよね!
ちなみに、アッパーカウルの青色は、
『キャンディ塗装』(※リンク先に詳しく解説されています。)といって、非常に難度の高い塗装といわれております。
初めて知りました。というか、初めてのことだらけです。
それだけに、成功したときの喜びも一入でしょう。(まあ、成功しませんけどね。)

まず、下地から。
3度塗りくらいで、そこそこ下地が消えることが分かりました。
さらに、画像に記したような課題も新たに明らかになりました。
計画して、実行して、それを分析して、次に活かす。(こういうのをPDCAサイクルって言うんでしたっけ?)
実験って楽しいね!

パールホワイトと、ブルーのカラーサンプルも出来上がりました。
パールホワイトはクリア層の厚みの影響はさほどなさそうです。
しかし、ブルーはカラークリアの厚みでかなり色が変わっていることがわかります。
純正色のような深みのある塗装とまではいきませんが、丁度、②と③の間ぐらいが目指すべき色相のような気がします。
なんか、これだけでもう満足しつつあるんですけど。
塗装って楽しいね!!エアブラシ買えば良かったわwwwww
カラーサンプルが完成したところで、アッパーカウルの再成型を行い、捨てサフを噴きます。

うむ〜。やっぱりなんか凹凸ができるなあ。

モリモリモリモリモリモリもりまくりぃいいいい☆

どうでしょうか。
毎朝、『良い塗装は良い下地からっ!』を3回唱和して作業しました。
とはいえ、なんかちょっと凸面があります。

これでどうだぁああああっ!!(半狂乱
いざ尋常にっ!勝負っ!!

プラサフを均等に噴いて、下地色(トリトンブルーメタリック)を極力薄く、でも下地が透けない程度に噴いて、カラークリア(ブルー)を噴く。
カラークリアを噴きすぎましたOTL
濃いんです。
よくあることだよね。うん。もうこの辺でいいや。
俺は頑張った。頑張ったさ。

おっしゃ!次はパールホワイトや!
いざ尋常にっ!

下地色(パールグレシャーホワイト)を噴く。

クリア層(パールコート_ブルー)を噴く。
こいつはそこそこ良い感じだ。(写真ないけど)
・・・・。
やっぱブルーが濃いの気になるなぁあああああああっ!!!!!(狂乱
白がうまくいったからすっげぇええええ気になるなあああああ!!!!!(狂気

カラー薄め液で塗装を剥がして、パテ盛り、サフ噴き再成型、開始!
デスループの始まりである。
頭の中でこいつが無限ループ。オワリガミエナイ。

うぉらぁあああああああっ!!!!
最後に、クレオスクリアUVを噴く。
コンパウンド細目→極細
耐水ペーパー4000番→6000番→8000番→10000番
で鏡になるまでひたすら磨くっ!磨くっ!磨くっ!!!

おっしゃぁあああああああああああああああああっ!!
そこそこええ感じだろっ!!
そろそろ暖かいし、乾燥させて、速攻走りにいくぜwwww(嫌な予感しかしないね。

おひょ?!

O M G !!!
模型用のクリアが熱ダレ起こすトカ想定Guyデスヨ。
パテの中にもエアーが噛んでたっぽいなぁ。

六甲からの海はあんまり綺麗ではないから好きではないが、それでもゆったり進んでいくコンテナ船とかを眺めていると、色んなコトがとても小さいコトのように思えてくる。
まあいいか。
素人なりに頑張っただろう。
ね。
END......