
院内油田でお茶を濁してしまったので、帰り道にもっと本格的?な油田跡地を見ていこうと立ち寄った。新潟は胎内市のシンクルトン記念公園だ。院内油田も新津油田に比べたらマイナーだが、こちらは油田という名前がなくなってるだけあってさらにマイナー。
院内油田はまだ、TDK仁賀保とかで話してて、「あぁアソコね」と地元の奴は言う程度の知名度があるが、シンクルトンは、「ん?黒川油田?ンなもんあったっけ?シンクルトン?誰だそれ」ってくらい誰も知らない。
シンクルトン記念公園、黒川油田(同名のが秋田にあるけど)は、日本で最初に石油掘り出したという、なんと日本書紀に記述がある油田だ。
というのは実はどうでもよくて、ここはちょっと面白いスポットだったりする。
駐車場から公園を眺める。しっかり整備されてるが誰も居ない。面白いのに。
駐車場の真ん前に、キャンプファイヤーかゴミ焼き場の跡みたいな穴がある。誰も、下の方に溜まってるのが原油だとか思わないだろう。説明されないと。
ここらへん一帯は、ちょっと掘ったら水の代わりに原油や天然ガスが出てくる、とっても危ない場所だ。車を降りたらもうコールタールの臭いがプンプン。そういえば院内油田では石油の臭い全然しなかったなぁと。
銘板をチラ見していざ公園内に。
至る所にあるのがこの看板。タバコ吸うなと。
雑木林も原油でベトベト。自然による環境破壊?だ。人間が掘り出して放置したわけでなく、もともとこういう場所なので仕方ない。
木漏れ日の遊歩道を歩いて行くと
これまた至る所に穴が空いてる。こちらは昔の人が掘った跡。
あまりに危ない状態の穴には鉄格子がはまってたり、
柵もつくられてたり。
覗きこむと、10mは下の方に黒い何かが溜まってるのが分かる。
この黒い何かを汲み上げる事が出来る。
こんな体験出来るのは、日本広しといえどここくらいではないだろうか・・・。
汲み上げた原油とご対面。ものすごーく臭い。が、ガソリンのようにベンゼン臭いわけではなく、コールタールっぽい、慣れてくるとやみつき?になる良い香り。
井戸地帯から少し降りて行くと、大規模な環境破壊が。
記念館そばには天然ガスがボコボコ涌いてるところも。
記念館は前に一度入ったけど、面白そうなものもなかったのでパス。原油汲み上げて遊べるだけで十分だろう。
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2015/05/24 21:10:42