2020年08月30日
DQN車。こんなものに680万もかけた自分が馬鹿みたい。セレナe-powerが本当は欲しかった。
Posted at 2020/08/30 03:01:46 | | クルマレビュー
2020年07月05日
メーカーはどうしてガラスコーティングを標準化しないのか?これは簡単な事で、かえって悪くなるからだ。化学の観点から説明する。
ガラスコーティングがなぜキラキラしてるか?簡単な話でガラスは反射率が標準ウレタン塗装よりも高い。概ね4%程度反射する。これはガラスの方が密度が高く軌道電子の密度も高いから。加えてアモルファスであるため単純なウレタンポリマーに比べれば平滑性も高くなる。
キラキラ光ってるから綺麗だ、と馬鹿は喜ぶ。そういうやつ向けの商売だ。
汚れがつかない?ずっときれいなまま?ありえない。ガラスはウレタン塗装なんかより遥かに汚れやすい。そのメカニズムを書いておく。
まずガラスコーティングというのは、シロキサンモノマーを低温(100℃未満)で重合させたものである。普通は低温でなんて重合しないので、触媒を入れてある。こうして出来上がった塗膜には、孤立シラノール基、孤立シラノール基同士が水素結合している水素結合性シラノール、それらに液体の水が結合したものなど、水とくっつきやすい残基(反応残)が大量にある。
親水性ガラスコーティングのそれら残基は、水分中で電離しているイオン性不純物(主にケイ素、カルシウム、マグネシウムなどのカチオン)と反応して塩の形になる。この塩はイオン結合なので強固で、洗剤で洗ったくらいではもちろん落ちない。風呂場の鏡を思い浮かべるといいだろう。時間が経つと周辺部が白く変色してくるアレだ。あれも全く同じ現象。あれを落とすには強塩酸を使わなくてはならない。
では疎水性ガラスコーティングだったらいいのか?というと、それも違う。疎水性ガラスコーティングを「クリスタルガラスだから疎水性なんだ」とか解説しているサイトもあるが単なる誤解。クリスタルガラスは高温(500℃以上)でないと合成出来ない。では何か?というと、疎水性になるシランカップリング剤を親水性コーディング剤に配合するか、後塗りしてあるだけ。
疎水性シランカップリング剤のここでの役割は、加水分解性基を使って親水性であるシラノールと反応して表面を疎水性にする化学種である。これらがガラスに「くっついてる間だけ」疎水性になるのだ。つまり、時間が経って(主に加水分解の影響で)外れてしまったあとは、ガラスコーディングは親水性になる。そして、上に書いた通りのメカニズムで汚れる。その汚れは「物理的に削らない限り落ちない」。
というようなメカニズムが存在するので、ガラスコーディングはかえって汚れる。よって、メーカーは採用していないのだ。
ちなみにだが、疎水性にするシランカップリング剤はガラコとして売られているアレに含まれている。なのでガラスコーディングしてしまったなら、定期的にガラコを全体に塗れば撥水性は維持される。まぁ洗車機1回通しただけで落ちる程度の物なので、1ヶ月に1回とか相当回数塗らないとダメだろうが。
実はこのシランカップリング剤を塗る作業を「メンテナンス」だとか称してやってるガラスコーディング業者もいる。メンテナンス液として売ってるのだが、中身はガラコそのもの。無論コーティング屋はそんなことは何も知らず、コーディング液売ってるメーカーの言うがままやってるだけである。
最後に、標準のウレタン塗装について述べる。クルマは概ね4層で塗られているが、最表面のクリアウレタン塗装はメーカー工場施工のため200℃くらいの温度で硬化させられる。部品を組み込む前だからこそ出来る高温硬化だ。このくらいの温度で硬化させたウレタン樹脂は非常に硬く、またエステル等の加水分解性基が縮合で脱離しているため耐水性も高い。
塗膜としての信頼性はガラスコーディングなんかよりウレタン塗装の方が遥かに高い。ガラスコーディングは、このクリア塗装を削り落として施工したりするからタチが悪い。
自動車メーカーが選んでいる塗装にはしっかりと科学的な理由が存在する。コーディング屋風情の浅知恵でメーカーの塗装皮膜を強化することなど到底不可能だ。出来るならメーカー自身がとっくにやっている。
Posted at 2020/07/05 19:43:00 | |
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2020年06月05日
1ヶ月ほど色々と考え、一度はセレナe-powerに決めたわけだが、販売店とのやり取りなど紆余曲折あった結果、セレナは見送る事にした。
確かに、ワンペダルは試乗した際とても興味深い機構だと感じたし、ファミリーカーとしては防音性が素晴らしく、加速感も悪くない。カラーもオレンジの明るい色は好みだし、楽しそうなクルマではあると思う。どこか遠くへ行ってみたいと思えるクルマだ。さらに言うなら、私は身長が190オーバーであり、座高も他の人より高いため、背筋をピンと伸ばすと、目の高さがルームミラーよりも僅かに上あたりになる。セレナの広く高いフロントガラスは、アルファードよりも遥かに前方を見渡しやすい。
しかし、これで満足感が得られるのか?と思い直す。試乗した限り、車内はとてもチープだった。アームレストは細いし、ハンドルはウッドコンビでもないし、シートはザラザラで感触も良くない。ワンペダルや加速性等に飽きてしまったら、長く乗れば乗るほど不満の溜まってくるクルマであるように思う。
家族友人たちの意見もあり、結局はアルファードHVにまた乗ることにした。せっかくだから、満足の行く物を選択する。
20年一部改良モデル G Fパッケージ スティールブロンドメタリック
・JBLサウンドT-Connect MOPナビ
・13.3インチリヤシートエンターテイメント
・寒冷地仕様
・デジタルインナーミラー
・アクセサリコンセント(100V 1500W)
・おくだけ充電
・DOP遮光カーテン
そこらのディーラー店で見積もって貰ったら乗り出し700万円を超えたが、例の都内某店なら640万円ちょっとと安い。
カラーのスティールブロンドメタリックは好みの色だ。晴天下では薄いピンクがかったカラーにも思えるし、日が落ちてくると薄いブラウンやゴールドにも見える。不人気色らしく滅多に見かけないのもポイントだ。
本日契約。届くのは9月との事である。
Posted at 2020/06/06 15:34:56 | |
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2020年05月18日
セレナe-powerか、アルファードハイブリッドのどちらかを買おうと思っている。価格差は最大で倍額程度になるものの、気に入ったクルマを買いたいので、この際価格面は考えない事にする。
さて、カーセンサーに大量の「展示車・試乗車落ち」セレナe-power ハイウェイスターVが並んでいる件の続きだ。
裏事情についてはさておき、新車と大差ないものが350万円で買えるのなら、これはお買い得だろうと考えて見積を取ってみる事にした。トレードマークカラーのオレンジが面白そうなので、なるべくOPの多く付いた物を選び、加えて車中泊用に純正カーテンを付けて貰う。あと、軽自動車みたいな音しか出ないホーンもユーロホーンに変えて貰う事にして、千葉の某店に見積を依頼した。取りに行くので陸送納車は不要とも伝えた。
出てきた結果に目を疑う。なんと390万円。カーセンサー記載の総額は350万くらいなのに。カーテンとユーロホーン合わせてせいぜい7万である。何をどうしたらそんなに跳ね上がるのか知らないが、納車費用が15万円だとか、登録費用が10万円、サポートうんたらが10万円だとか、色々と上乗せされている。
憤慨して、こんな見積では考慮にも値しない、どう考えても360万円がいいところだろ?と、その店にメールで値引きを要求してみた。まぁさすがにそれは難しく、380万円か、そこまでも引けない、というような回答が来るのではと思いつつ、だ。
ところが翌日届いた見積では、なんと359万円になっている。たかがメール1通で、1割近くも平気で値引くとはどういう事だろう?このクルマの本来の売値はいったいいくらなのか?300万以下にしろとメールしたら、299万の見積でも出して来るのか?
コロナ騒動で生じた不景気のせいで、一刻も早くなんとか在庫を処分したい、というのが本音なのだろう。今なら、おそらくは叩けば叩くだけ安くなる。
思えば10年前、リーマンショックのときに新築マンションを3割引で買った。今回も、セレナを3割引で買えそうだ。が、そんなところを考えていくと、どうもあまり欲しいクルマではないように思えてきた。
Posted at 2020/06/06 15:14:13 | |
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2020年05月12日
カーセンサーで検索していて、ふと気づいた事がある。なぜこんなに、セレナe-powerは「展示車落ち」としている在庫、しかも同じグレードのクルマばかり大量にあるのだろう?
確かに展示車・試乗車は同一グレードが多くなるのは分かる。しかし、不自然に「同じのがたくさん」あるのだ。
e-powerのハイウェイスターV、DOPのMM519d搭載、これがその大量に出ている設定で、走行300~3000キロくらいのが350万円付近で出ている。ところが、同じe-powerでもハイウェイスターではないXVなどの「展示車・試乗車落ち」はまったくと言っていいほど出ていない。加えて、雪深い地域でも寒冷地仕様車が出ていなかったり、地域性が見られない。
これは何かおかしい・・・と考え、同クラスミニバンの流通在庫をカーセンサー上で調べてみる事にした。
検索条件は、共通項目として、全国区、2018年以降の走行1万キロ未満。セレナはフリーワードとして「e-power」、ステップワゴンはハイブリッドをチェック、ノア・ヴォクシー・エスクァイアは3種まとめてハイブリッドをチェック。
また、未登録の新車を除外するために、上記に加えて未登録の物を検索して台数を除外するということをしてみた。
結果がこちら。
セレナ e-power 346台
ステハイ 103台
ノアヴォクエスクHV合計 158台
オマケとしてアルヴェル 45台
つまりセレナe-powerは、ステハイの2.4倍、ノアヴォクエスクの2倍強、アルヴェルの7.6倍もの「展示車・試乗車落ち」が出回っている事になる。しかもセレナは昨年8月にマイナーチェンジしたばかりで、どう見ても試乗車を処分しなければならない時期ではない。
何かしらの裏事情があると見て間違いないだろう。
Posted at 2020/06/06 14:49:53 | |
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