2014年12月13日
長距離というほどではないのですが、自分の車(コペン)で、自宅の千葉西部から、都心(羽田)まで、飛行機でも見に行こうと画策し、自宅を出ました。スポーツカーで、羽田までいくって、どんだけ乗り物三昧なんやねん。という話ですが、正真正銘の乗り物馬鹿な私です。。途中で、行きは東京ゲートブリッジをとおり、帰りはレインボーブリッジでも通ろうと考えました。
自分の中で、スポーツカーを購入したら、これをやってみたい。という願いが幾つか合って、その中での一つが、東京ゲートブリッジのような都会の象徴的?道路をスポーツカーで流すという希望がありました。スポーツカーで優雅に流す、アーバンブリッジ。これぞ、tokyo lifeなどという妄想があったのも事実です。実際渋滞とかなんとかで、そんな美しいものではないと思いますが、スポーツカーを選らんでいる人は、おそらく共感者もいると思いますが、私はどこかロマンチスト&形から入るところがあるもので。。。自分の中で、この場所ではこの歌手。という方程式みたいなものがあり、湘南を走るならサザンかチューブ、北海道を走るなら松山千春。という無理クリな方程式が形成されています(ここでもやはり形から)。東京ゲートブリッジは、ユーミンでしょ。という、益々、訳がわからない屁理屈をつけて(むしろユーミンなら、苗場?)、ユーミンのCDを車に載せてまで準備は整えていたわけですが。。大好きな曲「埠頭を渡る風」→「晴海ふ頭」→「湾岸道路」→「東京ゲートブリッジ」という、もはや尋常ではない、カオスな連想ゲームの末に到達した結果なのかもしれません。
スポーツカーを購入している時点で、「形から入って」いるのですが。。
自宅から羽田まで片道50km弱、都会の道路はちょっと怖いけど何とかいけると踏んでいました。が、予想外に疲れます。。MTスポーツは。若葉には特に。渋滞に巻き込まれまくりですし。交差点や渋滞にはまるたびに①→②→③速の繰り返し。車高が低いので、前方の交通状況も掴みづらい。前後にトレーラーに挟まれると圧迫感が半端ない。何かの罰ゲームか!?と、途中で更に道に迷い、江東区臨海地区や江戸川区北部に迷い込み、ナビも変な道案内を始めだしました。。たまらず、近隣のコンビニへ避難。ここで、ひたすら悩みました。この先強行で、湾岸道路通って、羽田に向かい目的を達成すべきか、引き返すべきか。。。
登山で、悪天候で登るか下山するか決断を迫られているような状況。。。コンビニで30分ほど、ナビを見つめながら悩む自分。残り20kmか。。。ただ、帰りはまた50km走るのか。。たしか、あの場所に坂道沢山あったよな。。ということは、坂道発進でストレスが。。などと、ネガティブな考えが浮かぶ浮かぶ。結局、諦めました。片道50km弱で引き返すなんて情けないといえば情けないですが、免許とって半年、コペン買って1ヶ月。ちょっと早すぎたかな?とも思います。
僕の心の中では、ユーミンの「リフレインが叫んでる」がリピートしまくり状態でした。本当に「一つ前のカーブ」どころか、二つも三つもカーブ引きかえして、自宅へ逃げ帰り状態。。。
後に、車に詳しい人に訊いた所、初心者が都心で、しかもMTスポーツカーで長距離走るというのは、最悪のコンディションだと指摘を受け。そういうもんなんだぁ。と痛感しました。千葉県に住んでいるなら、初心者は都心に向かうより房総や銚子方面の方が、たとえ距離が長くても疲れないとのこと。スポーツカーならどこ走ってもファンライディングできると、勘違いしていました。実際は、走るコースによっても、スポーツカーが生きたり、殺されたりするのだなと実感しました。
しかし、この程度の距離で、挫折するようでは、この先、絶景ドライブなどというのは、遠い世界になってしまったようで哀しいです。既に何冊か全国絶景ドライブガイドなる本を購入してやる気にはなっていたのですが(やはりここでも「形から入る」ロマンチストぶり発揮)、現実と理想の違い。そして、ドライブ、特にスポーツカーのドライブは、予想以上に疲労がたまるのだなと思いました。当初は、長野のビーナスライン、伊勢のパールロード、何なら北海道や瀬戸内海の道だって制覇してやる!と意気込んでいましたが、現実的にはその10分の1以下の距離で心が砕けています。。。
羽田は、おろか、東京ゲートブリッジさえ到達できず。何がits Tokyo lifeやねん。と。ただ都落ちしたかの如く、疲れ顔で帰還する私でした。。
タイトなスポーツシート、クイックなハンドリング、ガチな足回り、クロスレシオなシフトなど、スポーツカーであればこその武器が時に、その情報量の多さが、疲労を生む要因にもなりえるということを実感しました。
Posted at 2014/12/13 18:48:30 | |
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コペン | 日記
2014年12月11日
今日は、兄貴が長期休暇を取れたということで、私の実家に妻子を連れて帰省してきました。帰省という理由は建前で、本音は私のコペンが気になってやってきたらしいですが。。。。
任意保険をかけるときは、父親から別居家族、友人まで全てかけろ。という無理難題を押し付けられて言われるがままにそうしてしまいましたが、これも作戦の一つだったのかなと。。。
案の定、勝手に兄貴に操縦されてしまいました。最初は親父が運転して、兄貴が助手席で、ツーシーターなので、私は乗らずに見送っていたのですが、いつの間にか席を交代して、兄貴は若いときかなり無茶な運転をして、スポーツカーを壊してきたので(具体的には夜の首都高バトルなどで、、)、大丈夫か?と思いましたが、帰宅して聞いてみたところ、「あれいはいい車ダゼ。あれはいい車だ」と話たあと、
兄「スマン、110キロほど近場の道で出してきた(公道でそれはどうかと。。。)」
私「・・・・・」
兄「ワルイ。3~4速でひっぱってきちまった」
私「ま、まさか」
兄「7000回転くらいまでぶん回してきた」と
私「がっぴーん」。。。
兄「大丈夫だって。これくらい一瞬のことなんだから」
「すげー、いいエンジン音だ。やっぱり高回転まで回さないと」
私「・・・・・・」
過去の血が騒いだとか?兄貴は、家庭をもって以来、車はなかなか所有できなかった反動もあるようです。
「~~(私の名前)よ、スポーツカーは高回転で潜在能力を発揮してこそ価値がある」などと釈明されました。ただ、私的には、兄貴にコペンを運転させてあげることはむしろ喜ばしいことかもしれません。というのも、私の周りの友人知人には、若いときから1人も車好きがいなくて、私の車をお披露目する機会も、語り合う機会もなかったのです。今回、初めて兄貴をがっつり車について語り合う事ができたのは非常に爽快でした。
コペンは、軽自動車規格なので、どこまで兄貴が魅力を感じ取ってくれるか?と期待と不安が交錯していましたが、思いのほか「これは、正真正銘のスポーツカーだ」と太鼓判を押してもらえました。足回りは、走りこめば若干ソフトだけど、ハンドルはクイックだし、加速性能も良い、このスピードは軽自動車じゃ反則だぜ。やっぱりMTって楽しいよな。久々だ。こんなに楽しい車を運転したのは、弟よ、スポーツカーの喜びは排気量やパワーだけが全てじゃないことが、このコペンが証明しているぜ。車に後部座席はいらねぇ。2シートでこそやる気にさせると。
そこまで言うか!?いや、正直、愛車を誉められると嬉しいものです。
自分的には、まだ運転があたふたしているので、スポーツカーの魅力を感じ取れるにまでは至っていませんが、スポーツカーをある程度経験した者からこういう言葉を聞けるということは、期待もできるというものです。
相変わらず、兄貴と車の話をすると過去の思い出話を聞くことができて、それはそれで面白いです。
たとえば、今日聞いた逸話?は。兄が高校生の時、同級生が、免許取得した後、ファミリアGTRを早速購入し、そのまますぐに東京から軽井沢まで日帰りドライブを兄含む仲間3人として、碓氷峠の急峻な坂道発進にはまりこみ、まったく上がることができずにいたらば、近所の通りがかったおばちゃんが、颯爽と窓をノックして、運転席に乗り込み、7000回転くらいまでアクセルをぶん回して何気ない顔で登りきり運転席を降りて何も言わずに、そのまま去っていった。という伝説を聞きました。その友人は、マジ泣きしながらおばちゃんに感謝していたという。。。。ここまで来ると、笑い話になってしまいますが、当の本人は、坂道発進もままならず、パニックになり、同乗した他の2人は、高校三年生でまだ免許を持っていなかったという絶望的シチュエーションで救世主が登場したようです。
そういう、クダラナイ!?車話は、兄からはポンポン飛び出してきます。僕と異なり、兄の青春時代は、友人達のそばには、常にスポーツカーがそばにあったような生活だったようで、今にして思うと、そういうちょっとヤンチャな青春時代は、羨ましくも思えるものです。
Posted at 2014/12/12 00:21:15 | |
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コペン | 日記
2014年12月02日
初めて免許を取り、コペンを運転しはじめて、一ヶ月が経過しました。この間は、まだ運転が不慣れということで、走行距離も伸びず、250km程度しか走行しませんでしたし、この頃は助手席に父親を乗せて運転方法の指導を受けていました。1人で運転してもよかったのですが、慎重派なのと、やはりマニュアルは想像以上に運転にデリケートな部分があるので、色々教わる必要性を感じました。
実際のところ、基本的なMTの技術は最低限習得しつつありますが、この状態では、MTの真髄を知るわけも無いですし(もちろん、ヒールアンドトゥーとかダブルクラッチなど言葉の意味さえ解りません)、コペンの事まだまだ知らないことだらけですが、
やはりコペンの運動特性に関しては実際、体で体験すると「スポーツカー」だなと実感します。排気量や馬力、トルクとはまた別の次元でです。
クロスレシオ化されたスーパー5速マニュアルがそれを示しています。僕の場合は、40制限公道でも場合によっては、4速まであげてしまいます。高速走らなくても、東京外環下などの幹線国道であれば、70km走行していればトップの5速に入れてしまいます。エコ運転を意識しているのもありますが、低速からすぐにシフトアップするということは、これがクロスレシオってやつなんだな。と肌で感じました。
親父がポルシェ911を愛車としていまして、何度かハンドルを握らせてもらいましたが、911の場合は幹線道路でも6速のうち、2~3速で間に合ってしまいます。これが馬力の差なのかとも思いますが、ダイハツは自ら軽自動車が自分の土俵だと熟知し、身の丈にあった楽しみ方を提供している。その一つがこのギア比にあるのだなと思います。コペンの車体重量は830kg(ATは840kg)で、必ずしも軽量とはいえませんが、少なくともダイハツは、コペンをライトウェイトスポーツと言い切っていますので、この辺りの軽快さは売りの一つなのでしょう。
また、自分の技術が未熟というのもありますが、コペンのエンジンは意外とデリケートで、発進などは適度にエンジンを吹かせてあげないとエンストしやすいという印象があります。低排気量の宿命ともいえるかもしれませんが、逆にこのような車を扱えるようになれば。という点で、ドライバーを育ててくれる車なのかもしれません(ビートはドライバーを育てる車と言われますね)。
操縦性といえば、コペンはやはり車の重心がとても低いです。最初運転した時あまりに低くて、視認性が良くないので心配になってしまうくらいです。この欠点は、たとえば、先頭で信号待ちをしている時、場合によっては、前のめりにならないと、信号が見えなかったり、信号待ちの時、ギアをニュートラにして、クラッチの足を休ませたい時、あまりに視界が低くて、目印の横切る信号が青か赤か確認できない。あるいは、車体が低い故か、夕陽など斜めに差し込む日差しが視界を遮る事もままある。などの難点があります。また、トラックからこの車体の低さからコペンが死角になりやすいという意見もあるようです(私の車は赤なのでその点は有利かもしれません)
一方で、この車体の低さは、コーナーなどを駆け抜けるときその魅力を十分に感じ取れます。コペンを買う前の半年ほどは、家のワゴンRを借りて運転していましたが、ワゴンRだと、コーナーを40km程度は走行していても、角度があると「怖い」です。遠心力にやられてハンドルを取られそうになったこともしばしばあります。ですが、コペンは、それこそアスファルトにへばりつくように、蜘蛛のように走るので、カーブを走行しても抜群の安定性で駆け抜けてくれます。最初カーブ手前で速度を落として、カーブ途中から一気に加速するという、爽快なドライブも僕に少しずつ教えてくれるのがコペンです。もっとも、東京近郊なので、渋滞ばかりでストレスフルなところもありますが、一瞬交通量が切れる瞬間。コペンの真髄を見た気がします。
コペンオーナーの方は実感というか痛感していると思いますが、足回りが物凄くこの車硬いですよね。ちょっと段差がある田舎道などはしると「ドスンドスン」凄いし。本当、サスペンションはいってるのかな?中古車で購入したので、何か問題があるのかな?とさえ思いましたが、これがコペンの特徴なのですね。とは、扁平率50%というスポーツ仕様のタイヤ。これも影響大でしょうね。タイヤ扁平率が高い車にすれば、フカフカになり居住性も増しますけど、コントロール性、応答性、機敏なハンドリングなどは著しく損なわれると思います。捨てる物あれば、拾う物もある。居住性を犠牲にしても、走行性を求める。これがスポーツカーの証拠。ロータスなどは、その骨頂でしょうね。走行性能のために、オーディオ、エアコンまで取り除いているので。
また、扁平率が低いタイヤを履かせると、全体的に見た目がシュッとして、スタイリッシュ。かっこよくなります。家にあるワゴンと比較してもよく解ります。コペンは軽自動車としては破格の大口径ホイールを使用しており、周囲のリッタークラスの普通乗用車と比較してもその口径が目立つわけですが、このロープロタイヤによって、短所を消して長所を上げている感もあります。ファッションでも、やはり自分のボディサイズより一回り小さいサイズの選択することが、見た目も良くなるという意見さえもあります。先日ある記事で、ファッションは外観美を蔑ろにして、機能性実用性を求めた時点で、その人はダサくなるというものがありました。ファッションは我慢して精進するものだと。。スポーツカーもこの理論に近いものを感じます。タイヤ扁平率の低さや、足回りの固さ、室内の狭さ、シートは2+(2)あるいは2シート、道路状況により生じるMTの面倒さ。。。そういうものを自ら選択してこそ、車の世界のデザインは勿論のこと、スピリットの部分で「オシャレ」を追求できるのかなと。もっと飛躍すると人生における「オシャレ」。面倒なことから楽しみを見出すスタンスは、生き方のベースにも繋がる。。
コペンに限らず、911、ボクスター、ユーノスロードスター、スイスポ、STIWRC、86、ビート、カプチ等。。スポーツカーを公道で見かけるとちょっと嬉しい気分になるのは、このような負の側面を正の側面へと変えられる術を知っている人達。。ドライバーの割合からすると1~2%の世界。そういうマイナリティーのスピリットの共有ができる喜びなのかもしれません。
もっともこの「負の部分」でさえ、「多数派」が勝手に決めた判断であって、人によって映り方も異なる。コペンのキャッチコピーはご存知のように「wonderful small」。一般人から見ると、それって欠点になると思います。最近の潮流として、ドデカイバンやSUVを乗ることが男の条件であって、スポーツカーは男を下げるなんて偏見まであります。軽自動車でも、安全性を無視してでも室内空間を作り出すことに各社血眼になっています。そういう中で、ダイハツはこのデメリットをキャッチコピーにしてしまった。それでも、私はこれ、逆手に取った戦略だと思わず、素直に受け取りました。元々狭い空間が好きで、8畳より4.5畳間が落ち着くタイプ。酒場も広いところより、6畳位のマスター1人で営む薄暗い場所が好きだったりします。スポーツカーの狭い空間は自分の居場所を提供してくれる。乗降では、背中と腰が砕けそうになるけど、シートに身を沈めるとホッとする。それがスポーツカー。そして大きなチェーン系の居酒屋より、案外1人でせまっ苦しく経営している居酒屋の方がお手製の料理を提供してくれる。「狭いには狭いなりの」メリットというものがあるのだと思います。コペンも狭いながらに、遊び心のアルギア比、エンジン出力に併せて連動するパワステ、足回り、ホイール、タイヤ、職人の手による5層塗装、電動式バリオルーフ等、狭い中に凝縮されたメニューを提供してくれます。
実は、このコペンを所有する前にビートととても迷っていた時期がありました。ビートのあの官能的なサウンドも捨てがたい。しかも、排気音ではなくて、ホンダエンジンそのものから奏でるエンジンサウンドは、ビートは僕の中でピカイチな音でしたから。マフラーなどの小細工ではなくて、エンジンそのものの音で聴かせる。エンジン音→心臓部→鼓動→beatって名前は、その思惑が本田技研にあったかは別として、的を得ているネーミングだなとさえ思えました(最近の良い車の条件は、エンジン音が聞こえない静粛性だそうです。僕からしたらそれは大欠点なんですけどね。。)。実際、ビートを見に車屋にもいきました。その時に実際目にして、雨漏りがしていたり、エアコンがことごとく壊れていたりして、これは玄人が乗る車だな。と思い、諦めたのですが、元本田ディーラーであり、熱狂的ビートオーナーでもある、その車屋の店主が、エアコンは壊れても構わない。どうせオープンにするんだから。と真顔ではなしていて、ちょっと驚きましたが、あぁ、スポーツカー乗りはこれくらい硬派なのか。とうなずくところもありました(ビートは、MR方式を取り入れており、特殊な位置にありエアコン修理は20万くらいかかるようです)。コペンは、ロータスやビートほど硬派ではありませんが、走りと、オーディオ、エアコン、内装などバランスが取れたライトなスポーツさがまた一つの魅力だと思います。たとえば、女性がビートを扱うとなると、ちょっと勇気がいるけど、コペンなら私でもいけるかも?と思わせる車かもしれません。
CMはビートと初代コペン両方とも視聴しました。ビートはサザンの原由子さんのテーマ曲に合わせて夜の都会を駆け抜けるCM。あれは、かなりの絶品。バブルって感じ。対して、コペンはチューブの前田さんがBGMで海岸崖っぷちでオープンにするシーン。エキサイトとマイルド。両者のイメージカラーをよく表した対照的なCM。きしくも、BGMはサザンとチューブと夏を代表する歌手。だけど、両方とも「夢」が詰まったCM。車のCMってこうあるべきだと思います。やっぱり車は「夢」与えてナンボだと思います。
話は戻り、コペンのインスピレーション。
砂利道。たとえば、砂利道までいかなくても、ちょっと舗装の荒いアスファルト道路を走行していても、そのざらつき感などがシートを経由してビシビシ伝わってきます。これは、今の車社会の流れからすると、明らかな欠点になると思います。居住性台無しなわけですから、しかし、見方を代えると、道路の状況を刻一刻とダイレクトに体感できる。前述した物理的な面でアスファルトとへばりつくのと同時に、嗅覚でも道路状況と対話できるとも言い換えることができると思います。スポーツカーにはよくあることですが、長所と短所は表裏一体なのかと思います。
今回の紅葉は、自分の技量不足で、奥多摩や奥武蔵を攻める事は見送りましたが、案外この安定したコペンだと、急峻なヘアピンカーブやワインディングロードでも僕の期待に応え、安定性ある走りを教えてくれるかもしれない。
玄人のカーエンスー向けの雑誌mortor magazineにかつて、スポーツカーで押さえておきたい3台の一つとして、コペンが掲載されていました。他の2台は、インテグラタイプRとポルシェボクスターです。この2台の名車に並ぶなんて、コペンもやってくれるじゃないですか。その記事では、ワインディングロードを駆ける車こそがコペンの真髄のように記されていました。購入前は?って印象でした。コペンのその愛くるしいルックスから想像できなくて。。松田ロードスターやロータスエリーゼとかならわかりますけど。。でも、コペンを実際運転してそのへばりつくようなコーナーワークを感じると、意外と来年の紅葉は峠で楽しめる気もしてきました。
最近は、エコ運転で自動衝突防止装置とか、居住性を謳う車が大勢を占めていますが、走る喜びを感じられる車というのは、デザインが美しい車と共に、無くてはならないジャンルだとも思います。
Posted at 2014/12/04 17:09:56 | |
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コペン | 日記
2014年11月19日
コンビニの駐車場に止めようとした時、
やってしまいました「ガリガリ」。
前から入れたのがマズカッタ。
その音を聞いた瞬間、体が硬直しました。
コペンは車高が低いのは有名で、注意は払っていたのですが。
恐る恐る車から降りて、確認。。。
よかった。。。牽引フックに車止めが引っかかっていた所で
セーフ。これ、バンパーいってたらと思うと。。ゾッとします。
車両保険かけてはいるものの、安易に使いたくないですし。
それ以前に、お金の問題より、愛車が傷つくのは辛いですからね。
更に、運転が下手なので、ショッピングセンターで駐車券を取るとき、あまりにも離れすぎて、体を目一杯、抜き出しても届かず、腕がプルプル震えて届かなかったので、ドアを開けて全身を乗り出そうと、ドアを開けたら、「ガン」。駐車券の機械とドアが接触。。。大事には至りませんでしたが。もっと大切にコペンを扱わねば。。。
また、マニュアルミッションだと、下手な運転だとクラッチを痛めたり、ギアの選択誤ると、ノッキングでエンジン痛めたりと、色々気を使わねばならないので、シビアですね。
初心者は、ぶつけやすいから、安い中古車を買うべきだという考えもありますが、私は、それができず、最初の車から一番欲しい車を買ってしまいました。なので、本当に大切に使わなければなりませんね。
もう駐車場で前から入れるのは極力避けます。
コペンって、スポーツカーだけど、どこか可愛らしさというか、オーナーの方はわかってくれると思いますが、人間味がありますよね。何日も、乗らずに雨に打たれているコペンを見ていると、ヘッドライトが悲しい目をしているみたいで、思わず「今日も乗ってあげられなくてごめんね」って語りかけたくなるのです。。。
私のコペンは、私が4人目のオーナーで、11年目です。人間でいえば、高齢者。もっと、ご老体をいたわってあげないと。。。(といっても、走りは物凄く健康です。ボディだってめちゃめちゃピチピチしています)
Posted at 2014/11/19 17:46:01 | |
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コペン | 日記
2014年11月13日
引き続き、マニュアル運転に苦労しています。
シートポジションやステアリングの角度がなかなか決まらない感じです。自分の足が短いせいなのか?結構シートポジションを前の方へ固定して運転しているのですが、どうもハンドルを回すときに、肘がシートにぶつかってしまい、円滑なハンドリングと緊急回避動作が取りにくくなります。シートポジションを後ろに取り、シートを倒せば、肘当たりも低減し窮屈なステアリング動作にもならないですが、初心者がシートを倒すのは視界不良の元凶になるし、クラッチを最後まで踏み切れないし。。と。ハンドルチルトを使ってハンドルポジションを替えたりと苦慮していますが、中々難しいです。
シフトレバーも、シートポジが前方にあるせいか、シフトチェンジの挙動もぎこちなく。全体的に、ぎこちない感じで、中々理想のシートポジションを選択するのは難しいものですね。経験が如何せん不足しているので手探りです。
また、コペンのサイドミラーは、小さめなので、左側の縁石や車幅の感覚も掴みにくいです。これはカーショップで補助ミラーを購入して装着しようか考えています。
引き続きコペンのマニュアル操作に苦労しており、
エンストなども引き起こし、教習所の時と運転レベルがあまり代わっていないな。。と意気消沈して、車から離れようとしたとき、小学生の通学列と遭遇して、少年たちが「あの赤い車、かっこいいねー」と口々にはなしており、心の中でかなりテンションがあがりました。
クローズ状態より、オープンを見せてあげたいよ、
コペンの本当のボディの美しさはオープンにあるんだよと。
少年たちよ。車を見る目があるなと思いました。
あの時、屋根開閉シーンを見せれば良かったかな(笑)
ガンダムチックで、男の子なら間違いなくテンションあがるはず。
フェラーリやランボルギーニ、ロータスなどはかっこよくて当然だと思いますけど、失礼ながらコペンは軽自動車グレード。それでも少年達の目を奪うというのは素晴らしいことだと思います。CPが優れているというか。自分の目に狂いは無かったのだと思いました。
そんな自分も先日、真っ赤なマツダロードスターを公道で見つけて、思わず目で追ってしまいました。あの車は、鮮やかな色だと目を奪われます。個人的にはロータス・エリーゼ、RX-7,8、ホンダビート、最後期セリカ、mrs、光岡オロチ(笑)あたりは趣味の問題ですが「美しい車」だと思っています。最近では、アクセラ、アテンザなど。。マツダはデザインセンス優れているなと思います。
近年は、燃費競争に巻き込まれ実用性重視で軽ワゴン、ミニバンなどが隆盛ですが「美しい車」も淘汰されず、健在であってほしいです。
少年達にカッコヨイと思わせるような車種を沢山作り、少年達に夢を与え続ける事が、若者の車離れに歯止めをかける一つの鍵になるのではないかな?と思っています。今の若者達は、不況の中で堅実な生活をしている両親を見続けて、夢を抱かず、保守的になっているという意見もあるようですから、こういう時代こそ、鮮やかな車を蘇らせて、自動車業界も少年達に夢を与えて欲しいです。
コペンに一喜一憂する日々です。
Posted at 2014/11/13 09:26:44 | |
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コペン | 日記