
コペン@千葉広報係長のTAKAです。
自称高校野球ファン歴四半世紀以上です。
コペンで今回、千葉マリンスタジアムへ、高校野球千葉大会予選5回戦(ベスト16)を観戦に行きました。
高校野球ファンになったきっかけは、KKコンビブーム直後の87年あたりから、89年選抜のバンビ二世こと坂本投手擁する東邦高校と甘いマスクのスラッガーのちに巨人に行った元木擁する上宮高校の選抜決勝に感動して、以来、断続的ですが高校野球ファンです。
私自身、球技は苦手で、野球経験はないのですが、高校野球独特の雰囲気が大好きで、実技経験が全くないのに、野球知識だけはそこそこあるという変わり者です。
過去に何度か甲子園球場にも足を運んだことがあります。松阪投手の横浜高校がPLとの延長17回戦の死闘をテレビで見て、いてもたってもいられず、新幹線に飛び乗って、現地で直接ホテルを手配し(当時はインターネットはまだ普及していなかったので)、準決勝の明徳義塾と決勝の京都成章のノーヒットノーランの試合も観戦しました。
私は長い間東京都民だったので、東京の野球についてはそこそこ詳しかったのです。帝京、堀越、関東一、桜美林、創価、早実、二松學舍、都立雪谷、都立城東などを主軸として、世田谷学園、東京実業、第四商業、都立江戸川、第四商業などとにかく層が厚い地域でした。層が厚い故に、東東京ブロックと西東京ブロックにわかれています。
千葉に引っ越しまして、恥ずかしながら千葉の野球事情は全くと言っていいほどわかりませんでした。昔、準優勝を果たした銚子商業がピンときますが、すでに「古豪」といわれる印象で、今は勢力図がずいぶん変わったようです。
そんなわけで、一応、第一シード校から第三シードまでの千葉有力高校を頭にたたきこみながら、行き当たりばったりで幕張の千葉マリンスタジアムで向かいました。
なにかにつけて、私は幕張という街に縁があります。
まず、最初に、免許を交付してもらったのも、幕張でしたし、
頭がもやもやしたときに、決まってドライブで訪れる場所も、人影薄い
幕張海岸です。
で、今回も幕張のマリンスタジアムへ。。
今現在、海浜幕張のイオンが平日無期限で駐車場無料ということで、
勝手ながらこちらを拝借させてもらいました。
(さすがに、何も買い物をせず駐車場利用は気が引けたので、帰りに、イオンのカフェでお食事をして帰宅しました)
毎回お邪魔させてもらっている幕張イオン駐車場でコペンを停めて、千葉マリンスタジアムへ
私は第一試合の終盤から観戦して、第三試合まで観戦しました。
今回は5回戦(ベスト16で、次が準々決勝)。
個人的には高校野球はこのあたりから面白くなると思います。
5回戦、準々決勝が一番お買い得かなと思います。
というのも、準々決勝あたりまでは同じ球場で最大四試合やってくれるので、さすがに全部は気力的に観戦は難しいですが、ベスト16あたりに残ってくる高校は、相応の実力をもっているので、結構好カードというものが出てきます。
地方大会を含めて高校野球の生観戦は久しぶり。
入場口から入って、ゲートをくぐってそこから青空がのぞく瞬間。。。
僕はその雰囲気と空気が一番好きです。
両アルプススタンドから聞こえてくる、チアガール、応援団の声援とブラスバンドの応援。そして、金属バットの打球音。。胸が高鳴って、思わず夏が来たんだ!
と感慨深くなります。
ムムムッ。。
望遠レンズがやっぱりほしいところです。。。
高校野球の魅力は、やはり一度負けたら終わりの、
刹那的な感傷感が、僕の中であります。
小さい頃は、このお兄さんたち、試合に負けてなぜこんなに号泣しているんだろう!?なんて思っていましたが、
今、良い歳になって思うと、
密度が濃い10代の頃。
今よりも、3倍くらいは時間が長く感じられた。
あの時代に、3年弱。みっちりと練習した成果が試されるとき、
その一試合で決まるので、その重みの涙も共感できつつあります。
僕は、どちらかといえば、一人コツコツ受験勉強を頑張っていた学生タイプでした。
それはそれで悪くはなかったと自身思っていますが、
球児は、そんな僕よりもっと素晴らしいことを成し遂げているなと感じます。
炎天下でも耐え抜く、練習量、監督からの厳しい指導、仲間との連携。。
野球には大人になって、社会で必要とされる術がたくさん含まれていると感じます。
彼らは、大人になったとき、この野球の体験が間違いなく大きな糧になっていると思います。
いつしか、僕も、彼らより年上になり、気が付いたら彼らの二倍近い年齢を重ねてしまいましたが、今でも彼らの試合を観戦すると、年下とは解りつつも、妙にリスペクトの念を抱くのは不思議なものです。
一塁でも果敢にスライディングヘッド。
こんなに懸命になることは、大人になるとなかなかありません。
犠牲バント。
大人になると、相手を蹴落としたり、営利的な部分での競争社会や比較主義、世間体などにがんじがらめになりがちですが、
チームのために自らバントやフライで「犠牲」となる。それが嫌々ではなく、アウトになって帰還するときも満足の表情を浮かべている。。
野球には大切な社会のルールがたくさん含まれていると実感します。
第三試合の習志野×千葉敬愛の試合が個人的には楽しめました。
市立習志野高校のチアガールとブラスバンドのレベルの高さに度肝を抜かされました。ベスト16でこのノリもすごかった。アルプス全員が全力でぶつかっていました。
芝生の上の球児も必死だったけど、アルプスも全力投球。。。
この第三試合から、お客さんも急に増え、マリンスタジアムの2階席まで4割くらいは埋まっていました。ベスト16でこの集客とは、恐ろしい。。
どうやら、千葉県民の間では市立習志野高校は、非常に人気があるようで、私もこの応援にすっかり飲み込まれて習志野高校のファンになっていました。また少し千葉県民の濃度が上がってきたようです。
森林からのぞく千葉幕張海岸。
僕の好きな景色の一つです。
帰りの車の中では、
愛が一人ぼっち、青春、君がいなければ、情熱物語
などの、アニメタッチ主題歌を流しまくって余韻に浸りました。