2014年12月06日
今日も帰宅中、スポーツカーを公道で見ることはありませんでした。
私のコペンは、自宅庭に駐車しているので、外出するとき、帰宅するときは、必ず目に付きます。また、帰宅した時は特にリラックスした状態なので、玄関に入る前に2~3分。コペンの廻りをくるくる廻って、凝視するのが日課になっています。完全なうぬぼれなのですが、やっぱりかっこいいよ。スポーツカーは!って1人で物々心でつぶやきながら周回しています。特に、今日は、コペンが夕陽に当たって、あちこちギラギラ乱反射していてそれも素晴らしかったです。5層コーティングは伊達じゃありませんね。先日話したように、これだったら通りがかりの小学生達に、ボディを絶賛されただけのことはあると思います。
でも、なぜ皆、スポーツカーに乗らないのかな?と思います。今日は土曜日ですしね。AT車率が日本では98.5%くらいらしくて、スポーツカー購入する人の6~7割はMTを選択すると思うので、そうなると、3%程度のスポーツカー普及率なのかなと思います。私はこの値少ないと思います。たしかに、コペンやロードスターになると2シーターで、実用性が乏しいですが、86などは、4シートありますし、自分は独身なので、家庭を持った人の事情が理解しにくい部分もありますけど、自分のコペンだって、トランクはしっかりあるし、オープンにしなければ、ギターケースくらいは余裕で入りそうです。燃費にしても、自分の車は街のりで15km近くで悪くないです。
チャイルドシートが付けにくいなど色々事情があるでしょうけど、、
個人的にはスイスポはコスパに優れた素晴らしい車だと思います。スイフトがベースになっているので、ファミリーカーとしても使えるし。でも一級のスポーツカーですし。6速MT、エアロ、スポーツシート、エンジンチューニング、その他の特別仕様で160~170万で購入できるのですから。
もし、仮に自分が家庭を持っていたとしたら、ミニバンを購入せずに、スイスポあたりを必死で家族を説得して購入しますね。願わくば奥さんが限定免許だったら、限定解除代金をこちらで負担してでも限定解除してもらって、6MTを選ぶと思います。
そういう家庭の事情で、スポーツカーを諦める男性もいるようですが、一方で若者もかつてほど、スポーツカーに乗ることに興味が無いようですね。私は30代で、一つ違いの上に兄がいるのですが、兄やその友人は皆車好きがとても多かったです。兄はワンエイティー乗っていたし、その友人も、アンフィニRX7乗っているものもいたし、ファミリアGTR、スープラ、、皆、スポーツカーに乗って峠、サーキット、首都高などに繰り出していました。90年代のことです。兄に至っては当時、車が好きすぎて、ガソリンスタンドで働いていて、休日はサーキットや峠などに行っていました。
当時、父親がインテグラタイプRに乗っていて、兄の友人達が父親のインテRを試乗させてもらったところ、その乗り味とVTECの衝撃にやられて、兄の友人のうち3人もがインテRに乗り換えたという事さえあったようです。(当時の僕は車には無関心で免許さえありませんでした)。僕の世代30代が最後の世代かなぁ。とも思います。
景気が悪いせいで、若者がスポーツカーを好まない。という意見もありますが、私はそれについては少し懐疑的です。兄や兄の友人達にしても、新車でスポーツカーを購入したわけではなく、中古で50~100万くらいで、ローンなど組んで買った人が多いです。けして、若者では不可能な選択ではないと思うし、そう考えると若者を中心とした車に対する価値観が変異したのかなとも思います。
スポーツカー=燃費が悪い、実用性が無い。という意識があると思いますが、先に挙げたスイスポなどの例のように、そこそこ燃費も良いし、物も積めて、4~5シートあるスポーツカーだってあるわけですからね。もう少しスポーツカーが支持されてもよいのではないかなと思います。4~5シートあったら、それはスポーツカーじゃないだろ?とまた別の議論が起こりそうですが、ピュアスポーツでなくても、たとえスポーティーカーでも、スペシャリティカー(死語)でも、僕は大いに結構だと思うんですよね。人生には遊び心が必要なわけで、遊んだもんがちだと思うんです。車は、ただの道具、移動手段。それもそうかもしれないけど、そのような中でも、楽しめる余地があれば楽しみたいというライフスタイルの貪欲さは大切な気がします。その象徴たる車こそがスポーツカーだと思うのです。
スポーツカー持っていると、走らせなくても、庭においてあるだけで、物凄い所有感みたいなものに満たされます。もし僕が軽ワゴンやミニバンを選択したら、こういう感覚には至らなかっただろうなと思います。
付加価値として、スポーツカー購入という思い切った選択をすることで、生活に行動力が増したのもたしかです。車を操るということとはまた別の部分で。メンタリティーの部分です。車を使ってあれをやろう、これをやろうなどと色々空想したり、、私自身、今までこのような高い買い物をしたことがなかったし、後先のことを考えて買うときかなり躊躇しましたが、最後はもう勢いでした。でも、その勢いが結果的に、車に限らず、行動を起こすことをより能動的にし、生活を豊かに、そして思考もポジティブになっていることも実感します。
日本人気質というか、隣の家がミニバンだから、私もミニバン。みたいな、目立ちたくない精神が働いているのかなとも思います。黒や白の車の下取り価格が一番良いというのも、如何にも日本らしいといえば日本らしい。それが協調主義という日本の美徳を生み出し、今の日本の繁栄を築き上げているわけで、個人主義の欧米諸国とは違うのは当たり前といえば当たり前なのですが。。
まあ、私も今まで、どちらかといえば、長いものに巻かれまくっていきてはきましたが。
ただ、好きなもの、趣味に関しては、周囲に歩みを合わせる必要など無いと思うんですけどね。。。
最近の若い世代は、夢を見ることもあまりなくて、現実主義だという指摘も成されます。その信憑性は定かではありませんが、やはり殻を打ち破って、何かやると、今まで見えなかったことが見えてくるというのもたしかです。
Posted at 2014/12/06 16:56:28 | |
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スポーツカー | 日記