2015年01月30日
私が購入したコペンは、とても足回りが固く、たとえば減速を促すために設置される、凹凸が作られた道路でも「ドスンドスン」というかなりの衝撃を感じるほどの足回りの硬さ。これが、スポーツカーというものか。と魅力の一つと捉えていたのですが、どうやら誤解がかなり紛れ込んでいたようです。父親にコペンを貸してあげたところ、乗車した感想で、かなりこの車、サスペンションがヘタって来ているね。衝撃が強すぎる。との一言。アレレ、これパーツが劣化していたのか。。。という今まで勘違いの硬さだったのかと。かなり残念&不安な気持ちになりました。
10年落ちなら、サスのヘタリは仕方ない。との言葉。でいくらくらいするの?と聞けば、10万くらいかな。とのこと。あぁ。10万は安い買い物ではないなぁ。しばらくこの足回りで我慢しようと。。。ただ、タイヤは中古車買った時から既にクラックが入っていて、高速巡航には危険があるので、交換はせねばと思っている今日この頃です。やっぱり、車はお金かかるなぁ。と。
で、運転の方ですが、相変わらずサンデードライバーちっくになっていますが、それでも徐々に過度の緊張はほどけつつありまして、でその引換に生じてきたものといえばやっぱりスポーツカーを操る「楽しさ」なんですね。私は今まで、両サイドのウインドウを少しだけ真冬でも開ける習慣がありました。というのは、ちょうど今から一年ほど前、教習所に通っていた時期、送迎バスの運転手さんから、教官でもないのであんまりこういう指導はしちゃいけないのだけど、是非免許取って運転するようになったら、両サイドのウインドウ少しでも開けといてね。そうするとバイクの走行音が聞こえたりして、巻き込み事故防止にもなるから。
という教えを受け、ひたすら守っていました。
ですが、真冬どうしても寒いし、少しは慣れてきたし、窓完全に閉めて運転したらどんな感じなのかな?と思いやってみたら、これが思いのほか良くて。まず、密室なのでオーディオの音が良いし、かえって音がこもることで、エンジンの動静を感じることができ、よりストイックに運転に専念できるという印象を受けたのです。そして、ある程度の慣れも手伝って、ここに来て一気にコペンの操る楽しさを発見したのです。
「面白い!」これにつきます。
660ccというスポーツカーとしては非力なのですが、車を操る楽しさにパワーは必ずしも重要ではない。という事実を私に叩きつけてくれました。ゴーカートを操るような楽しさですね(ゴーカートを体験したことがない私がいうのもなんなんですが)、本当にキビキビ動いてくれる。
以前、ケータハムスーパーセブンを操った動画を見て、その人が「こんな楽しく30km走行を楽しめる車ないよ」と語っていましたが、そこまではいかなくとも、コペンにはそういう通ずる楽しさがあります。
ちょっとはめをはずして、交通量が少ないストレートを加速してみました。4速で、思いっきりアクセルを踏み込んでも、ほとんど加速しない。なんだ、この程度なのか、コペンは、と思いつつ。いや、まてよ、この状況で一段ギアを落としてアクセルを踏み込んだらどうなの?と思い、3速に落として踏み込んだ時の、加速感。きもちいぃ。。これだ。これだよ。。。思わず心の中で叫びました。
それぞれのギアには、最も加速を発揮するピーク速度というのがあるというのも体感しましたし、それは必ずしもエコ運転しているときのギア選択とは一致しないということも。それは、もう経験と慣れで、手探りで体に叩き込むしかないなと。
スポーツカー乗っている人達からすれば、そんな走行基本中の基本だと思われるでしょうけど、初心者には一段落として加速するというのも、立派な「技」というか、きもちいです。もちろん、こんな事は教習所では教えてくれませんでしたし。試行錯誤で、色々ギアやアクセルの加減を試して、相応なドライブを楽しみたいなと思っています。
とはいえ、ちょっとストレートを飛ばしているとき、右折してきた車両が出現。ブレーキを踏む場面も。。。やはり公道では、余裕があってもあまり無茶はタブーであると再認識。
Posted at 2015/01/30 20:46:43 | |
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