2015年12月01日
ここのところ、色々な場所でドライブをするうちに、
何が自分にとって最大限ドライブを楽しめるか。。
そういうスタイルを模索しつつ、自らの中で少しずつ確立されつつあるようです。
ここ最近、徐々にドライブの中で、屋根を開けてオープン走行を織り交ぜつつあるのもその一環であります。紆余曲折、試行錯誤で、貪欲に労力を惜しまずに、ドライブを楽しめる場所を探り当てていきたいと思っています。
私は千葉県でも東京寄りに在住しており、道路事情でいえば、劣悪なレベルでの交通渋滞に終始悩まされています。一方で、そこから30~40kmほど郊外へ離れると、交通状況はかなり緩和されてきます。ドライバーの気質としても、都市部だとやはり平日などは、せわしない人が多く、全般的にカリカリした状況ですが、郊外にでると比較的法定速度前後で、穏やかに交通が流れているので、ドライブの楽しさというのも県道レベルでもそこそこ体感できます。
その純度が最も高まるのが、個人的には更に外れて林道など、さらに登山道などをドライブすると非常に醍醐味を感じるようになりました。先日、初めてこの手の道に恐る恐るチャレンジしましたが(詳細については後日投稿)、急斜面があったり、ところどころ未舗装の砂利道があったり、みずたまりがあったり、草木が飛び出しいたりで、難儀もし、不安もありましたが、ドライブの面白味という点でいえば、私がコペンを所有して最も輝いていました。車幅は1.5さえないので、すれ違いは厳しいですが、そもそも車もほとんど通らないので、相対すれば、どちらかが路肩に譲って通してあげればいいことだし、トンネルや橋で相対すれば、どちらかが入口で待っていて通してあげればイイ、、、そういう経験を一つ一つクリアするうちに、むしろ前後左右の車に常に神経をしびらせる市街地ドライブより、全然楽しいではないか!と思いました。
何より、人目を気にするオープンドライバーの私は(視線が気になるのにオープンカー買うなよ!という話ですが)、人の視線が一切なく、木陰、お日様、川の水の匂い、木々のせせらぎ、ホトトギスの鳴き声。肌をなびく心地よい山風など自然と一体になって、オープンドライブを楽しめる林道、登山道ドライブこそが僕に趣向に合致しているのだと感じました。
他の交通があれば、その流れに合わせないといけないという心理が働き、そうそう周囲の景色を堪能できません。屋根オープンにして気が付くことは、走行中よりむしろ停車中の方が、鳥のさえずりや木々のざわめきなどを鋭く観察できるという点です。その点、林道や登山道は、交通がほとんどないので、時速20kmとか15kmくらいで、とろとろ走りながらじっくり自然を堪能しながらドライブできるのが素晴らしいと思います。
こういう道を走るにあたり、入り口で多少度胸が必要ですが、入ってしまえば何とかなるもので、登山道とはいえ、さすがに土がむき出しの完全な登山道というわけではなく、地元の軽トラが利用しているような最低限道路として成り立っている道を選べば、そう過度に不安を抱く必要もないと解りました。途中で厳しそうなら、切り替えして戻るのもまた一興です(笑)、目的地にたどり着いて絶景を眺めるもよしですが、その道程を楽しむのもまた良しだと思います。
崖とか少し怖いですが、市街地の交差点などの人的危険性に比べれば、安全であろう。という見方もできます。「落石注意」の看板は、もうオープンドライブにとっては運に任すしかありません(苦笑)
だいいち、リスクヘッジばかり考慮した生き方では楽しくありませんし、それいってしまえば、バイクは全て否定してしまうことになってしまうと思います。ある程度のリスクはあっても、やっぱりそれを上回る悦びがある。安全性能という点でいえば、オープンカーという車種は車の中で最低レベルでありますが、やはりそれを引き換えにする喜びは確かに存在しました。
それと、日本車で最も小さいであろうコペンという車が、このような林道の細い道でもすり抜けられるというメリットもあります。これは、もちろん購入時はこういう方向性に行くとも思わなかったので、思わぬ誤算です。こんな細い道はきついなぁ。。と思い、いざ写真を撮ろうと車から降りた時、自分が思っている以上にコペンと道路のスペースがあったりして、、未だ車両感覚がつかめていないのもありますが、自分が思っている以上にコペンは小粒な車だと実感します。よほど、「危ない」と自分の感覚で思っていても、すり抜けられるみたいな。。
また、二年目のドライバーとしても、林道登山道は、急峻な斜面やコーナーが連続したり、未舗装の道もあったりと(スポーティーカーのコペンにとっては、未舗装道路は少し可哀想ですが。。)、運転技術を磨くにも好適であったりもします。
そういう急峻な場所をドライブしても、燃料はさほど食わないのも意外で、むしろ日頃ストップアンドゴーばかりしている市街地のドライブよりはるかに燃費は良いようです。私のコペンは地元の千葉県市街地でどんなに頑張ってもリッター15kmを超えることはないのですが、先日房総南部の峠をかなり頑張って走ったのに、帰宅したら驚異のリッター21kmという前代未聞の燃費を叩きだし。如何に、郊外の道路はスムーズに流れ、私の地元の市街地はストップアンドゴーで燃料を浪費しているのか?ということを思い知らされました。同時に、林道では不慣れな坂道でギアの選択は正しいのか?半信半疑の手探りドライブでしたが、ある程度良好な燃費を出せたので、僕の峠ドライブも一応及第点は至ったのか。とも思います。
そういうわけで、オフの日は、気力体力が許せば、千円札2枚あれば十分に、山野のオープンドライブを楽しめそうです。あとは、長距離走行を日帰りでやる気力体力次第ですが。。。
地図にもガイドブックにも掲載されていないような林道や登山道を走破し、
自分の足で素晴らしい道路と景色を探り当てるのもドライブの楽しみ方だと、僕の中で一つの道しるべが確立されつつあります。
ヤフーマップで、思いっきりズームアップしないと表示されないような道は、ドライブしていて楽しい道だな。。という新たな発見ができました。
ジムニーあたりがやるべきドライブスタイルですが、
あえて真逆のコペンでやっているあたりが、不器用すぎますが。。
元来、登山が好きで、自然に親しむことに悦びを感じるタイプなので、このようなドライブスタイルにいずれ近づき、たどり着くのは自然だったのかもしれません。
Posted at 2015/12/01 05:45:55 | |
トラックバック(0) | 日記