車の免許こそ最近取得しましたが、それまで幼少期から今まで、かなりの鉄道ファンで歴は30年以上になります。兼ねてから興味があった千葉の小湊鉄道沿線をコペンで訪れてみたいと思っていて今回訪れました。
毎度の事ながら、私の地元である、千葉県西部東京近郊の渋滞は凄まじいものが有り、ここから脱出するのにかなり音を上げてしまいます。千葉市を過ぎるとだいぶ車が空いてきて、それは経験でわかっているので、安心できます。
国道297号、通称養老渓谷ラインは、非常に交通量も少なく、信号もほとんどない上、押しボタン式なので、常に60km以上で快走。これほどまでにスムーズに走れる事は普段の生活では考えられないので、嬉しいものです。前方に一台も車両が見当たらないという経験もこの時初めてして、前方に一台も車がない。自分のペースでドライブできる嬉しさ。視界を遮るものがないこと。これほど嬉しい事はありませんでした。思わず頬が緩みました。
が、天気予報で当初晴れだったはずが、次第に曇りになり、帰路につくときは、激しい雨になってしまい、天候が味方にならなかったのは残念でした。晴れか曇りかで旅のテンションはかなり変わってきますので。
小湊鉄道というのは、千葉、房総半島中部地域を横断するローカル私鉄鉄道で、かつては国鉄だったと思われます。東京から比較的近距離で美しい風景と懐かしい鉄道車両が味わえるということで、隠れた名スポットであり、数々のドラマにも登場した路線です。
私は、つぶさに各駅をコペンで巡っていましたが、ある駅のロータリーで停車したとき、「巡回交番」なる車両が止まっており、警察の方が私に話しかけてきて、色々小湊鉄道についての見所などを教えてくれました。どうやら、この地域は地方ということで、派出所さえないところなので、こうして定期的に車で移動交番を設置して一日で小湊鉄道の各駅を回っているだとか。私も旅の者です。去年免許とったばかりです。と自己紹介し、警察の方が、さっそく駅の端っこに佇んでいた私のコペンに興味を示し。すかさず。
知ってますとも
「コパン」ですよね。
という、極めて模範的な誤答をしてくれました。
なぜ、「コパン」という人があとを絶たないのか。。。
コパンという名前も可愛らしくて良いとは思いますけどね。
形は、コッペパンに見えなくも無いか。。。
じゃあ、コッペパンの短縮形でコパンか。。。
この際、もうどちらでもよいやと思い。
僕も、そうですよくご存知で、コパンです。
と応答しました。
警察の方と、僕とでコパンを取り囲む形で、なぜかコパン批評会が開催。
更にもうひとりの警察官の方が応援にかけつけ、
警察官×警察官×私
でコパンを取り囲むという奇妙な状態になりました。
別にコパンを皆で、尋問するつもりは、もちろんありません。
コパンにとってみれば、袋のねずみ状態。
警察の方が、コパンがあまりにピカピカな状態に驚かれ、
11年落ちの車であることに衝撃を受けていました。
私は、この日出かける前に、布巾でコパンを磨いていたのでそれが奏功したようです。コパンは、磨くと本当に本来のピカピカな状態にたちまち戻るから驚きです。
で、中を彼らは覗いて、すかさず、シフトレバーに関心を示し、
やはり、ミッション(注MTのこと)ですね。ミッションはやっぱり操っている感があって面白いですよ。私が若いころは、坂道発進で一ミリも後退せずに発進することが一つのステータスだったんだよ。ワッハッハッハッ。。。。
と、やはり古い方は、マニュアルの面白さをよくわかってらっしゃる。
それにしても、都会部の警察官と地方の警察官ではずいぶん温度差があるなとお思います。都会部ならきわめて事務的な応対が主であるのに対し、ここまで人情味があるのかと。。最後には、小港鉄道のガイドマップをご親切にいただきました。
一般的な、エコカーやミニバン、コンパクトカーではこういう風に警察官の方も興味は持たなかったかと思います。やはり、そこはコパンの個性の強さが際立っているのだと思われます。
一日で100km以上走行し、渋滞に巻き込まれたりで、実質5~6時間車に乗りっぱなしで、クラッチ疲れもかなりありましたが、これも良い経験でした。ドライブに対して耐性をどんどんつけて、もっと遠距離ドライブを敢行していきたいです。
今回のたびで、また一つローカル鉄道沿線を巡るドライブスタイルを一つ確立し、それも楽しみになってきました。
次回は、銚子電鉄、JR久留里線、成田線、千葉総武線、外房線なども興味あります。
今回の小港鉄道は、少し悔いが残ったので、また何度か来訪して、絶景ポイントを探っていきたく思います。
『動く機械」に惚れ込むのは男のロマンといえるでしょう。
女性には、なかなか理解はできない世界。
鉄道×スポーツカー。
僕にとっては、最強の趣味コンビネーションといえそうです。
↑↓磨くと輝きを取り戻す。空の色、雲の形まで鮮明に映しこむほどの尋常じゃないほどの光沢鏡面加工は素晴らしい。
↑30~60分に一本しかこないのを狙い撃ち。
「動く機械」が好きな者にとっては、夢のコラボです。
小港鉄道の下半身と私のコパンの色は瓜二つなのです。。。

Posted at 2015/03/25 19:26:39 | |
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