2015年04月06日
先日、ヤフーの航空写真地図を眺めて楽しんでいたところ、私の住む千葉にも意外と手つかずの自然地形、特に谷津と呼ばれるながらかな山岳地形が残されている事を知り、実際にそのような場所を走りたく思い、印旛沼とよばれる千葉では割合有名な沼があるのですが、そのあたりを走ってみました。
私は、土地勘がないこともあり、見知らぬ土地はもちろん、地元もナビに依存しきっています。今回、ナビで目的地をしっかり設定しておいたはずが、なぜかあさっての方向に設定されていて、おまけにナビが幹線道路を外れてなぜかどんどん深い小道に誘導していくという。。今までそんなことがなかったので私も素直にそれに従っていましたが、どんどん道が細くなり危機感を覚えてきました。
地方の道って走行していると気づくのですが「一方通行帯」という概念そのものがほとんどないですよね。東京近郊だといたるところに一方通行があるのですが、地方の小道は、都会の一方通行帯よりどう考えても道幅が狭いのに、制限がないので、実際対向車がきたらどう対処すればよいのだろう?という不安を抱きながらナビに従って運転いました。このナビ、バグってしまったのだろうか。。と。。
幸い、対向車は来ない閑散な裏道だったのですが、途中でとんでもない傾斜角の小道に入り込んでしまい、道が細すぎて切り返して、引き返すこともできず。傾斜角は、だぶん最大で60度くらいあったのではと。。。なんでこんなに険しい道作ったのか理解に苦しみました。これじゃロッククライミングかと。。
ヤバイヨヤバイヨと出川哲朗のように、ブツブツ口走りながら、2速で恐る恐るのぼっていたのですが、やがてコペンは重力に逆らえず力尽きて、エンスト→停止。この場面ではさすがに焦りました。傾斜角がものすごい上に。
普段から私は坂道発進はサイドブレーキを使わず、フットブレーキを即座に切り替えてクラッチつないで発進するのですが、今回ばかりは、凄まじい傾斜角でコペンが力尽きたので、苦手としているサイドブレーキ坂道発進を試みようと思ったのですが、もはやサイドブレーキを一番手前に引いても、重力でずりずり下がるほどの傾斜角で、この方法ももはや使えず。
教習所場内で練習した坂道発進が、傾斜角20度とかその程度で、次元が違いすぎて対処法が全く適用できませんでした。
開き直った私は、うぉおォォオオー。とばかりにアクセルを思いっきり更かして、フットブレーキ発進を強行。1速で6000~7000回転という爆音で、その坂を登りきりました。この発進が正しかったかどうかは定かではりませんが。。。その時クーラーをつけていたのですが、クーラーの排気口から、同時にキナ臭い臭いも一緒に出てきて、ちょっとコペンが心配になりました。
幹線道路を抜けて、裏道に入り、自然の中を走りたいと思うも、やはり小道があったり、坂道があったり、この先、これ以上進んだら何か嫌な予感がするというものが多発して、(たとえば、この先対向車が来たらすれ違えない、切り返して戻る余裕がない、砂利道が永遠と続いている、この先厳しい傾斜が続く等)ビビってしまい、その先に進めませんでした。ジムニーとかなら、逆にやってやろうという気持ちになるでしょうけど、コペンは完全にオンロードタイプの車ですから。
若葉マークとはいえ、ビビリな私は、当初描いていたような千葉の自然と親しむ事はできず、消化試合で印旛沼を一周して自宅に戻るのでした。
裏道は、なんだかんだでリスクがあるなと、今回の鬼の坂道発進で痛感しました。
でもでも。国道や県道ばかり走っていても、ダレテクルというか、本当のその土地の自然には出逢えないと思うのですね。かといって、国道県道から外れて裏道に入ると、以上のようにリスキーな状況に遭遇しやすいので、経験値が少ないとはいえ、中々ドライブは難しいものです。
みんカラのユーザーさんの中には、ツーリングページを主とする方もたくさんいて、「あてのない行き先」「絶景を求めて小道を走る」などの紹介もありますが、実際私がそれを真似しようとすると全くうまくいきません。経験と実力不足かも。
Posted at 2015/04/06 19:06:35 | |
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コペン | 日記
2015年04月04日
今年の桜シーズンはなんとも残念なことになりそうですね。
千葉県はこの先一週間晴れが無いという予報。
あくまで予報なので、未知数ではありますが、昨日から本日にかけて、物凄い暴風で咲き始めたばかりなのに、いきなり散り始めるという。。これほど桜にとって恨めしい天候は中々無いかと思います。
そんな中でも先日晴れ間をぬってお花見ドライブを敢行してきました。場所は千葉県の八街市という場所です。落花生で有名な千葉県の中でも特に生産に力を入れているところで、千葉県北半分のちょうど真ん中あたりに位置しているようです。自宅からは車で片道30kmほどの距離でした。それでもこのあたり一帯は、「谷津」と呼ばれる千葉県特有のなだらかな谷が形成されていて、非常にのどかな里山風景が点在しています。標高こそ100m程度のアップダウンなので、峠を攻めるような道はないですが、それこそコペンのような緩やかに流すオープンツーリングにはむしろ好適なのかもしれません。元々千葉県一帯はかつて海岸線が奥まで入り組んでいたようで、その侵食の名残がこうして谷津という形で豊かな自然が残されているようです。
そこでは、古くから地元の住人が土地活用し、主に田園として生かし、これからの季節は美しい田んぼ風景が展開されると思います。
千葉で桜の有名どころといえば、千葉公園や成田山の公園、柏公園などが挙げられると思いますが、八街市には「桜街道」という場所があるそうで。隠れた穴場スポットのようでそちらにドライブに行きました。残念なのがカメラに収めていたはずのメモリーカードをPCに挿入したままにしてしまったという痛恨のミスをしてしまい、写真はありません。。。
都市部ですと、美しいスポットがあっても、大抵車は侵入することはできず、遠い駐車場に止めることになるので、愛車×美しい風景。という写真は中々撮れませんが、今回は郊外でそれが叶うはずだったのに非常に無念です。
で、今回は暖かくなり、桜並木ということで、屋根を開けたい衝動を抑えきれず、初めてオープンで走行してみました。桜街道の距離はおそらく片道3~4km程度というところでしょうか。それをオープンで二往復ほどしました。交通量は少ないとは言え、初めてのオープンなので性格も作用して、恥ずかしさがあり、オープンカーの醍醐味というものを味わいきれなかった部分がありました。徐々に今後慣らしていけたらなと思います。
オープンにすると同じコペンでも、やは全く別物のクルマになってしまいましたね。むしろ、私は運転中より、路肩に停車してオープンでボーっとしていると、横からそよ風が侵入したり、鶯の鳴き声が聞こえてきたり、車を止めた時ほどオープンの個性を感じる事ができました。正味30分程度が今の私の限界でしたが。。
オープンにすると、コペンのエンジン音やタイヤが路面を蹴り上げる音なども聞こえてきて、また違う味を感じました。
それとですが、私はクラッチペダルを最後まで踏み切りたいという初心者ゆえの不安があってか、シートポジションを結構前にしています。コペンだとギザギザしながらシートポジションを前後に変えられると思いますが、私は前から4~5段階くらい、結構前です。正直、足が短いせいも大いにあると思います。しかし、これ。オープンにしたとき、シートを前にしすぎると、フロントウインドが全面に来すぎて、オープンの魅力を半減させてしまうような気がしました。無理をしてまでしなくても、多少シートの位置を後ろに設置したほうが、オープンの魅力を感じ取れる印象もありました。
埼玉の人たちは秩父や奥武蔵
神奈川の人たちは丹沢
東京の人達は奥多摩
など
峠を近場で楽しめるのは非常に羨ましく感じましたが、
千葉県民もこうして「谷津地形」で優雅なツーリングを期待できるような気も致します。ヤフー地図やグーグル地図で衛星写真画像を鳥瞰すると、意外と佐倉市、八街市、四街道市あたりには、緑豊かな谷津地形が形成されているようで、見ているだけでも楽しくなってくるし、このあたりをオープンツーリングするのも良さげだなと思います。
せっかく、オープンカー買ったのだから、クローズにして自分の空間に浸るのも素敵だけれど、
徐々に、オープンにも慣れてくれると良いのですが。。。
あ、あと、全然関係ない話題になりますが、コペンの対抗馬ホンダS660のホームページのぞいてみました。凄い性能ですね。軽自動車で6速MT(笑)。たしかに高速走行したいときは、コペンでも6速欲しいなと思うときあります。ミドシップエンジンですし、あらゆる箇所で細部の走りのこだわりが感じられて、S660は半端な車ではなさそうです。
Posted at 2015/04/04 20:56:20 | |
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コペン | 日記
2015年04月01日
以前ブログで記した幕張の海岸へ、再度コペンを走らせてきました。ナビでは30分でいけるはずが、1時間30分もかかってしまい、、、改めて千葉県西部の渋滞にはうんざりします。
今回は、前回海に訪れた時にふと思い立った、ギターケースを担いで参上しようと思い、実行してみました。私はギターも趣味の一つとしており、はじめたのが大学生の頃だったので、デビューは人より遅いと思います。とはいえ、15年以上にはなりそうです。かつてほど、ギターに対する情熱は低くなったものの、やはりギターの質感や抱えた時の安心感などは未だに魅力的だと思っています。ちなみに、私はエレキもかじった事がありますが(BzやBOΦWYなどのギタースコアをかじった程度)、アコギのインスト、クラシックギターよりの系統で、初めてかじったのが長渕剛。以降、彼のことですからスリーフィンガー奏法などのテクニカルな路線に傾倒しはじめて、以降クラシックギターとアコギのインストへ走り出しました。
ギターも部屋には沢山転がっています。それ以上に楽譜が大量にあり、既にソロ系の楽譜は数百冊を数えています。岡崎倫典さんの曲が特に好きです。他には押尾コータローさん、南澤大介さん、中川イサトさんなどのアコギインスト定番の楽譜だったり、クラシックギター楽譜も弾けなくても衝動的に買う癖があり、本棚にびっしりとあります。
アコースティックギター(通称アコギ)やクラシックギターというのは、表板の塗膜というのが非常に音色に関わってきて、それは薄ければ薄いほど良しとされています。それを何層も塗装していくのが本物のギターであり、ギターには量産品と手工品というものに大別され、手工品であると高価になり、それは同時にハンドメイドで塗装されていくことになります。
これは、4層コーティングをロボットによらずハンドメイドで施工されたコペンと共通するところだと思います。ギターは更にポリウレタン塗装、ラッカー塗装など色々な塗料があり、高級なギターになると巻貝の貝殻から抽出する塗料などがあったりもします。
塗膜の重ね塗りというのは、簡単なようでかなり手間暇がかかるようです。バイオリンのニスもそうですが、まずあらかじめ塗った塗膜が乾くのを待ってから次の塗膜をかけなくてはならないので、その繰り返しで膨大な時間がかかってしまうわけです。ギターというのは基本的に時間をかけるほど価格も上がる傾向があり、それは材料にも言えることで、何年あるいは何十年も寝かせた木材を使用したギターは100万を超える事はざらにあります。湿度をコントロールした空間で寝かせた木材を使用する高級ギターさえあるようです。ギターの製造家が信州などに好んで選ぶのも綺麗な空気、良質な木材を得やすい、湿度も適度にあるなどの条件を満たしているからだと思います。コペンの塗装も4層とは簡単に言うものの、おそらく、完全に乾かしきった後からの重ね塗りでしょうから、相当な手間暇をかけていると推察できます。
コペンもまた、大阪の特別な生産ラインで、選び抜かれたダイハツの職人によって作り上げられたという点では、ギターで言うところの「手工品」と言えるのではないでしょうか?軽自動車、普通自動車という垣根云々を超越した、質感の高さ、軽自動車にありがちな廉価なパーツや類似したパーツを全く使用しない、オリジナリティーと手作り感を醸し出していますので。。。
話は逸れましたが、今回持参したギターは、アリアのエレコードと呼ばれる廉価版のエレアコギターという、エレキとアコギの中間のようなギターです。エレアコはコンパクトなので、携帯性も比較的よく、フレットと呼ばれる指板が効果的に握りやすいカッタウェイと呼ばれるボディ形状をしているため、フィンガーピッキング系ソロ奏法には適しているのです。
しかし、そのギターケースをおもむろに持ち歩いてコペンに近づいたところ、どうやらトランクには収まりそうもなく、助手席に押し込みました。運転席からねじ込んだので、途中でサイドブレーキにぶつかりながらも、なんとか収まりました。。。改めてコペンは実用性は無いなぁと思うも。そんなコペンでも満足している自分は、相当なもの好きにも思えます。
そして、改めて人影まばらな千葉の幕張海岸で演奏してみましたが、ちょっと私の思惑とずれてしまいました。波の音でギターの音がかき消されてしまうという事実。ギターの指弾きだとストローク奏法に比べて音色は繊細なので尚更です。おまけに海風を想定していなかったので、ページがパラパラ勝手にめくれたり、紙が風で飛ばされたりで、、、
春の海というのは、シーズンとしてはベストだと思いましたが、少し想定外なところは残念でした。東京湾の海でも、春の日差しに照らされている風景はなかなか美しいもので、波の音そのものも聞いていて非常に癒されます。ただ、演奏しているときは楽譜とにらめっこなので、理想的には暗譜して、波を見ながらポロロンと演奏するのが良かったんだと痛感しました。
前回の鉄道趣味のネタもそうですが、自分の趣味と自分の愛車で絡めてコラボレーションをするというは、中々日常生活を刺激してくれて悪くない気がします。
結果、何かやってみて、今ひとつだったら、それもまた経験かなと思っています。少なくとも今までの僕は、思い描いていたところで、想像することで止まっていたのですから、とりあえず賽をふってから、動いてからそのあとを考えてみようという方向に動いてきたのは良い傾向だと思っています。
Posted at 2015/04/02 00:12:48 | |
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