メーターパネルに表示されるレンチマークについて

以前、124スパイダーの整備手帳でオイル交換リマインダー（レンチマーク）のリセット方法について記事を書いたのですが、他の方のオイル交換関係の記事を見ている中で、ちらほら掲載した方法ではレンチマークが消えないという記事を見かけていました。



その記事を見かけた当初は、自分の車は初期ロットのものだったこともあり、「途中のロットから仕様が変わったのかな？」くらいに思っていましが、最近、その方たちに自分とは異なる共通点がありそうなことに気が付きました。


その共通点とは、「定期点検のリマインダーをONにしている」ということです。
自分の場合、定期点検は車屋から通知が来るため、定期点検リマインダーはOFFにしていました。
定期点検リマインダーをオンにしていることで、レンチマークの表示やリセットに何らかの違いが生じていると考えられます。
そこで、さっそく自分の車で検証することとしました。



まず、現状では、レンチマークは表示されていません。





定期点検のリマインダーをONにしていきます。
まずは、アプリケーションのメンテナンスから…





「定期点検」を選択します。





「設定」にチェックが入っていないので、選択するとONになります。





ONにすると、定期点検時期のリマインド表示が表示され、メーターパネルにレンチマークが表示されました。
どうやらリマインダーをOFFにしていても、内部で必要なデータは記録されているようですね。







当初はONにした状態で、オイル交換のリマインダーが起動したときにアクセルペダルでリセットできるかを検証したかったのですが、せっかくなので、定期点検のリマインド表示がアクセルペダルでリセットできるかを確認することとしました。


早速、メインスイッチをONにしなおして、アクセルペダルを3回踏み込みます。









はい、消えません。


何回かやっても消えなかったので、「リセット」項目を選択してレンチマークを消しました。







今回の検証では、少なくとも定期点検のリマインド表示はアクセルペダルの操作で消せないことが分かりました。



ということは、アクセルペダルの操作でオイル交換のリマインド表示が消えないと困っていた方は、もしかするとオイル交換ではなく定期点検のリマインド表示が出ていたのかもしれません。



一方、定期点検リマインダーをONにした状態でオイル交換のリマインド表示のリセット方法がどうなるかは確認できていませんが、面倒なので検証はしません。


とりあえず、オイル交換リマインダーも定期点検リマインダーも同じレンチマークが表示され、かつマークだけでは判別できなことが分かりました。



自分のようにディーラーで車を購入しつつオイル交換は自分でやる方については、定期点検の案内はディーラーから来ると思うので、定期点検リマインダーをOFFにしておいたほうがややこしくないかもしれませんね。